教師がWEBデザインスクールに入学してみた。(前編)
中学校の教員をしている私ですが、WEBデザインスクールに入ってから3ヶ月が経とうとしています。
6ヶ月のカリキュラムなので、あと3ヶ月。
もうすぐ折り返しなので、ここまでの振り返りをしてみようと思います!
スクールに入ったきっかけ
そもそも教員やっているのになんでスクール?教員辞めるの?
と思われるかもしれませんが、それは話すと長くなりそうなので別の機会に。(笑)
私が興味あるのは「webライティング」「webデザイン」「動画制作」あたり。
どれも興味のあることなのでどれでもよかったのだけど、難しかったのは何を学ぶかよりも「どこで学ぶか」「どうやって学ぶか」を決めるまでだったなと思います。
ネットやSNSには情報が溢れすぎて、何を信じていいかわからない状態。
そんなときに、地域のWEB制作会社がWEBデザインスクールを運営していることを知り、スクールの方に何度もメールや対面で話を聞いて、「地域の企業という安心感」「対面授業があれば挫折しないで仲間と切磋琢磨して学べそう!」「デザインはどんなことにも生かせる!」という理由から通うことに決めました!
学んでいること
私の通うスクールでは、最後の3か月、卒業制作としてホームページを作ります。
そこをゴールとして、必要な知識やツールの使い方をインプットしていきます。
デザインやWEB制作の基礎知識
Illustrator、Photoshopでロゴ、バナー、名刺デザイン制作(ここは思ったよりさらーっとだった)
AdobeXDでワイヤーフレームを作る(WEBサイトの設計図をグレースケールで作る)
AdobeXDでデザインカンプを作る(WEBサイトの見た目のデザインを作る)
AdobeDreamWeaverでHTMLとCSSのコーディング、WEBサイトの動きを作る
ここまでに動画や対面授業で習ったのはこんなところです。
動画でインプットしながら、対面授業にも出かけ、週に1回課題の提出もしています。
(思った以上にペースが速くて、仕事の繁忙期だった10~11月は心が折れるかと思った、、。)
学んでみて
結論、学ぶことそのものは本当に楽しくて仕方ない!
私はcanvaを仕事で使うことが多くて、はじめは「デザインを自分で作れたら楽しいだろうな~」と思っていたんだけど、意外といま一番楽しいのはコーディング。
コーディングは苦手意識を持つ人が多いと聞いていたけど、私は自分の入力したコードで少しずつWEBサイトっぽくなっていくのがとても楽しいな~と感じます。
多分、デザインって終わりがないけど、コーディングはある程度正解があるというか、論理的に進めていく面もあるというか。
「これでよし!」「できた!」みたいな達成感を味わいやすいのが、自分の性に合っているのだろうと思います。
あとデザイナーさんって、身のまわりのポスターとかロゴ見つけると自然と余白とかフォントとか気になるらしいですよね。
私はホームページ見たときに「これどうやって動かしてんだろ?」って思ったり、{ とか<の記号を見つけると「あ、コーディング!」ってなるので笑、そういうふとしたときにも「自分コーディング楽しんでるなあ」と感じています!
働きながら、ママをしながら学ぶ葛藤
動画授業を日々スキマ時間で進める(5時には起床して取り組んでいる)
月2回対面授業に行く(車で往復3時間くらい)
対面授業で出た課題に取り組んで提出(週1回くらい)
教師の仕事をしながら、2歳児の育児をしながら、このハードなカリキュラム、、
覚悟して入学したとはいえ、やはり結構しんどいです。
夫に2歳の子供を預けても、だらだらスマホの時間を削っても、生み出せる時間は限られていて、しかも毎日同じように時間が取れるとも限らなくて。
だから授業を完全に消化することはできていないし、本当はもっとアウトプットに時間をかけたいけどその余裕もなく、本当はもっと時間をかけて課題に取り組んで提出したいけどなかなかそれも難しく、忘れたことを復習する時間も必要最低限、ぽつぽつとできる程度です。
フルタイムワーママが、日々十分な勉強時間を確保することは難しいですし、それを細く長く続けることはもっと難しいと感じています。
ただ、私がスクールに入ったときの一番の目標は、健康にこの6か月を乗り切ること。
よく息子の風邪をもらっていたのになぜかこの3か月は風邪も引かず、心はむしろ健康になったな、と思うくらいです。
つまり、常に授業や課題に追われてひーひー言っているし疲れているけど、大充実しています!
職場や家のほかに頑張れる場所があるというのは、やっぱり人を強くするんだなあと再認識したのでした。
(ただし、肩こり、眼精疲労、抜け毛はものすごく酷くなっている。涙)
おわりに ~いち教員としての夢~
最後は教育者として。
私はこれからどんな職業についても、どんな環境にいても、常に学び続ける人でありたい!
私の生徒には、私の背中を見て「学ぶことはしんどいんじゃなくて、もしかしたら楽しいのかも!」と思ってもらいたい!!
いま学んでいることが、これから先何にどう繋がっていくか全くわかりません。
それでも、新しい自分に出会えただけでも価値は大きいし、面白いと思ったことはどんどん投資して学びたい。
すぐに結果に繋がらなくても、人生無駄なことはない!と信じています。
職場に大っぴらに言えることでもないので、生徒も私がスクールに通っていることなんて知りません。
でも本当はしゃべりたくて仕方がないんです。
私が何を学んでいて、どんな発見があって、どんな苦労があって、どんなに楽しんでいるか。
学ぶって、本来やらされるものじゃないこと。
5教科とか9教科とか、そういうことだけじゃないんだってことを。
(人の心を動かせるのは、自分の実体験だとも思うので。)
全員が勉強が得意、勉強が好きになるのは無理だとしても、彼らがこれから先「何かを始めたい」「何かに興味が湧いた」と思った人生の岐路で、勉強を理由に諦めることが少しでも減るようにしてあげたいな、というのが私の一番の願いです。
勉強アレルギーを薄めたいし、できるだけ作らないようにしたい。
でもこれが難しいんだなー、私の教科、数学だから(笑)
だから教科を超えて、いろんな場面で行動で見せられるような大人でいたい。
ビリギャルの坪田先生が、「教育の本質は憧れ」と言っていました。本当にそうだなと。
いつか「先生に憧れて○○しています!」と言われる日が来るといいなあ。泣いちゃうなあ。
また卒業の頃、(後編)を更新してみようと思います。
どんな自分に出会えているか、とても楽しみ。
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