肯定されること

私は自己紹介部分に書いてある通り、鬱と適応障害の治療中なんですが、こんな私をまるごと肯定しながら治療に付き合ってくれる医者でもなんでもない人がいます。


その人は私の婚約者なのですが、私には考えられないほど努力してる人でした。

そのおかげで私の病気への理解も深く、私の両親よりもずっと私個人について理解しようとしてくれています。初noteは婚約者にしてもらった肯定と最近の話。


元々自己肯定感が低く、何をやっていても事務仕事以外に自信が持てない人間でした。

一通りのことが人並みにできないといけないと思い込み、できて当然だと信じて生きてきました。掃除、洗濯、料理などの生活に関わること、事務仕事に関わる必要な技能等。当たり前だと。その考え方を変えようとしてくれているのが婚約者です。

正直に言うと、自殺願望や自傷願望もまだあります。薬を変に飲み合わせて病院に運ばれて入院でもしてしまいたい気持ちを抑えてくれているのが婚約者です。

まだこれから結婚する予定なのに、今からもっと楽しい人生が待っているかもしれないのにと、踏みとどめさせているのが婚約者です。

本当は楽しくなくて、お金や病気のことで苦労ばっかりで辛い人生かもしれないのに、その時になってみないとわからないし、幸せになりたいから一緒に居たいと言われます。

私という存在事態が、婚約者を幸せにするのだと、婚約者が言うのです。

私が生きて、婚約者の側にいるだけで良い。それが二人で笑って暮らせるものなら、もっと良いよねと。

生きていて良いと、生きていて欲しいと言われました。あなたが悩んで死ぬ原因になるなら自分が死ぬとまで。そうまで自分が死ぬことを否定されて、生きていることを真正面から肯定されたのは初めてでした。

妹からは「兄弟と思ったことは一度もない」と言われ、(妹とは和解済)つい最近では母親から「そんな子ならいらない、家族じゃない」とまで言われた人間です。女難の相が出てそうですね。

父からは否定もされませんでしたがはっきりとした肯定もされませんでした。大人なんだから好きに生きなさいと。

そんな中、婚約者からだけははっきりとした肯定の言葉を貰いました。生きないわけにはいきません。

家事ができてなくても「そういう時もあるよね」「自分もできない時の方が多いから気にしなくていいよ」「あなたができない時は自分がやる。二人で暮らすんだよ?」と。

婚約者は様々な仕事を転々としていた経験もあって、仕事に関しても辛い時の愚痴からくる「転職」という言葉にも否定しませんでした。

「どうしてもあなたが辛くて生きていけないと思うくらいなら自分が養うから、今の仕事にそこまでの負担を感じるなら辞めたって良い」

この言葉と、もうひとつ大事な言葉があるのですが、それは今回は置いておくとして、その言葉たちのおかげで、今の仕事は辞めずに、上司に相談してみるなどの行動が取れるようになりました。

今の会社では正社員ですし、現在の辛い状況におかれるより以前から目標にしていたことがあって、それを実現させたいというのもあります。

そのためにできることを、と、現状の報告と相談を上司にしてみたところ、上司からも自分のやろうとしていることを肯定してもらい、仕事に関して自分が思っていた以上の良い評価をいただきました。その相談をさせてもらった部屋で泣いてしまうほど嬉しかったです。

上司からは、きっと対処するから少しの間待って欲しいと言われました。期限までつけてくれました。

現状仕事の知識が他のベテランの方々に比べて少な過ぎるという不安ばかりで萎縮していた気持ちがとても楽になりました。

肯定されることで、こんなに早く気持ちが楽になるなんて、今までは知りませんでした。

他の人に言わせれば大したことはないのかもしれません。他の人の言い方だと、成功体験と言うやつかもしれません。とにかく、自分の欲しかった言葉や経験が積み重なっていく気がしました。


支離滅裂になってきた気がするのでまとめると、今まで否定されることが多かった人は、私のように小さなことでも肯定されることで救われるんじゃないかということ。

周りにそんな気がしている人がいれば、少しでも肯定してあげて欲しいということ。

それだけで、見えてる世界が少しずつ変わるんじゃないかなと思いました。