2024シーズン陣容予測
みなさまこんばんは。
だいぶお久しぶりの投稿になりました。
仕事が忙し過ぎて全然ベルマーレの記事を書く暇がありませんでした(笑)
とりあえず今回は新シーズンの開幕が近づいてるのもあって、ざっくりと陣容予測をしたいかなと思います。
基本の布陣はこの2、3年でベースとなっている1-3-1-4-2システムでお話します。
ゴールキーパー
今季も1stチョイスとなりうるのは現役の韓国代表で、JリーグNo.1のショットストッパーと言っても過言ではない ソン ボムグン。
先月から行われているアジアカップにおいて韓国代表が準決勝まで進んだ影響もあって合流は遅れているものの、今季もボムグンを中心にキーパー陣は動くものと予想している。
昨季のボムグン不在時に大きな存在感を発揮し、リーグ月間MVPを受賞するほどの高い安定感を披露した富居大樹、ボムグン·富居の不在時に両足を攣りながらもリーグ戦で勝利をもたらした馬渡洋樹の2人が次点で続く。
また、JFLや地域リーグで社会人経験を体感したアカデミー出身の真田幸太が4年ぶりにベルマーレに復帰したので、前述の3人を日頃の練習から突き動かせるかどうかが鍵となりそうだ。
センターバック
続いて最終ライン。
中心となりうるのは、昨年の夏に鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入するやいなや、チームの守備に高さと強さをもたらしたキムミンテ。
良くも悪くも大人しさが目立つチームに熱き闘魂を注入し、サポーターのハートもがっちりと掴んでみせた。
完全移籍を果たしたことで3バックの真ん中はより不動の位置となることに。
3バックの右は昨年の終盤戦に存在感を発揮した大岩一貴、大卒ルーキーながら既に特別指定選手としてインパクトを残した髙橋直也、選手会長の舘幸希の争いになりそう。
昨年の感じを見ると大岩でも良さげな感じはするが、ミンテに不測の事態が起きたりすると真ん中を出来る選手が更に限られてしまうので、大岩をそこまで無理に出ずっぱりにしなくても良いのかなとは思う。
逆に、昨年の特別指定選手の段階で大きな可能性を見せた髙橋を3バックの右で開幕から抜擢しても、問題はないのかなと。
かつて同じ位置で躍動していた遠藤航、山根視来のように自ら持ち上がって攻撃の起点となりながら、守備でも跳ね返す強さを身につければかなり面白い存在になれるはずだ。
一方で、3バックの左はサポーターからの信頼が分厚い大野和成が外せないだろう。
若手枠という点では松村晟怜の台頭を楽しみにしたいところではあるが、昨シーズンに負った怪我の回復具合がどの程度回復するか、そのあたりの時期も気にしておきたい。
アンカー
一番に起用されそうなのは、名実共にクラブの顔になりそうな田中聡だろう。
昨シーズンの途中に海外挑戦から戻ってきた形となったが、持ち前のボールハント能力と随所での閃きの質の高さは健在だった。
次点で続きそうなのはガンバ大阪からの期限付き移籍が完全移籍に移行した奥野耕平。
人に強く行ける田中聡とは対象的に、スペースを埋めたりするのが得意なので、アンカー適性自体は高い選手ではあるが、チームの調子が上がらない時期に出場機会を伸ばしたのが仇となって、良いイメージがあまり残せなかった印象があるので、今季はそれを払拭したいところ。
今季もサイドボランチでの兼任もありそうな天才肌のパサー茨田陽生、最終ラインでの起用が減れば舘幸希のコンバートももしかしたら見られるのかもしれない。
サイドボランチ
アンカーの両脇というより、少し斜め前に位置する中盤の選手たち。
サイドボランチの右での定位置争いになりそうなのは、アイデアマンの小野瀬康介と、リンクマンの池田昌生の2人。
小野瀬は前半戦で、池田は後半戦でそれぞれ活躍を見せ、一定以上のクオリティをタイミングよく出していけばチームの得点、はては勝利に導いていけるところを証明してみせた。
不安要素でいえば、体力的にも頭脳的にもかなりの負荷がかかるポジションなので、理想は2人ともメンバー入りできることが一番良い。
小野瀬も池田もそれぞれ負傷離脱した時期があって、その時は結果も内容もより浮き沈みが激しいことが続いたので、五体満足な状況を保てるのが望ましい。
サイドボランチの左のの1stチョイスはパリ五輪の出場を目指す平岡大陽だろう。
年間を通しての継続力に課題はあるが、攻守両面に絡めるタフさと、フィニッシュワークにも顔を出せる器用さはチームでも屈指。
平岡の座を脅かしたいのは未完の天才である山田直輝と、本格ブレイクの予感漂う大型ボランチの鈴木淳之介の2人か。
経験豊富な山田が昨季の低調ぶりを取り返すパフォーマンスを見せるか、ポテンシャル抜群の鈴木淳がベルマーレの中盤に新たなリズムをもたらして一気に成長速度を上げていくのか、大いに見守っていきたい。
ウイングバック
小学校の頃からベルマーレ一筋で、サポーターからも一目置かれていた石原広教が去ったが、右ウイングバックとして年間を通して高い質を保てそうな鈴木雄斗(ラルフ)を昇格組のジュビロ磐田から引き抜いた。
磐田との契約が残っていても獲得に動いたということなので、クラブからの高い期待度が伺える。
ラルフが右ウイングバックの1stチョイスになる可能性が高いので、チーム在籍最年長の岡本拓也を常に控えさせることが出来ればベルマーレの右サイドは安泰だ。
左のウイングバックは、こちらも名実共にクラブの顔になるであろう杉岡大暉の不動の地位は揺るがない。
かつての高山薫、菊池大介のように、怪我や出場停止になったり、最終ラインでの起用などがない限りは杉岡一択となることが多くなると予想される。
なお、ラルフと杉岡の2人がウイングバックのファーストチョイスになりそうな理由については、こちらの記事を読んでいただけると、理解が深まるのかなと思います!
杉岡に負けじと、ルーキーイヤーの昨季はあまりインパクトを残せなかった吉田新がメンバー争いにどう食い込むかも注目だ。
さらに、左右両サイドを兼任できる選手という意味では、石原広教の背番号3を引き継いだ畑大雅がどのように試合に絡んでいけるのかにもかかってくる。
他クラブからのオファーを断って残留を決めた報道もあったので、本人の意思も強いはず。
その心持ちを是非ピッチの上で遺憾なく発揮してほしい。
フォワード
昨季のチーム得点王の大橋祐紀が居なくなってしまったが、その大橋の変わりとして日本でのキャリアも長いルキアンをアビスパ福岡から獲得した。
サイズもフィジカルも申し分なく、日本サッカーへの適応も問題はないように見えるし、得点を量産していた磐田時代のチームメイトでもあるラルフとのコンビはかなり期待していいものだろう。
ルキアンが前線の軸となることが予想されるので、そのパートナー候補が大事になってくるが、昨年の終盤戦でハイパフォーマンスを披露し続けた阿部浩之の名前がまず挙がる。
前線から中盤まで幅広く動き回り、リンクマンともフリーマンとも取れる変幻自在のプレーで相手を撹乱し、ベテランならではの巧みで飄々とした振る舞いが見られれば、自ずとチャンスシーンは増えそうだ。
ルキアン、阿部に殴り込みをかけるのは、新たなトップスコアラー候補として実力と名をあげたい鈴木章斗、チーム随一のワンタッチゴーラーになれそうなディサロ燦シルヴァーノ(レレ)、昨年の夏にJ3で見せた活躍が認められて、野心を上手いこと表現していたスピードスターの福田翔生、昨年は2種登録選手でありながら少ない出場機会で唯一無二の天才的なセンスと可能性を感じさせた石井久継、栃木での1年半の修行を経て大怪我からの復活·成り上がりを目指す根本凌の5人。
目に見える結果を残して、自分もチームも大いに助けられるエゴイストは誰になるのか、楽しみにしたい。
とりあえず、駆け足になりましたが、こんな感じで。笑
あと2週間、開幕が楽しみですね!