神社できちんと神様にご挨拶をしたい!!
こんにちは。
稲田紗弓です。
前回の記事では「パワースポットって何だろう?」という疑問について考えてみたことをまとめてみました。
世界中にパワースポットと考えられている場所が多くありますが、日本には神社仏閣や自然の中に多くあります。
今回は神社仏閣の中でも特に神社がパワースポットと言われることが多いことから正しい参拝の方法についてまとめてみようと思います。
神社ってなんだ?
小さい頃から神社やお寺は至る所にあるので、挨拶に行く場所という認識でしかなかったのですが、「パワースポット」という言葉が当たり前に使われるようになってから、神様に挨拶に行っていたんだな…と知りました。
神社は神道(日本固有の宗教)の信仰で神々を祀るための建築物や祭祀儀礼や信仰の組織そのものを指す言葉でもあります。
どんなところへ行っても大小にかかわらず神社があるので私たち日本人が神様たちを身近な存在として認識していた事が分かりますよね。
神社への参拝の方法
神様がいらっしゃる場所へお参りに行くので、まずは心が穏やかなタイミングに行くのが良いのかなと思います。
鳥居前で一礼
神社を訪れた際にまず目にするのが鳥居ですよね。
鳥居の中は神域と呼ばれているので、騒がしくしたりふざけたりする場所ではない事を念頭に置いてお参りするのが良いと思います。
神様のいらっしゃる場所にお邪魔させてもらうので、鳥居の前で一礼をしてから神域に踏み込みます。
ちなみにここでは深くお辞儀をするというよりは軽く会釈程度でも問題ないそうです。
鳥居をくぐると参道を歩きますが、参道の中央は神様が通る道と考えられているので端を歩くと神様への尊敬の念を表すとされていますので、周りに人がいない場合はゆっくりと端を歩くと良いかと思います。
手水舎で手と口を水で洗う
鳥居から本殿や拝殿の間に手水舎があるので、ここで手と口をキレイにします。
※現状は手水舎の利用を停止している神社もあります。
以前は柄杓を使っていましたが、現在は手水舎に柄杓があるところは少なく、流れている水で静かに手を洗い流し、口は水を唇に当てて軽く湿らせる程度にします。最後にもう一度手を洗い流して終わりです。
不用意に飛沫を飛ばさないようにすることで自分も他の人も心地よく参拝できるようにしたいですね。
お賽銭をお賽銭箱に入れる
参道を進んでいくと本殿や拝殿の前にお賽銭箱がありますので、静かに前に立ってお賽銭を入れます。
このお賽銭は神様への感謝を表すためのものなので、お願い事を叶えてもらうためのものではありませんので、金額はあまり関係ないと考えて良いそうです。
また持ち合わせがない事もあると思いますが、お賽銭は気持ちを表す一つの手段なので、必ずしもお賽銭を入れなければいけない、というわけでは無いそうです。
とにかく参拝は気持ちが一番大切なので、感謝の気持ちをしっかりと神様へお伝えできればいいと思います。
お祈りをする
お賽銭を入れた後は鈴がある場所なら鈴を鳴らしてからお祈りをします。
お祈りの作法ですが、一般的には「二礼二拍手一礼」と言われていますが、場所によっては礼の数や拍手の数が異なります。
二礼二拍手一礼とは違う場合はお賽銭箱の近くに参拝方法が書かれている事が多いので確認して行うと良いと思います。
基本的に神社の参拝は神様への感謝を伝える為のものなので、所作もそれに準じたものが良いかと思います。
ちなみにお願いごとをしたい時には「~してください」や「叶いますように」よりは「これから〇〇をします」と断定した方がいいと聞いたことがあります。
例えば、受験や就職に関してだったら「第一志望に必ず合格します」という風に神様にお伝えして、決意表明をするようにします。
これは挑戦するのはあくまでも自分であって、それを神様に見守っていてもらえると頑張れます、といった感じですね。
本殿への参拝が終わったら、摂社や末社を巡っていきます。
お守りやおみくじを購入
全ての参拝が終わったらお守りやおみくじを購入します。
何度もお伝えしていますが神社へは神様へのご挨拶や感謝を伝えるために訪れるので、お守りやおみくじが欲しくても先にご挨拶を済ませてから購入するのが良いと思います。
御朱印帳への記帳も神様へのご挨拶が終わってからお願いするのが望ましいと思います。
帰り際も鳥居で一礼
帰る際も参道は真ん中を避けて端を歩いて、鳥居をくぐったら振り返って一礼をします。
神様のいらっしゃる場所にお邪魔させてもらったことへの感謝の気持ちを一礼にこめて行います。
神社参拝は心地よく
神社へ参拝に行くのは日頃の感謝を伝えに行くのとお願いごとがある時に決意表明の為に訪れる事があるのですが、決意表明をするためには自分と向き合う時間を少なからず持つことになりますよね。
今日は神様にこれを伝えるんだ!と思って参拝する事は自分の気持ちを引き締めることにもなりますし、見守ってもらえていると日々の勇気にもつながるように思います。
だからこそ、作法を守ることで自分だけでなくその時その神社に居合わせた他の人も心地よく参拝が出来ると良いなと思っています。