『この本を読みました』シリーズ2025年1月①
股関節の痛みと悩みが消える本
宇都宮 啓先生(整形外科医 医学博士)
日東書院:2024年
☆日本人特有の課題である寛骨臼形成不全
寛骨臼形成不全はアメリカで0.01%に対して日本では7~15%というデータがあり、欧米人よりアジア人、特に日本人に多い発育不全です。
発生時期は40~50代が多く、年齢とともに軟骨がすり減って「変形性股関節症」に至る可能性が高くなります。寛骨臼形成不全の方は、腸腰筋をしっかり使えるようにして股関節を安定させることが大事です。
☆腸腰筋の解剖をご紹介
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腸腰筋は大腰筋+腸骨筋を合わせて腸腰筋と呼びます。
詳細を確認したい方は、
をご覧いただき、ご確認してください!
☆股関節 腸腰筋の賦活とストレッチを実践
●腸腰筋のスイッチをオン
ゲットアップクロス①通常
●腸腰筋を伸ばし股関節の痛みを緩和
腸腰筋のストレッチ
感想
Hip3はリハビリの臨床上、股関節痛で悩む患者さんだけでなく、腰痛や膝痛で悩む患者さんにも応用できると考え、実際にやってもらっています。宇都宮先生を知ったきっかけは、以前にオンラインでご講義を拝聴し、股関節にも腱板筋があり、肩関節同様に股関節も腱板筋を鍛える事が大切だという事を学びました。それから今回の本が出版され、SNSで確認するやいなや購入し、拝読し、今回の投稿に至りました。今後も患者さんが股関節の悩みから解放されるための一助となれるように、宇都宮先生の本やYouTubeを参考に精進したいと思います。
次回は1/29㈬ アスリートのための解剖学について報告します。