勝利至上主義
部活動の地域移行や、活動そのものの在り方を論ずる際にキーワードの如く聞かれる言葉。
『勝利至上主義』
大抵の場合、悪いこととして取り扱われる。
しかしながら小生、この『勝利至上主義』って言葉、そんなに悪いことだろうかと思っている。
『勝利至上主義』の意味合いは相手に勝つことを絶対的な目標とする価値観である。
そう考えること自体に何の問題もないと思ってます。競技には勝敗が付きものです。選手を敗者にする為に指導する者はおらんと思うし、選手だって試合は勝つつもりで臨むのが自然だと思います。
よく言われるのが、行き過ぎた『勝利至上主義』が体罰や暴言、オーバーワークによる故障などの温床になってるってこと。
行き過ぎた『勝利至上主義』がダメなのであって…
行き過ぎない『勝利至上主義』は問題無いんじゃないでしょうか?
『勝利至上主義』を悪とするのなら、その逆は何になるんでしょうか?
『勝利至上主義』の対義語って何?
国語に詳しい方がおられたら御教授下さい。以下は私の勝手な解釈。
『勝利』の対義語は『敗北』
『至上』の対義語は『最低』
『勝利至上主義』の対義語は
『敗北最低主義』になるのか?
敗北は一番悪いことってこと?
不思議なもんで対義語にしたつもりが『勝利至上主義』と意味合いは変わらなくなるんですね。
私の自論だと『勝利至上主義』に対義語は無いってことです。悪意を持って使えば悪い意味で使えるんでしょうけど私的にはそうは思わないです。
先に書いた行き過ぎた『勝利至上主義』による体罰や暴言、オーバーワークによる故障…
これは『勝利至上主義』なのではなく、『指導者至上主義』なのではないでしょうか?
私が思う『勝利至上主義』の前提は選手は大切な存在であるということ。その前提があれば体罰や暴言はあり得ないし、選手を壊そうなんて思わないはずです。
体罰や暴言、選手を壊すオーバーワーク…これは指導者が勝ちたいだけです。選手を勝たせたい、チームを日本一にしたいというよりは
日本一のチームの指導者でありたい『指導者至上主義』なんじゃないですかね。
ここまで書くと『お前は勝利至上主義者なのか?』と言われそーですが
勝ちたいと思っても勝てないのが勝負事です。
努力が必ずしも報われないのが勝負事です。
私なんざ、ずっと負けっぱなしです。言うてみたいですわ…
『俺、勝利至上主義者なんで』笑