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【突発性低髄液圧症候群】[7]リハビリ vol.5 〜 ”最高傑作” 〜 詳細編

こんにちは、こるりです。
こちらの記事はリハビリvol.5の詳細Verです。

盛りだくさんな内容になってしまったので、お時間がある時にでもお付き合いいただければ嬉しいです。

ご参考までに、リハビリのゴールと目標はこちらです。また、本記事に対応するリハビリ成果のサマリはこちらです。

記事自体の位置付けは治療の流れで触れました 「 [7] リハビリ」になります。
自己紹介はこちらをご覧ください。


リハビリ5週目の成果

状態の変化 2023/7/3-7/9 → 💮

スタート
詳細は、前回のエンドを参照ください。以下、サマリです。
・一日中活動できるまではいかないが、座位・立位の時間が伸びてきている。美容院に行けた(シャンプーなし)。
・真軸が両サイドとも動いてきており、痛みの出方がいろいろ変わってきている
・休憩あれば4000歩弱まで。完全に休んで出直せば、合計5000歩強まで。(変わらず)
・運動が追加となる
・家事でできることが増えている。下を向いて腕を動かす動きを長時間続けると頚椎に響き、休憩が必要。
・グランドピアノが2時間ほど弾けた

エンド
座位・立位は連続10時間を達成した日あり。先輩とのランチに始まりお茶からの夕食と横にならずに座っていられた。休み休みであれば10時間の日は他にも2日ほどあり。

整体の施術で、子供の頃から動きが制限されてしまっていた右内転筋が恥骨に接続している部分を動かした。これにより体の動きが変わり、真軸の痛みが出たり引っ込んだり、首の痛みが出たり引いたりといろいろ症状が変わっていった。
運動で軽めのヨガのポーズを取るのが楽になり、首が楽に回るようになってきた。(首がゴリゴリいわなくなってきた)
暑さを避けるため、早朝の散歩に変更。40分ほどは余裕を持って歩けるようになった。

家事の制限を感じずに動けるようになってきた。ただ、モップがけのように立位のまま前屈みで力をいれる動きは腰が痛くなるので、控えている。

安静期間終了後の2回めの診察があった。予後順調で、次回の通院は2ヶ月後になる(喜)
自分は突発性低髄液圧症候群に該当するので、ブラッドパッチによる症状の改善率は90%を超えると初診で説明いただいていた。それでも順調に進んできて感謝しかない。
ちなみに、脳脊髄液減少症(脳脊髄液漏出症)においてブラッドパッチ1回で症状がほとんど改善するのは20%ほどとのこと。
お世話になっている整体の先生は1回でよくなった方を見たことがなかったとのことだった。(まじか…!)

ケーキとプリンと、アイスオレ
通院終わりの楽しみ。ようやく行くことができた素敵なコーヒー屋さん。

Y(やったこと) ※前回までとの差分

座位立位:
先輩との食事、おしゃべりで10時間連続

歩き:
散歩を早朝に変更
30分程度から40分以上連続して歩けた
1日の合計歩数が7000歩を超えた日あり

整体:
骨盤の調整 (ついにこの日が来た…!)
 →右の恥骨と内転筋の接続部を刺激して動かすこともやった
ミルキング・アクション 20分×4回
 →うち1回は60kgの重しを乗せて。次の回は一番軽く。
  その後は普通の重しで。
運動は継続
 (基本の回る運動と、軽いヨガ風ポーズ)

脳外科通院:
MRI検査
診察 → 経過良好で次回は2ヶ月先となる🙌

わかったこと(W)

スパートをかけて、結果がついてきた
初めて整体にかかるまで五日間あきました。ラストスパートに向けた意図的なもので、運動と歩行を継続することによって体がどこまで変化するかをみていたんだろうと推測してました。

想定よりも良い状況になっていたんでしょうね。整体の先生はだいぶ悩まれていましたが、もともとの施術の対象である背中の捻じれを調整する予定を変更し、心を決めてラスボスの骨盤の調整をやることになりました。

こちらも心して受けました!
股関節の動きのチェックでは、「だいぶバランス良いですね」と初めてのお言葉が。
腰自体は今までにも受けたことがあるレベルでしたが、初めて腰椎が痛くてびっくりしました。
おそらくこの箇所はブラッドパッチで塞いだ箇所だと思います。
整体の先生曰く、「ブラッドパッチを当てた箇所等痛めた箇所は、体が固める作用があるんです。今はその箇所が動くようになってきているので、良い状態になってきてますよ」とのこと。

そして、右の内転筋と恥骨の接続部を動かすための施術はびっくりしましたし、痛かった…。
そもそも動いていないことがわかっていませんでしたし、初めてのなんとも言えない刺激で体も心も少し混乱しました。

その後も補助の機械を使った骨盤調整が続きました。これも結構腰椎が痛かったです。また、立ち上がると髄液の流れが一気にきて眩暈がするほど。すぐ治りましたが、いつまでお付き合いするのやら…。

最後はテーピングにより右内転筋と恥骨の動きを補助してもらい、ミルキング・アクション。該当部がチリチリ痛かった…。おそらく癒着していたんでしょうね。剥がされる感覚なのでしょうか。
その日の日中はチリチリした感覚は残りましたが、夜には消えました。
言われてみれば、朝の散歩で左足には乗れているけど右足にはその感覚がなく、スカスカした感じで軸が感じられなかったので、すごく納得しました。
今までもミルキング・アクションで動かそうとしていたけど動いてこなかったそう。根本的に体の構造を見直す状況になって初めて対応できたんだろうな、と思いました。

ここで大きな部位かつ根本の問題の一つを動かしたことから、整体のラストスパートがかかりました。ミルキング・アクションだけであと3回通いました。(歪んでいた元の体のバランスに戻ろうとする力が強いようで、それを考慮したものでした。)

そして、脳外科の診察はクリアできました!
入室した時の自分の様子や反射のテスト、前回と今回のMRIを見比べて結果が良好だったため、主治医の先生はとても嬉しそうでした。

「何か質問は?」
「体勢を変えたり、頭を振ったりすると脳脊髄液が循環するようでグワングワンするのですが、これは慣れるしかないでしょうか?」
「慣れるしかないです。寝ているのは楽だけど、進歩がない。止まるか、進むか」
さすが、外科はハードモードです。先生のスタンスはブログで勉強させてもらって理解していたので、やっぱりそうなのね、という感想です。

ちなみに、旦那が先生と出身中学が同じで、今日も中学校のお話をふられていました。自分はこの流れを期待していたので、「キタキター」と思いながら二人のお話を聞いていました。

次回通院は2ヶ月後になったので、一安心です。
大きな山を越えたと思います。

ここまでこれたのは、支えてくださった方々のおかげです。
旦那は、「(君の体は)自分と、整体の先生と主治医の先生の最高傑作なんだから。大事にしてね」とよく言います。
最高傑作かあ。すごいな。(私自体はカウントしてくれないみたい笑)
まだ安定するステージに行っていないので、もっと磨いていこう、と素直に思えました。


バナナショートケーキとシュークリーム
こちらもお楽しみのケーキ。
たまには1日に2回ケーキを食べたっていいじゃない。

次にやること(T)

散歩(歩行)と運動を続けること
基本の片足立ちと回る運動と先週追加となったヨガ風ポーズを継続 目標2セット
座る時は半跏趺坐
「左足が主役」意識も継続
朝散歩を継続。距離を伸ばす

外に意識を向けていく
近場で電車に乗ってみる
アウトプットを気楽に色々やってみる
行きたい場所・旅行の計画立ててみる
スロー・リーディングにトライ

おわりに

リハビリ5週目は体の変化が劇的で、また嬉しいこともたくさんありました。
ゴールが見えてきたんだな、とようやく少し実感が湧いてきた週でした。

自分にとっては人生の中で起こるべくして起こった病気だったと思います。「病気がなかったら、以前と同じ足りないからもっともっとと考えて行動してしまう癖に引きづられて体も心もバランスを崩しかねなかったな」と、今しみじみ思っています。
「無理をすると壊れる」という当たり前の体からのメッセージを頭でも納得したというか。

無理なことを無理と思っていなかったのは頭の声が優位になっていて、「常識に沿わないと生きていけない」「体の声を優先するのはわがままだ」という考えだったからだと思います。
今はこの窮屈な考えを少しずつ手放せてきて、毎日が軽く楽しくリラックスしたものになってきています。

病気はきつかったし、周りにもたくさん大変なことを負担してもらったのだけど、大事なフェーズだったんだろうなと思っています。

今余裕を持って振り返ることができるのも、支えてくださった先生たち、家族、友人や大事なお隣さんたちのおかげ。もっと元気になることでお返ししていきたいなと思っています。

もうすぐ「一人で行動できるようになる」というリハビリ開始時の目標の達成に近づいてきています。
そろそろ、その先の目標を考え始めてもいいかな。

みなさまのこうだったらいいな、というワクワクすることはなんでしょうか?
小さい一歩から始めることって素敵ですね。もちろん大きな目標に向かってまっしぐらに進むのも素晴らしいです。
お互いのワクワクすることで、ワクワクが相乗効果になったらすっごく楽しいですよね!
今日も胸がおどる1日を〜。



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