【企画参加】未発表作品設定表*ボツ供養【#創作大賞2024】

記事公開日:2024年7月22日
最終更新日:2024年7月22日


ごきげんようあるいははじめまして、ゆきだまと申します。
まずは、本記事をご覧になっていただき、ありがとうございます(_ _)

以前の記事でも言及した通り、noteに投稿することを決めてから、自分の中で決めているきめごとのひとつに、開催している企画には参加する、というのがありますので、本企画にも参加させてただきます!


書いてみたいことは色々あったのですが、うまく時間が取れず…(´・ω・`)、でも企画には参加してみたいので、過去作品(未発表)のボツ供養がてら、設定表の一部を掲載します。
ボツ理由は、設定表をごらんいただければおわかりいただけると思いますが、コンプライアンスに抵触しまくるからですね。
着想はおよそ20年くらい前ですが、当時でもコンプラ的に難しいなあ(※当時は、相当うまくしないと絶対炎上するやつだ!といった感覚でした)、うまく表現するにはどうしよう??と頭を悩ませていた(その結果長期間放置)のですが、今回過去の創作メモを改めて振り返って、もう無理だこれ…となりました🙏。

迷宮入り事件、時効事件の再調査に勝手に乗り出す元幹部候補生とそのお守りのお話(刑事モノ)。

「犯人は外国人よ!」「警視、いい加減にしてください、その偏見」
・条威 命(じょうい みこと)
元史上最年少警視正で現在は降格により警視の地位にある女性警察官。
能力は非常に高いが、過度の愛国心と正義感を持ち、極度の外国人嫌いである。

・皇 勤(すめらぎ つとむ)
命に振り回される同僚の男性警察官。

・条威 正義(じょうい まさよし)
命の祖父で、元警察官僚の政治家。法務大臣経験者。法務大臣時代に死刑執行書に多数の署名を出したことから、マスメディアからは死神大臣や死刑執行人呼ばわりを受け、法務大臣を退いた今も目の敵にされている。

 着想のきっかけとなったのは、犯人が海外に逃亡している間は時効停止されるので、時効となっている事件も実は時効になってない(ものもある)のではないのか?というところですね。実は時効と思われていた事件を、ちゃんと公訴できる形で解決できたら物語として痛快じゃないか、という発想でした。
 しかし時効とされている事件を改めて捜査するということは現実なかなかありえない訳で、しかも時効事件ばかり優先して取り扱うというのは、第一線の刑事の役目になるはずがないので、ーー部署はフィクションでありがちな窓際部署で、頭のキレるホームズ役は、これまたありがちななんかやらかした元エリートだ!というところまではすんなり決まりましたが、それだけでは時効事件を時効になっていないと決めつけて捜査を開始する理由が足りません。
 そこで、ホームズ役の命が海外嫌いの外国人嫌いなのは、犯人は海外逃亡しているんだ、あるいは犯人は外国人だと難癖をつけやすい性格にするため(と優秀なエリートが出世街道から外れて窓際部署に飛ばされたというところに説得感を与えるため)だったのですが、……差別的にならないように配慮するのが大変、というか、難しすぎました……。
 話自体は結果として、犯人の多くは外国人・外国籍ではなく日本国籍・日本人が大半で、まれに外国人・外国籍や日本以外にルーツを持つ人が犯人になる、という感じで、命の偏見通りではないよ、とか、命の隠された過去に彼女が外国人を嫌悪するのもやむを得ない理由がある、というのは考えていましたが、コンプライアンス上はそういう問題じゃないですからね。
 もはや、今現在、たとえ創作キャラクターといえど、人種差別意識を持っている時点で、スタート地点にすら立てない程、コンプライアンスが厳しい時代です。20年前は現在と同じく否は絶対に生じるけれども、書き方次第で賛否両論くらいにワンチャンなれる可能性はあった気がします。

現在も、完全に悪役キャラとしてであれば人種差別意識を持っていても許容される可能性はあると思います。そのようなキャラクターを登場させるメリットが、デメリットを上回れるかはわかりませんが……。



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