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【観戦レポート】千葉ロッテマリーンズ対関西独立リーグ 6・5

結果

ロッテ浦和球場
ロッテ二軍が9-1で関西独立リーグ選抜を下した。
ロッテ二軍は初回、加藤翔平が、遠藤智騎(和歌山)から先頭打者アーチを放つと、押し出し四球などで、4点を先制。5回にはエラーを起点に1点、8回には代打福浦のタイムリー、山口のホームランなどで4点を奪った。

関西独立リーグ選抜は、奥田一弘(06)がタイムリーを放ち、野井優星(堺)、周人(兵庫)、川咲寛司(06)、楠本陣(和歌山)が無失点に抑える活躍を見せた。

さすがレジェンド

8回裏、ロッテ二軍が作ったチャンスに代打で登場したのは、26年目の大ベテラン、福浦和也だった。

まさか福浦が出てくるとは思っていなかった観客席は一斉に福浦にカメラを向け、今季限りで引退するレジェンドの打席を固唾を飲んで見守った。

福浦は、防御率リーグNo. 1投手、草間サトルのボールを捉えると、打球は大きく伸び、フェンスに直撃するタイムリー二塁打となった。

福浦はそのまま二塁ランナーとして残り、高濱のセカンドゴロの間に生還。
ベンチにチームメイトにハイタッチで出迎えられた。

おそらく他の独立リーグでも福浦レベルのバッターと対戦することはほぼないはず。打たれた草間を始め、関西独立リーグ選抜のメンバーは何か感じることがあっただろうか。今後の成長の糧になることを祈るばかりだ。

緊急登板でピンチを凌ぐ

1回、一死満塁のピンチ、関西独立リーグ選抜は遠藤を交代、急遽野井優星がマウンドに上がった。
変わりばなに大木に犠飛こそ打たれたもが、宗接をセンターフライに仕留め、ピンチを切り抜けた。

2回も加藤を打ち取り、伊志嶺には四球を出したものの、茶谷を空振り三振に。安田に四球を与えたところで交代となったが、大ピンチを切り抜ける好投を見せた。

完全に打者を手玉にとる

野井の後を受けてマウンドに立った川咲。1球で細谷圭をボテボテの内野ゴロに打ち取った。カットボールや手元で動く球を得意とする川咲。細谷が何が起こったかわからないような表情をしていたの印象的だった。

その後も四球一つを出しただけで、4回までほぼ完璧に抑え込んだ。アウトの内容のほとんどが内野フライであり、持ち味を発揮したマウンドだった。

連日の好投

周人の好投が光った。連投となる5回のマウンド。安田を空振り三振に取るなど三者凡退に抑えた。

観客席からも昨日の好投についてファンが話をするなど、話題になっていたようだ。今後の活躍から目が離せない。

タイトルホルダーの意地

あっさりと三者凡退に切って取った。昨年の最優秀防御率投手、楠本陣だ。
昨年はほぼ後半投げることができなかったが、今季は遠藤ともに和歌山の2枚看板として活躍。
今後も代表に選ばれる確率が高い20歳。期待していきたい。

活躍した打撃陣

奥田がタイムリーを放ち、洋平(06)が連日となる盗塁を記録、佐藤蓮(堺)が途中出場から2試合連続ヒットを放った。各球団の中軸を担う彼ら。今後の活躍に期待したい。

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