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【堺シュライクス】6.9 シュライクス×Area26トークイベントレポ

多分初のシュライクストークイベント

6月9日13時。堺市長選挙の投票が進む裏で、堺シュライクスのファンと選手が大阪市西成区にあるArea26に集結した。

Area26は大阪市内にある千葉ロッテマリーンズファンが集まるお店として有名だが、店主の種子島さんが「シュライクスを応援したい!」とこのイベントを企画。

堺シュライクスからは藤江均コーチ、中道勝士捕手、安田旺昌投手が出演。
そして・・・私がMCを務めさせていただきました。。。

(本日の主役たち)

まず堺シュライクスの選手の写真を紹介。
布施航キャプテンが映ると藤江コーチと夏凪代表から「いらん!」の声が飛ぶ。いつも通りだ。

吉田亘輝が映ると「この選手のこと『もやし』って呼んでます」 などの小ネタが飛び出す。

そして本番が始まった。

藤江コーチが堺に来た理由

まずは3名に堺を選んだ理由を聞いてみた。

安田投手はチェコにいるときにSNSで地元住之江にほど近いところに球団ができると知り、トライアウト受験を決意。中道捕手は残りの野球人生を悔いのないように過ごすにはどうすればいいかと考えている中、縁があり堺に入団。共に海外からのオファーがあり、もう1年海外でプレーする選択肢もあったという。

では藤江コーチはどうだったか。

「アメリカから帰ってきて、現役引退して、焼肉屋(焼肉39ごりら)を経営してたんですが、地元(堺)に球団ができるっていうニュースを知ったんです。それがシュライクスで、あー、堺に球団できるんやーって思ってたんです。そしたらそのあとしばらくしてお店に『大西です』って予約が入ったんです。えっ?大西ってまさか大西さん?そういえば監督やるってあったけど、まさか・・・と思ったら大西さんと夏凪球団代表がいらっしゃって、コーチ就任の話がその場でありました」

「流石にお店もあるし、ちょっと考えさせてください、って言われたんですけど、地元で野球をするというのと、大西さん、夏凪さんの熱意に動かされました」

ちなみにプロ野球のコーチ人事といえば現役時代仲が良かったとか、そういうことがつきものだが、藤江コーチと大西監督は横浜在籍時代に交流があったり、仲が良かったわけでもなかったという。縁があるといえば堺ビッグボーイズに短期間在籍していたことだったらしい。

関西でみたもの

今回登壇した3名は実は全員海外野球経験者。中道捕手は台湾、オーストラリアなど、安田投手は台湾、チェコ、そして藤江コーチはアメリカでプレーの経験がある。また、藤江コーチと中道捕手はNPB経験者だ。

その上で関西独立リーグを見てどう思ったかを中道捕手に聞いてみた。

「正直なところ、この人たち、本当にやりきろうとしているのかなって思いました。」

1年だけだがオリックス・バファローズに在籍していた中道。朝から6時過ぎから金子千尋(現 金子弌大)がトレーニングをし、みんな帰る時間になってもまだトレーニングをしている姿を見て感銘を受けたという。

「実力は(かつて在籍していた)アイランドリーグとかBCとかとそんなに変わらないとは思う。でもマインドみたいなものは全然違う。僕も中道さんの話を聞いて考え方を改めた。それで最近はいい成績につながっているのかな」とは安田投手。

「レベルは低い。正直レベルは低い。だから気持ちとかでは絶対負けたらアカンと思う。環境のことだって文句言うことはいっぱいあると思うけど、アメリカに行ったとき、長距離移動とか全部バスだったけど、向こうでは全然文句言う人もいなかった。野球ができることの方が重要だった。現役時代とか横浜から広島までの新幹線の3時間ぐらいでものすごく文句言ってたけど。だからシュライクスでは環境で文句を言うのはやめようと決まりごとを決めた」
藤江コーチは「レベルが低い」を7回繰り返した。そのレベルは野球だけの話ではない。選手たちには高い志を持って欲しい。

そのほか海外の野球について、

中道「オーストラリアでは監督もコーチも選手も『HEY!』みたいな感じだった」

藤江「敬語みたいなのないからね。俺のところは流石に『HEY!』はあかんかったけど、みんな『Hi!』って言ってたな」

私「じゃあシュライクスも明日から藤江さんに『HEY!』ってことでいいんでしょうか」

藤江「全然いいですよ。走る量倍になりますけど」

(凍りつく安田と中道)

そのあと

つつがなくトークショーは終了し、そのあとはロッテ対巨人戦を見ながらの交流会となった。藤江コーチは途中で退席(上宮太子高校の先輩、亀井善行がホームランを打ったのを見届けて)。中道、安田の両名はちゃぶ台を囲んでファンとの交流を行なっていた。

Area26の入口の壁に堺シュライクスサインコーナーができたので是非ご確認をお願いします。

サインは1枚目左から、藤江コーチ、安田、中道、夏凪球団代表
2枚目にスタッフの伊藤さん。伊藤さんのサイン左側に薄く書いているのが私のサインです・・・

もっともっと

締めの挨拶は夏凪球団代表からだった。

「堺シュライクス、もっともっと楽しめる企画いっぱい作っていきたいと思います。近日中に発表できることもあると思いますのでよろしくお願いします!」

含みのある挨拶。
すると数日後、クラウドファンディングのお知らせがリリースされた。

とんでもない規模の企画。ユニフォームを漫画作品のものにして試合をすると言うのは聞いたことがない。でもPL学園をモデルとして連載されている作品。大西監督がこのユニフォームを着てどうなるか。純粋に興味がある。


今後も堺シュライクスの動向から目が離せない。

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