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【堺シュライクス】2020始動
合同練習、開始
2月3日、堺シュライクスの合同練習が始まった。
昨年はリーグ理事の一人が逮捕されるという事件が前日にあり、しかも雨が降るという最悪のコンディションの中スタートした練習も、今年は何も起こらず、そして綺麗に晴れた。
(ちょっとモヤがかかっていますが、暖かく過ごしやすかったです)
9時、首脳陣が集まり、挨拶が始まった。
大西宏明監督は「優勝すること以上にもっと上のレベルでやることを意識するように」
藤江均コーチは「予測不能の怪我以外は絶対にするな」という言葉をのべ、練習が始まった。
現に中尾雄斗が怪我で復帰が長引くという話が出た。練習量が多いことで知られるシュライクスではあるが、この時期に怪我をすると、アピールの機会が各段に減ってしまう。しっかり基礎を固め、無理はしないでほしい。
大西監督が漏らした言葉
「このままじゃあいつら試合に出られない」
ボソッと大西監督が漏らした。練習序盤、キャッチボールが終わったあたりだった。
キャッチボールを見て、目的意識があるかどうか。
ウォーミングアップの動きのキレ。練習本編の内容。そして意識。
年末にある選手が言った内容がそのまま思い起こされる。
大西監督は4日の練習日の終わりに改めてこう言った。
「やっぱりオフの間にできるヤツとできてないヤツがしっかり分かれている。悪いけど、できないヤツに合わせるわけにはいかない。もしできないなら、せめて足を引っ張らないように」
プレーだけではなく、意識の面でもだ。初日100m走をメニューに入れていたが、最後まで全力で走り切らない選手がいることに苦言を呈していた。
約半数が入れ替わったシュライクス。出遅れている選手も、まだ巻き返せる時間はある。オープン戦の開始までにどのようなチームが出来上がるかが楽しみなところだ。
ちなみにキャッチボールは各選手相当の差が出ていた。印象に残ったのは、実際の送球の動作と合わせてサイド気味に投げていた今井寿希也内野手。
送球を受けると共に、ランナーをタッチする動作を入れていた拓人捕手。
ぼぼ実際の投球フォームでそんなに長い距離を取らずに投げる吉田亘輝投手と斉藤力投手など、プレーにつながる動作を共に行う選手が目立っていた。
去年の初日のキャッチボールでは見られなかった光景だった。成長と意識の変化を感じられた光景だった。
その他目立った選手
大神康輔内野手
新入団選手。走ればずっと先頭を走り、ロングティーを打てばかなりの飛距離を記録した。昨年はどこのチームにも所属していなかったそうだ。
藤江コーチから付けられたニックネームはロビンマスク
吉田亘輝投手
昨年最多勝を獲得していたものの、安定感に欠け、大量失点することも多かった。が、ブルペンの立ち投げの状態で、捕手が受ける音が全く違った。
また、カーブを投げたところ、かなり落ちた。
手元のスピードガンで135キロを計測。これからおそらくまだまだ伸びる。
岸本敦貴投手
昨年は登録されず登板機会が無かったが、サイドから投げるボールは浮き上がるように向かってきた。変化球もかなりキレが出ており、今季登録されればかなりの戦力になりうる。藤江コーチからは下半身を意識して投げるようアドバイスを受けていた。
辰巳大晴選手
ロングティーでNo.1の飛距離を叩き出した。チーム随一のパワーヒッターだったが、磨きがかかっている。打球が失速しないで伸び続けている。体幹トレーニングは昨年同様ちょっと苦手な様子。
今井寿希也内野手
兵庫から移籍してきた選手。走りをほめられ、守備もギリギリのところを追いつくなど、フィジカル面で選手をリードしている。
藤江コーチから付けられたニックネームは「マメシバ」
他にもいろいろな選手がいた。まだ2日目、この先試合が始まるまでは結構長い。その間に実力が伸びうる選手もいるはず。
ぜひみなと堺グリーンひろばへ
練習は基本的に堺市西区のみなと堺グリーンひろば硬式野球場で行われている。練習の見学、そして練習の参加も無料だ。(ちょっと参加してきたが、早速筋肉痛がヤバい)
練習予定はこちら
一部原池公園の日も設定されていますが、原池公園の日は基本的に室内のため、練習が見れるかどうかは不透明です。
また、今年は土曜日にも練習の設定が。練習中の選手たちが見れるので、ぜひみなと堺グリーンひろばに行っていただき、シーズン優勝を、そしてその先を目指す選手をご覧いただければと思います。
おまけ
陸上競技で驚異の記録を叩き出し、物議を醸しているあのアイテムが堺にも上陸してきた・・・!
そう厚底スニーカーだ。
話をまとめると、 岸本敦貴が最初に購入、続いて吉田亘輝、河村将督が購入したとのこと。
効果は結構出ており、元々持久力のあった吉田はタイムが伸び、岸本も割と楽に走れている。顕著だったのは河村で、毎回走った後は倒れるお約束だったのが、倒れていない。(自主トレの成果とも言えるかもしれない)
飛躍が期待される厚底三人衆