マリンに『声』が戻ってくる
声出し応援解禁
朝ニュースを見て泣きそうになった。
新型コロナウイルスの諸々から3年、ついにZOZOマリンスタジアムで声出し応援が復活することになった。
思えば2020年、開幕が延期になり、無観客試合が続いた。テレビから流れる野球中継はシーンとしていて、時折選手の声が響いてくる。斬新ではあったがそれはそれで寂しい。トランペットと太鼓の音が恋しかった。
時折、YouTubeとか録画していた過去の野球中継で応援歌が流れてくると反射的に涙が出たこともあった。テンポが上がったチャンステーマ、ヒートアップする実況。それがないのは何とも寂しいの一言。
スタンドで喜怒哀楽を爆発させることができることがどれほど尊い事か、思い知らされた3年間だった。
スピーカー応援が各球団始まっていったが、マリーンズにはそれがなかった。その場その場でアドリブを交えて行うスタイルの応援。スピーカーでは再現し辛いのもわかるし、声がベースなんでこの状況で声を出させるわけにもいかなかっただろうし。正直ちょっとうらやましかったけどね。
まだ他の球団、球場のガイドラインが定まってないので何とも言えないが、ゆっくり解禁されていくのかな。推移を見守りたい。
3年という時間
しかしこの3年という時間、長かったと思うのがこの応援歌がなかった時期のマリーンズの戦力構図にも表れている。
現在応援歌がある選手は以下の通りだ。
え、11人、こんな少なかったっけ。
2019年時点ではレアード、マーティン、福浦、鈴木、清田、バルガス、細谷、髙濱、加藤、吉田にも応援歌があり、総勢20人。それに福田が2020年の新応援歌としてお披露目されるはずだったわけで。
思えば福田秀平は今季4年契約の4年目になるのだが、まさか作られた応援歌が3年間演奏されないとは思わなかっただろうし、主力選手が入れ替わっていったのも大きい。
昨年終盤、9月28日のスタメンを見てみよう。
8髙部
7藤原
4中村奨
5安田
3井上
D荻野
9山口
6茶谷
2松川
スタメンで応援歌があるのは、中村、井上、荻野のみ。あとは「汗をかいて涙を流しくじけずに頑張ってみろよ」という汎用応援歌が5人、松川が捕手汎用となる。
これがもし仮にファーストに佐藤都志也が入ろうもんなら捕手汎用2名という結構な感じになってしまう。
今季ポランコが加入。おそらくDH。ここにも応援歌が必須だ。
安田、山口には当然作られるだろうし、控えを見たときに菅野や小川、柿沼にもあってしかるべきな感じはする。さあ大変だ。
と同時にやはり戦力がたった3年でも変わってきていることを実感する。
髙部はタイトルまで獲ったからなぁ。そうそう、タイトルと言えば和田だって盗塁王を獲っているわけで。
と同時に、やはり鳥谷には応援歌を作ってほしかった気持ちは今でもある。
とは言うものの
さて、楽しみで楽しみで仕方ないところを水を差すようではあるが、マリーンズホームページにはこう締めくくられている
そういうことなのだ。なんかもうコロナが日常になじみ過ぎていていろんな物事が解禁されているものの、まだまだパンデミックは終わっていないのだ。
元気に楽しく応援するために普段からの感染症対策、そして球場で掲げられたルールは守っていきたい。