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【堺シュライクス】ついに掴んだ初勝利!

またも雨の日

朝から堺市は雨が降りしきり、試合なんかできるのかと思っていた。

大丈夫と選手が言うなら大丈夫なのだろう。うん。そう思って大東市の龍間ぐりーんふぃーるどに車を走らせた。和田選手、ありがとうございました!

そういえばトライアウトの時も、練習初日も雨。雨に何かと縁があるシュライクスだ。

(スコアボード右側、雲海ができてます)

(ブルーシートをはりつつアップ)

龍間ぐりーんふぃーるどは大東市にある。ちょっと離れたところに大阪桐蔭高校のグラウンドもある。ちなみに車を走らせていたところに大阪桐蔭高校が出てきてちょっとテンションが上がった。
結構な山の中。場所によっては大阪を一望できる。06ブルズが良く練習をしているので、気になる方はスケジュールを確認して行ってみよう。

(イノシシに注意、なら見たことはあるけど、イノシシのワナに注意しろという注意書きは初めて見た)

雨は降り続いていたが、山の中ということで水はけが凄くいい。グラウンドに水が浮くことはなく、なんとかプレーボール。

「サイトウ」に打線が応える

試合が始まると先発の「斉藤」が魅せた。
先週の試合に突如登板。謎に包まれていたが、ようやく現地で確認することができた。正体は斉藤力。BCリーグのチームに所属した後、オランダやオーストラリアのリーグに所属していた左腕だ。

(どことなくフォームに金子弌大感がある斉藤力)

右の強打者揃いのブルズ打線を全く寄せ付けない。6回2安打無失点。テンポも良く、球数も少なく、淡々と攻撃を封じていく。

その好投に打線が応える。

(この日はファーストベースコーチに大西監督が)

3回、キャプテンの布施が四球で出塁、神原のヒットでチャンスを作るとHIROTOがレフト前へタイムリーヒットを放つ。

(大西監督も嬉しそうだ)

5回には松本聡のタイムリー、鶴巻が押し出し四球を選び2点を追加する。

(打撃好調の松本聡)

6回表にはついに打線が爆発する

丹羽竜次の出塁後、KENTAがタイムリー。

(こちらも打撃好調のKENTA)

そしてその次の打者、中道勝士が

2ランホームランをかっ飛ばした。1回にもツーベースを放っており、打撃好調。打線の核として期待される。

さらに、タイムリーエラーなどもあり、この回一挙4点。

前回押さえ込まれた投手から、去年のブルズの主力から、面白いように点を取っていく。
ベンチの雰囲気もイケイケ。声も良く出る。

それでも大西監督が一言言った。
「今までどれだけやられたと思うんや。交代したやつも気を抜くな」

逆に難しい展開

ビックイニング。大量点差のリード。それぞれまだシュライクスが体験したことのない領域だった。ネクストバッターズサークルに立つ選手が「やべえよ、みんな打ちすぎや・・・」とこぼしていた。逆に力も入るだろう。

そして斉藤が降板。

(ほっとした表情の斉藤)

その後を受けたのは河村将督。

7点差、モチベーションが保ちにくく、準備も難しい中、河村は打者3人を完璧に抑えた。

8回表には村上優成がタイムリー

(大西監督も大喜び)

河村は8回も続投。打者2人を抑えたところで厚主哲志にスイッチ。

山北に四球、野元にヒットを打たれ ピンチを招いたが、雄一をライトフライに打ち取った。前回打ち込まれたところ、リベンジを果たした。

9回には安田旺昌が登板。登板間隔が空き、かつ上述の状況、さらにストライクゾーンの判定が厳しくなっており、苦しいマウンドではあったが、ボールは間違いなく走っており、根本のキャッチャーミットからは小気味よい音が響いた。

3失点はしたものの、アンラッキーなプレーもあった。特に心配は無いと思う。

そして

ついに堺シュライクスがチームとして初めての勝利をつかんだ。

(勝った後に何をするか決めていなくて戸惑う首脳陣とキャプテン布施)

(ハイタッチになった。どうせなら勝った後や得点が入った後何をするか決めてほしいな)

ウイニングボールにサインを書く夏凪球団代表とサインボール

快勝の後に

すぐさまベンチではミーティングが行われた。

試合後に緩んでいた選手たちの表情。だが、藤江コーチの一言で再び引き締まった。

「水さして悪いんやけど、メンバー交代一気にして、そのとき俯いて反省したり、壁にもたれたりする人もおるけど、試合はまだ続いてるんや。試合から退いても役割はまだあるやろ。そういうところがまだ足りてない」

この日、初回からベンチから声が出ていた。9回の攻撃までそれは変わっていなかった。まとまりつつあるチーム。そこができればもっといい雰囲気を醸し出せるはずだ。

翌日

連休だったので、1ヶ月半ぶりぐらいに練習を見に行った。とはいえ元あった予定が長引いてしまい、見れたのは最後の30分ほどだった。

(真剣な表情で打席に立つ布施キャプテン)

球場を使った練習の後、待っていたのは恒例の走り込み。

(次の登板より、走り込みの方が緊張するという河村)

(余裕の表情を見せる安田と野井優星)

(余裕の斉藤と両脇で表情を失う上田優斗と関口聡)

(表情からお察しください)

充実はしているようだ。

泣いても笑ってもオープン戦はあと1戦。明日の和歌山ファイティングバーズ戦のみ。
いい感じでシーズンに突入できるよう、期待をしたい。

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