【#3】堺シュライクスあるある〜素でエグい堺シュライクス〜
注:この投稿は堺シュライクス結成から現在までのあるあるをまとめたものです。試合の際、うっかり見て変なイメージがつかないようにお願いします。
関西独立リーグの開幕戦まであと8日。1日2個あるあるを紹介します。
【指導者部門】鬼軍曹藤江
パワハラ、モラハラなんて言葉が踊る昨今。プロ野球の世界でも、かつてはびこった「鬼軍曹」という言葉がだんだんなりを潜めている。
しかし、しかしだ。そんな言葉が独立リーグで、堺シュライクスで復活している。
ノックバットを手に、現役時代数える程しか見せたことないそのスイングから、強い打球が飛んでいく。※藤江さんは現役時代投手で主にリリーフでした。
「平岡ぁ!お前今年内野やるんとちゃうんかぁ!」
などと、ノックを打ちつつ激しい言葉が飛ぶ。※平岡楓選手は外野手登録ですが、トライアウトで内野を志望していました。
むしろ練習中一番声が出ているのが藤江コーチだ。厳しさとユーモアを交えて選手を鼓舞する。
試合前のシートノックでは、どう考えてもセンター前しか狙っていない打球を放つ。絶対わざとだ。しかし、選手が取りに行く姿勢を見せないと見るや血相を変えて怒る。
さてある日の練習での出来事。
選手がアップをしている中、練習メニューを組んでいた首脳陣。
色々話して藤江コーチが組んだメニューがこちら。
天国とはなんぞや。(ちなみに野手のメニューには地獄と記載)
ちなみにメニュー消化後の様子がこちら。
(天に召されそうになる河村投手)
天国ってそう言う意味か・・・(ちなみにメニューの内容はリレー)
全体練習後の走り込みはチーム練習の風物詩だが、河村将督投手は「次の登板より、走り込みの方が緊張する」と言うぐらいのものだ。
もちろん野手相手も容赦ない。
動かない平岡楓
生まれたての子鹿のようになってる姫路組こと丹羽竜次と松本聡と布施航。
なんせ追い込む。追い込むのがコーチの仕事だから。
しかし
この長い階段を使ったダッシュ。傍目から見てもきつそうなのだが、
直前に藤江コーチ一人でメニューを試していた。
そして厳しさの塊のような藤江コーチだがこんな言葉を残している。
「お前たちはプロだ。アマチュアを教えるなら学生資格の回復講習を受けないといけない立場だ。そこを忘れるな」
「大学でもこんな走り込みはしていない?当たり前や。プロは大学より走るもんや。プロがアマより練習してなくてどうするねん」
「練習を指示したりメニューを考えるのは俺の仕事や。でもやるのはお前らや。やらなかった時にお前らが困っても俺にはどうしようもないからな」
厳しさの後ろにしっかり愛情がある。
この厳しさが、きっとシュライクスの、プロ野球の未来を作っていくのだろう。
(またお時間ある時にノックを受けさせてください)
【選手部門】いじられても先頭に立つキャプテン布施航
布施航。このリーグのキャリアも結構長くなったベテラン選手。姫路GoToWORLDを知る数少ない現役選手でもある。
昨年は出場機会を大きく減らし、思った成績を残すことができなかった。なんなら一度堺シュライクスのトライアウトも落ちている。(リーグトライアウトで堺が指名)
そんな彼がキャプテンになった経緯は公式サイトが詳しいのでそちらをご参照いただければ。
さて、そんな彼だが、ものすごくいじられている。
パーティーや試合前など大事な場面で噛むなど、シリアスな空気をぶっ壊すことが多く、大西監督から事あるごとに「布施、お前クビや!」「今日が布施の引退試合や」と言われている(言われるならまだしも、インスタストーリーに直接書かれたことも)。
しかし、せやねん!でインタビューを受けた際、ものすごくふつうにスラスラと受け答えをしていた。逆に驚いた。
他にも初めての試合で守備につく際、守備につく選手をハイタッチで送り出していたシュライクスナインだが、ここでサイレントトリートメントを発動するというよくわからないことに。
(サイレントトリートメントで送り出される布施。野井の無表情ぶりと山本、厚主の表情からお察しください・・・そもそもサイレントトリートメントで送り出すって合ってるんだろうか)
しかし、対戦相手の情報を大西監督から聞かれたり、練習中は大西監督とのパイプ役として働いているのも事実。
ユニフォームがぐちゃぐちゃになるまで練習にはげむ。オープン戦は結果が出ていなかったが、試合前の打撃練習では鋭い当たりを放ち、紅白戦ではついにホームランも出たと言う。
今はプレッシャーや疲れもあると思う。きっとそのひたむきな努力が報われる時が来るはずだ。
背番号1が輝くところを見たい。
(シートノックは布施の「さあ行くぞ!」の声で始まる)
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