『今後の活動について』
ご無沙汰しております。
仕事の忙しさとSDXLの成果の出なさに絶望し、更新が途絶えておりました。
理由としてはSDXLのLoRAの確認に異常な時間がかかること。
SD1.xだとLoRA学習および確認は休日丸1日で終了するのですが、SDXLでLoRA微調整だと確認だけで1週間以上かかります。
VRAMのせいで一括生成できる量が限られ、また大量に生成するとSDXLの解像度だとグリッド画像ができない。
学習された数十epochのLoRAから比較的可能性のあるのをピックアップするだけでもかなり掛かり、そこから解像度別やHires.fix時の反応、プロンプトで違いを確認していると数日過ぎます。
人種LoRAだけならいいのですが他の日本要素強化を混ぜようと頑張ると組み合わせが無限大で、永久に終わりません。
物凄い時間をかけて確認し、精度が出ずに、再学習を繰り返した結果、割と心が折れました。(変な部分は速攻学習するのですが…)
LoRA学習でのSDXL微調整は精々顔立ちや体つきまでかなという印象です。
というわけで大変申し訳ございませんが、SDXLの開発は一旦停止。
SD1.xでのfinetune(追加学習)から初めて、追加学習の勉強を行い、それで成果が出ればその時の状況次第でSDXLの軽量版や他の生成AIなども含めて、より高性能な追加学習を検討するという流れに移行させていただきます。
(既により学習負担が少ない生成AIの登場等も含めて、SDXLで頑張る利点があまりにも薄いと感じました)
SD1.xで追加学習はepicrealismシリーズをベースにまずは行う予定です。
学習の優先順位としては、
・新たな日本人顔の追加学習データを流通させ、多様性の向上を図る。
・寝転びポーズ系・足の強化を意識する。
・和装系の服装を強化する。
以上を主軸とします。
後々の課題として
・服飾系の多様性を強化
・日本の自然を強化(現在だと森や田んぼ、川なども北米的。また車道が基本日本じゃないのを修正)
・ベッドサイズや布団など日本の旅館やビジネスホテル、ホテル、ラブホテル的な要素を強める。風呂場等も含め(キングベッドの学習量が多いので、ダブルやセミダブル等を出したい)を考えております。
11月はepicrealismで日本人顔を出せるような追加学習をメインとし、可能ならばα版を公開できればと考えています。(BRAも初期で2か月以上かかったという話なので、どうなるか不明)
その後、12月は優先順位が高いものを追加学習していきます。
そこで一定の成果が出れば、下記の課題を1月以降取り組む流れです。
逆に対して成果があがらないようであれば、12月でnoteのメンバーシップ自体も再考します。
12月以降も年度末まで忙しさが続きそうなので、そちらも含めて検討中です。
また記事としては技術的な記事ではなく概念的な、AIと人間の未来を経済や政治的な視点で考えた記事を今後数回、公開を考えております。
よろしくお願いいたします。