隣の芝生は青く見える　～相次ぐ妊娠報告～

他人と比較すること

妊活をしていると、この言葉によく遭遇します。

「隣の芝生は青く見える」
「よそはよそ、うちはうち」

子供がいる人が羨ましい
妊娠している人が羨ましい
不妊治療をせずに授かった人が羨ましい
妊活に協力的な旦那様が羨ましい
時間に余裕のある人が羨ましい
金銭的に余裕のある人が羨ましい

などなど
例を挙げるとキリがありません。

私も最近、妹夫婦が第二子を授かったり、
親友から妊娠報告をされたり、と、
周りに妊娠ブームが来ており、喜ばしいような羨ましいような
複雑な思いを抱く場面が続いております。

妹夫婦については、上の子が３歳で、
何となくこのまま１人っ子でいくのかなと思っていたので、
完全に不意打ちでした。３歳になり前ほど手がかからなくなり、
夫婦に少し余裕が出来たので、このタイミングだったのでしょう。

親友は、私と同時期に結婚したものの、
仕事の関係で、最近まで妊活はセーブしていると聞いていたので、
本当に１周期か２周期で授かったんだと思います。

どちらも、欲しいと思ったときに
割とすぐ授かったんだなーと思います。

それに比べて私は・・・
同棲を始めた頃からだんだん避妊をやめ、
結婚してからは、週１～２回は行為をしていますが、
一向に授かる気配はなく、
今年に入ってからは、しっかり排卵日をめがけて
タイミングを取っているにも関わらず、
全くかすりもしません。

ついに夏からは不妊治療専門のクリニックを受診し、
さまざまな検査を行いましたが、特に原因は見つからず。

10月に人工授精を試みましたが、結果は陰性。
また11月の周期でも再チャレンジする予定です。

一般的に、健康な男女が避妊をせず子供を希望した場合、
平均で３周期以内に50～60％の人が妊娠するそうです。
半年（6周期）で80％、１年（12周期）では90％の人が
妊娠成立するそうです。

もちろん年齢などの要素も影響しますが、
平均すると１年以内にはほとんどの人が妊娠するんですね。

書いていて辛くなってきました・・・

私はこれを書いている2024年11月現在で、
約２年近く、一度も妊娠をしていません。

２年のうち結婚式前はなるべく妊娠しないようにしていたので
本格的に妊活をスタートしたのは今年に入ってからですが、
それでも１年ほど経過しるので、かなりの不妊具合かと思います。

黒い感情・・・

本題からだいぶ逸れていまいましたが、
妊活において、
①他人と比べること
②他人を羨むこと
③自分を責めること
は、「３大やってはいけないこと」だと思います。

勉強や仕事と違って、
努力で何とかなることに限界があり、
文字通り「神のみぞ知る」ことが多すぎるため、
自分が悪いんだ、自分のせいで、という思考に陥ると
本当に辛く、苦しいです。

とはいえ、人間なので、
そのような感情を抑えるのは難しいと思います。

今回、妹と親友の妊娠報告が続いたことにより、
正直かなりのダメージを受けました。

親友に至っては、私よりも後に結婚したにもかかわらず、
また、直近まで妊活はセーブしていると聞いていたにもかかわらず、
私より先に妊娠しました。

もちろん面前では、
「おめでとう！すごい！良かったね！」と
満面の（作り）笑顔でお祝いしました。

しかし、心の奥の深くからは、
「先を越された」「負けた」「ずるい」「憎い」・・・
色んな黒い感情どんどん湧いてきます。

夫の前でわんわん泣きながら、
黒い感情を全て吐き出し、話を聞いてもらいました。

夫は「うんうんわかるよ、辛いよね。俺も辛いよ。
でも頑張ろうね。これは夫婦で乗り越えないといけないことだから。」
と、寄り添ってくれました。

かなり性格の悪いこともたくさん言ったので、
さすがに嫌われないか心配でしたが、
どんな内容でも、私の味方をしてくれました。

必ずしも芝が青ければいいということもない

最終的に、こんな話をしました。

「あの家は庭が広くていいなぁ」

と近所の人に思われたとしても、

そこに住んでる人は、
庭のせいでリビングが狭いことを不満に思っているかも知れないよ

外から、表面的なことだけ見て嫉妬をしても
中にいる人は別の悩みがあるかも知れない

逆に、家の中の悩みごとや不満というのは、
外にいる人にすべて理解してもらうのは難しいよね

私は夫とこの話をしたことで、
自分の中から湧き出てくる黒い感情に折り合いを付けることが出来ました。

人の表面の部分に嫉妬しても仕方ない
自分の内面の悩みを人に理解されなくても仕方ない

「隣の芝生は青く見える」
「よそはよそ、うちはうち」

妊活界隈ではよく耳にする言葉ですが、
私にはあまりピンときませんでしたが、
ようやく、理解できた気がします。

隣の芝生は青く見えるけど、
手入れがとても面倒かもしれないし
維持費用がたくさんかかるかもしれない
家主も本当は芝生ではなく、お花がたくさん咲いた
花壇のお庭が良かったかも知れない

青い芝生、いいなーいいなー
それに比べて、うちの芝生は・・・と泣いても仕方ないんですよね

自分の芝生が青く立派に育つように
これからも頑張って手入れを続けていこうと思います！

（とはいえ、今後も友達の妊娠報告で泣くんだろうな笑）