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京阪電車にゆられながら最近の京都について思うこと(結論:人が多い)

埼玉県から京都へ移住して15年が経過しました。

関西弁はわりと使いこなせるようになったのですが「〜やん」ではなくて「〜じゃん」は意識して使うようにしています。


さて、関東から関西にきて驚いたこととして、有料級の特急列車が無料で乗れること。
私は、叡山電車沿線に住んでいるので大阪へ遊びに行くには京阪電車で淀屋橋まで行くのですが、特急列車が快適。

まず、停車駅の数が関東でいうところ「特急けごん」級。
(わかりづらいかもしれませんが元埼玉県民なので)
京都からの始発「出町柳駅」から大阪の終点「淀屋橋」まで乗車時間53分。

さらに500円追加料金を払うとプレミアムカー席に乗車することができ、スリーランク上の快適さ。
購入方法もネットで簡単予約、事前登録さえ済ませておけば15秒くらいでポチッとなで買うこともできます。
この快適さは新幹線のぞみのグリーン車に匹敵するのではと思うくらい。
スペースが広いのでお弁当も気にせず食べれます。

私が利用する「出町柳駅」は始発駅なので100%座ることが可能なのにあえて有料席に座ってしまうくらい快適。朝・夜の通勤時間帯は満席率高めですが9時〜17時は空いてます。

出町柳駅すぐ近くにある「おにぎり屋さん」の弁当。
温かいご飯で手作りのおかずがついて570円。
お米屋さんが経営しているだけあってご飯の美味しさは格別。
大阪へ行くときはほぼここで弁当を買っています。
鴨川で食べるのもおすすめ(トンビ要注意)


ちなみにこの雑文もプレミアムカーに揺られながら執筆しています。

「京都について最近思うこと」なんてタイトルでは言ってはいますが、「ここ最近、京都観光しなくなったな」って思ってます。

京都が好きすぎて京都に移住して京都検定2級保持し1級を目指すほどの京都好きがここ1年ほとんど京都観光していません。


なぜか?


ニュースでお馴染みインバウンドによる観光公害かなっと推測。

京都の中心地と観光名所はとにかく人が多い。
そして、お気に入りだった場所もとにかく人が多い。


大好きだった南禅寺すぐ近くにあるブルーボトルコーヒーも自分が行く時間帯は9割が外国人って時もあり、日常感が失われている感じがします。
コロナ禍は自分以外お客さんがいなくて店員さんがテーブルまで話かけてくれたこともあったなと懐かしむこともあり。
今では朝イチに行っても行列しているスターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店。
コロナ禍の午前中はほぼ貸切状態。開店から11時まで気兼ねなく執筆。
文豪気取りで雑文を量産していました。

あと、10年以上前の話ですが、勤務地が河原町にあった頃、昼休憩でイノダコーヒ本店やスマート珈琲で昼食&珈琲を飲んでた頃も懐かしむことあり。
1時間休憩でそれができていた時代。
今は入店するのに30分くらいかかるから1時間じゃ無理です。


清水寺や嵐山もここ最近行っていないな〜と。
行くまでのバスが疲れるし、下車しても歩くのが疲れる。
想像以上にカメラ撮影しているので遮るのも申し訳なくと思っていたらなかなか前に進めない。

もし、行きたいな〜と思ったら朝早く起きてランニングで行ってます。
平日の午前10時台ならそこまで混んでいないのでおすすめです。

平日の午前8時代のねねの道。
2023年頃の写真ですが観光客はほぼ0人。
筆者のお気に入り「河井寛次郎記念館」。
清水寺界隈にありながら観光客は少なめ。
本物の民藝家具と暮らしを疑似体験できる年に数回訪れる場所。


あと、困るのが京都の街中だと昼食難民になりがち。
昼時だと入店まで行列。

並んでまではいいかなと他をあたるもだいたい同じ状況。
結局、14時ごろに昼食ってことも多く、そしてエクスペンシブ!
ラーメンが大体1,000円越え、トッピング入れたら1,400円。

お財布に優しくない街になってきてます。

京都河原町駅すぐにあるGOOD NATURE STATIONの2Fにある「鴨出汁中華そば ROKU」は1杯1,100円。こってり多めの京都ラーメン界では貴重なあっさり。
価格に見合った上品な味わい。文句なしに美味しいのでおすすめ。

観光公害とは関係が薄いかも知れませんが、ここ最近、名店の閉店が目立ってます。
いつも繁盛していて経営難ではなさそうなので、後継者不足なのか地価の高騰なのかわかりませんが残念でなりません。

錦市場の錦天満宮側の入り口すぐ近くにあった「マルキ食堂」
こないだ中華そばを食べにいったら違う店になっていて目を疑いました。
観光客だけでなく近くで働くサラリーマンやショップ店員にも愛されていた名店。
マルキ食堂といえば親子丼ですが個人的にはこの中華そばが絶品。
毎日はきついけど毎週なら食べたくなる味。

ちなみに京都でも人手不足は深刻でお店の入り口にはいつも求人が出ています。
なのでお昼どきは猫の手も借りたいくらいな状況。
注文から料理が運ばれてくるまで結構待たされます。

あと、タッチパネル注文が増えてきた中、使い方がわからないや間違えて注文してしまった外国人観光客に苦闘している場面をよく目撃します。


それでは休日は何をしているのかといえば
鴨川でグリルはせがわの弁当を食べて鴨川湯のルーティンが今のマイベスト。

京都市営地下鉄北大路駅から徒歩5分にある北大路橋付近の河川敷がお気に入り。
ベンチも多く、日陰も多いからお昼寝にも最適。
北大路橋すぐ近くにある行列が絶えないグリルはせがわのテイクアウト。
注文してから調理するので出来立ての美味しさ。
ちなみにここもトンビ要注意。
北大路橋から徒歩3分圏内にあり、「銭湯を日本から消さない」がモットーのゆとなみ社が経営する銭湯「鴨川湯」。若い人の利用も多く、ほどよい混み具合が逆に心地よい。
最近は週1ペースで通ってます。

あと、少人数の予約制で贅沢な空間を満喫してみたり。

観光とは無縁な閑静な住宅地にある「鈍考/喫茶 芳」
ブックディレクターの幅 允孝の蔵書が読める私設図書館と
時間をかけて丁寧に淹れたネルドリップコーヒーがいただける喫茶が併設された完全予約制の特別な空間。
日本古来の伝統工法を随所に用いた隙のない空間で
オーレヴァンシャーのコロニアルチェアに腰掛けながら本を読む贅沢。
エアコンの作動音もまったく気にならない心地良い静寂。

そんなこんなで人がおおくて観光名所には近付かなくなった一方で、ローカルな過ごし方に磨きをかけるようになったここ1年。

なんだかんだいっても京都はいいところ。

近々、ローカルなおすすめスポットご紹介します。
それでは👋


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