「考える」事が苦手だと思うあなたへ
はじめに
「考える」
学校、家庭、会社、人間関係、恋人
おそらく生きている限り必ず直面する行動ですよね。
ですが、このように考える人が多いのではないでしょうか?
「考えるのって難しい」
僕もその中の一人です。
会社で、何か案を出さないといけない時、
講演会の後の質問コーナーで指名された時、
意見を交換しないといけない時
等など、何度も「考える」場面に遭遇してきて、
その都度「苦手だ・・・」と思ってしまって
いつの間にか苦手意識を強く持つようになりました。
そして、これらの事をぱっと思いつく人に対して、
悔しい思いをしてきました。当然今もしています。
今回はこの「考える」というテーマの本をざっくりと紹介したいと思います。
「パン屋ではおにぎりを売れ」 著.柿内尚文
https://books.rakuten.co.jp/rb/16344613/
考えるとは?
まずは、「考える」とは一体何なのか?を説明します。
考えるとは、
①「広げる事」
②「深める事」
広げるとは、
可能性を考えていく事であり、新しい価値を作っていく事。
深めるとは、
本質的価値を考えていく事であり、「そもそも」を考えていく事。
「考える」≠「思う」
考える事と思う事は別物です。
思っている事なのに考える事と間違って認識してしまっている場合があります。そもそも、僕もそれを知るまでははっきりと区別が出来ませんでしたし、別物だという認識もありませんでした。
「思う」=頭に浮かんでくる。感じる事。
「考える」=目的の為に意識的に思考する事。
この2つを同じにしてしまうと答えの導きが難しくなります。
何となくわかっていた方も多いと思います。
ですが、こうやって文章化してみると、
より分かり易いですよね。
「考える」順番
「考える」為には順番があります。
これらを順に進める事により「考える」事がスムーズになるでしょう。
①ゴールを決める
②インプットして現状を整理する
③考える=「考えを広げる」+「考えを深める」
①ゴールを決める
まずはゴールを設定しましょう。
何故なら、僕たちは悩み考えているうちにどんどん深みにはまっていき、色々な方向へ脱線してしまうものだからです。
考えていくうちに脱線を繰り返し、その結果数時間、丸一日悩んでいた。
何て事、少なくないと思います。
まずはゴールを設定して、感情や環境に流されないようにしましょう。
②インプットして現状を整理する
「考える」とは闇雲に考えるものではありません。
現状を整理してから導き出すものです。
ゴールに向かう為の課題を設定して、それに必要な情報をインプットする。それからインプットした情報を整理してから、「考える」に移るのです。
③考える=「考えを広げる」+「考えを深める」
先ほども伝えましたが、考えるとは、
広げる事と深める事です。
ですが、そういわれても広げる、深める事は、
「どうぞ」
と言われても簡単な物ではありませんよね。
これにはいくつもの方法がありますので、
いくつか紹介していきたいと思います。
考える思考法
○かけあわせ法
言葉と言葉を合わせてみる事。
「うんこ」×「漢字ドリル」=「うんこドリル」
「音楽」×「BAR」=「音楽BAR」
「野球」×「サッカー」=「キックベースボール」
これまで出会った事が無いような言葉×言葉の組み合わせから、新たなヒットが生まれる可能性があります。
○数珠つなぎ連想法
出会った事があるもの、イメージできるものをどんどん繋げていく方法
既存のものに新しい魅力、価値を見出したい時に活用する。
考えるテーマを中心に書き、全方位に思いつくままに関連するだろう事を繋げていきます。連想でいっぱいになったら、そこから活用出来そうな事を探していくという考え方。
このようような思考法に基づいて考えていくと、
比較的簡単に新しい発想にたどり着く事が出来ると思います。
ここで紹介する考え方は、これだけですが実際の本には、
これら様々な思考法がたくさん記載されています。
おわりに
この本を読んで、自分の中で苦手意識を強く持っていた「考える事」について攻略法を掴めたような気がします。
「考える事」と「思う事」の違いを文章で理解できたことによって、
今まで、自分が考えていたと思っていた事は、どちらかというと「思う」寄りだったのではないのか?と考えさせられました。
これからは、闇雲に考えて、時間を消費するのではなく
計画的に考えて効率よく思考を楽しみたいと思いました。
僕なりの感想文でした。
https://books.rakuten.co.jp/rb/16344613/
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