効率のいい出店方法(チェーン)
私たちが生活していてもはやコンビニというものは欠かせない物になっていますよね?そこで一つ疑問に思った事はありませんか?
「なんで近くに同じコンビニを作るんだろう?」
これにはしっかりと理由があったのです。
今回は、セブンイレブンやスターバックス等が実際に行っている出店戦略について勉強していきます。
○ドミナント戦略とは?
チェーン店が一つの狭いエリアに集中して複数出店する戦略の事
これは、かなり想像し易いと思います。
私たちが住んでいる街の事を想像してください。
あちこちに同じコンビニがあったりしませんか?
「同じコンビニなのにこんなに近くにあっても意味ないだろ。」
「潰し合いしてしまって効率悪いんじゃないか?」
そう考えた事がある人も少なくないと思います。
では、何故このような出店戦略を行うのか?についてです。
○ドミナント戦略を行うのは何故?
【メリット】
①物流の効率が上がる
店舗同士が離れていると配送に時間がかなり必要になります。ですが、ドミナント戦略を行うと、その地域に店舗が密集しているので、配送効率が格段に上がります。
②地域での認知度が高まる
その地域に店舗を集中させる事により、企業を住人が目にする機会が多くなり、認知度を上昇させる事が出来ます。
③宣伝効率が上がる
各地域によって、特性や性質、住民のタイプも変わってきます。全店舗同じ宣伝方法を採用していては、その地域住民に寄り添った企業とは言えません。地域ごとに宣伝方法を変える事により、コストの削減にもなりますし、地域の特性に合わせて柔軟に対応する事出来ます。
【デメリット】
①災害時のダメージが大きい
その地域に店舗が集中していると、そこで災害が発生した場合はまとめてダメージを受けてしまいます。
②店舗同士での顧客の奪い合い
想像し易いでしょうが、やはり、店舗間での顧客の奪い合いが発生します。
あまりに集中しすぎるのも効率が悪くなります。
③地域の事情に大きく影響を受ける
新しい道路が出来たり、交通量が下がったりすると、まとめてダメージを受けます。
○おわりに
僕の地元では、「えらいローソンが多いな」と学生の時には思っていました。ぞの裏にはこのような戦略を実行していたんですね。
売り上げは分かりませんが、顧客となる僕に「多いな」と思わせていたという事実だけでも、ドミナント戦略は成功していたのかもしれません。
そういえば、うちの介護施設は同じ地域にばかり系列施設を作りまくっており、街を走ればうちの系列の送迎車と高確率ですれ違います。
これはまさにドミナント戦略!!
他の施設の方から言われたことなんですが、
「~市に石を投げれば~の送迎車に必ず当たる」
上手いこと言うな~って思いながら苦笑いしてました。
では!
この本を読んでアウトプット用にこの記事を書いています。
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