スプリンターズS最終結論
保険なしの攻めた予想をします。
その方が読んでいて気持ちが良いと思います。
G1なので全頭にしっかり触れていきますし、濁さずハッキリとこの馬は消すぞと書きます。
盛大に外したら笑ってください。
反省を繰り返し、更なる高みを目指すために。
甘えなし、保険なしの大胆予想やっていきます。
かなり長いですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
1番 オオバンブルマイ
前走のキーンランドCは差し追い込みがしっかり決まる展開の中、最後方から大外一気で3着とインパクトのある競馬をしました。
鞍上武豊、最内枠、前走インパクトのある走りで実力以上に人気している印象です。
今回の舞台は中山1200m。
キーンランドCとは全く条件が異なります。
内前有利な馬場ですし、このメンバー相手に後方一気で好走できるほど甘くないという見解です。
追い込みを決めるにはあまりにも条件が悪すぎると感じます。
追走力も課題で、ここで先行できるようにも思えませんし買い時はここではないという評価です。
消します。
2番 トウシンマカオ
前走のセントウルSでは終始4頭分外を周り10番手から差し切り勝ちとかなり強い競馬をしました。
飛びの大きい馬なので最内枠は窮屈になるのではないかという評判からオッズを下げています。
これは一理あるかもしれないが確証はないという程度の認識ですので、これでオッズを下げるならむしろ買いたいよねという評価です。
少なからずセントウルSの内容からは買い要素しかありませんし、懸念されている点が走ってみたら問題なかったという結末で終わる可能性も十分にある。
そうなった場合最内枠は世間の評価とは真逆の絶好枠に変わるわけで。
以上の点から妙味が発生するパターンですので買い目に入れますが、確かに懸念点としては一理あるので本命までは行かないという評価です。
3番 ウインマーベル
非常に評価が難しい馬です。
過去レースから、ここでも通用する能力があるというのはわかります。
器用な馬なのでこの舞台はあっていると感じますし、枠も最高です。
内前有利な馬場の恩恵が受けられそうだと感じます。
ですが他にも同じような評価ができる馬はいます。
その他の人気馬も軒並み内に集まっています。
その人気馬よりもオッズを下げている理由がスタートと距離に若干の不安を抱えていること。
そんな中6番人気12倍というオッズ。
妥当も妥当。
人気馬より若干不安要素があるから気持ちオッズ付いてますという妥当すぎるオッズ。
上記で書いてある通り、好走パターンがしっかりあるので消すことはできない。
ただオッズが美味しいとも感じないので厚い印を打つこともできない。
以上のことからウインマーベルは紐という評価にします。
4番 エイシンスポッター
前走のキーンランドCは差し追い込みがしっかり決まる展開の中、8番手でロスなく周り2着に好走しました。
展開はかなり向いたという評価です。
大体この馬は後方で展開待ちする差し追い込みタイプです。
そんな馬がなぜ前走中団好位で競馬できたのか。
それはモレイラの神騎乗によるものです。
スタート直後インに切り込んで、折り合いを付かせながら徐々にポジションを上げていく神騎乗を披露していました。
なので前走評価としては2着に好走していますが、高い評価はできません。
内枠を引きましたが、前走の再現を期待するのは酷でしょう。
今回の舞台で能力が高くない+展開も向かない可能性が高い馬に印を回すのはあまりにも根拠に欠けます。
消します。
5番 ナムラクレア
前走のキーンランドCでは5番手で競馬し、最後の直線は接触する不利がありました。
ある程度先行負荷が高い展開なのもあってか、脚が溜まっておらず直線では伸びを欠いていました。
直線の不利がなくても負けていたという風に感じます。
少し控え気味の方がこの馬にとっては持ち味が活かせるのかなという感想です。
2走前の高松宮記念では強烈なイン伸び馬場で最後インで追い込み2着に好走しました。
これは完全に展開が向いた内容で、素直に評価できません。
枠は良いですし、中団好位で競馬できそうなのはプラスです。
ですが2走前は素直に評価できない内容。
前走は不気味な内容で、思っている以上に弱い内容でした。
逆張り発動しますが、昔は間違いなく強い競馬をしていました。
ただ直近2走の内容からは、この馬はまだ強い馬であるという根拠を見つけることができておらず、その薄い根拠と過去の実績だけで厚い印を打つことはできません。
実績でしっかり上位人気に推されているという事もあり妙味も感じません。
紐です。
6番 ママコチャ
前走のセントウルSでは、大外枠で終始外を周り3番手から2着という好内容でした。
若干折り合いも欠いていましたし、牝馬ながら斤量57kgでこの着順というのも素直に評価できる内容でした。
今回は斤量56kgですし、内枠になるのもプラスです。
「やはり暖かくなってこないと本来の走りはできないのかなという印象です」
鞍上の川田騎手が2走前の高松宮記念で発した言葉です。
間違いなく買い時はココであると思いますので、この馬には厚い印を打ちます。
ただオッズとしては割と妥当で、2.3番人気。
本命までは行かないといったところです。
7番 マッドクール
前走はレベルの高い香港スプリンター相手に大敗。
2走前の高松宮記念では、強烈なイン伸び馬場で終始内をロスなく周り、最後の直線も内ラチを走るこれ以上ない完璧な内容でした。
あまりにも展開が向いたと感じています。
器用でテンも速いので今回の舞台はあっていると感じますし、枠も良いです。
ただ近走の内容で2.3番人気で買えるほど突出しているとは思えないというのが素直な感想です。
条件的には買いたい馬ですし、展開も向きそうだと感じます。
ですが、やはり能力面での疑問を感じてしまいます。
G1馬に何を言っているんだと思うかもしれませんが、高松宮記念での1着は全く評価していませんし、それで2.3番人気まで推されているのであればココではそれ相応の印を回すのが筋です。
消します。
8番 モズメイメイ
前走のセントウルSでは終始内ラチ沿いをロスなく周り、最後の直線も内ラチを走り3着。
距離ロスが一切ない完璧な展開で素直に評価できる内容ではない。
そう考えるのが普通ですが、少し気がかりなことがあります。
この日の内ラチ沿いは荒れていたんですよ。
内は使える馬場ではありましたが、内ラチ沿いは荒れていたんです。
内ラチから1頭分くらい空けた内は確かに伸びていました。
でもモズメイメイが走ったところは道中も最後の直線も完全に内ラチ沿いなんです。
これはあくまで仮説に過ぎないのですが、内は伸びていたが内ラチは荒れて伸びていなかったという説が正しければ、このモズメイメイのセントウルSの内容は本当に強い。いや強すぎる内容なのです。
凄く無理な仮説ではないと思うんです。
一理あって良い。
ただあまりにも確証がなく、強く推せるものでもないので厚い印は打てません。
ですが本来消す予定だった馬。
この仮説のせいで消せなくなりました。
かなりの穴馬ですし紐にします。
9番 ムゲン
レベルの高い香港スプリントで結果を出している馬ですし、ここでも能力的には劣っていないという風に感じます。
ですが今回の舞台は高速の内前有利馬場。
海外馬は日本の高速馬場では厳しいという風潮がありますが、まさにこういう馬のことを指していると思うんです。
ゲートや追走力に課題があり、後方からの競馬で馬場が速くなればその分不利を受けてしまう。
間違いなく買い時はココではない。
消します。
10番 ピューロマジック
前走のセントウルSではロスなく逃げて大敗。
評価できる内容ではないが、モズメイメイでの評価で話した内容から、この馬も内ラチ沿いを走っていました。
近走の好走も展開が向いてのものなので素直に評価できないと感じていますが、今回の舞台としては高速の内前有利馬場。
すんなり逃げれる可能性のあるこの馬的にはココが買い時なんです。
陣営が逃げないことを示唆していますが信用できないですし、よくわかりません。
どちらにせよ、逃げる可能性があるなら買いたい馬ですし。前走の大敗で人気もかなり落としています。
ですが能力が高いとも思いませんのでココは紐まで。
11番 ダノンスコーピオン
流石にここでは能力が足りないように思えます。
外枠差し馬ということで、今の馬場的に展開が向くという予想もできません。
買える根拠がないので消します。
12番 サトノレーヴ
強いっすね…
弱点がない。
メンバーレベルが上がるという事が懸念点で、力関係的にどうか。
この枠は良くはないけど悪くはないし、無難に力出せる枠に入ったかなと。
まあ納得の1番人気。
もう話すことないんですよ、このお馬さん。
1番人気で妙味ないから印下げるくらいなもんで、この馬を自信もって消せる人の見解を聞きたい。
紐にするか、厚めに印打つかは直前まで悩みます。
とりあえず買い目には入れるということです。
13番 ルガル
骨折明けで嫌われているなら買いたい。
過去レースを見るとここでも能力通用して良いと感じます。
ただ外枠でなかなか展開的には厳しい競馬を強いられる可能性が高いですし、買える根拠も少ない。
消します。
14番 ビクターザウィナー
本命です。
前走のシャティンヴェースでは6着に負けてはいるんですが、斤量61kgで完全に度外視の内容。
61kgなんて競馬じゃありません。
2走前のチェアマンズSPでは道中他馬の影響でペースがかなり乱れて、逃げたビクターザウィナーには厳しい競馬でした。
3走前の高松宮記念では、強烈なイン伸び馬場だったのにも関わらず直線外に出す不利がありながらも3着と好走。
これは完全に騎手のミスですし、内を選択していたら勝っていたと思っています。
この時点で間違いなく能力は足りていますし、香港のスプリント路線は本当にレベルが高く、そこで結果を出してきた馬ですので格が違います。
ピューロマジック陣営が逃げないかもという発言をしているので、ココですんなり逃げれたら最高です。
香港スプリントでは2番手で競馬してメンバーレベルの高い中4着と好走している実績もありますし、仮にピューロマジックが逃げたとしても2番手で競馬すれば良いだけの話です。
鞍上モレイラというのも当然プラスで、番手になったとしても上手く乗ってくれるだろうという安心感があります。
陣営は高松宮記念より状態が良いと言っていることもプラスです。
嫌われている理由としてはピューロマジックの存在、外枠、中山の高速馬場適正があるか。
まずピューロマジックの存在に関しては上記で話した通り全く問題ないですよと。
そして外枠に関してですが、他の馬と違ってテンが速いので外枠でも内に潜り込める可能性が十分にあるということ。
であれば、外枠というだけで嫌う人が多いので、外枠というのはこの馬にとっては逆にオッズ妙味が出る好枠であると思います。
そして高速馬場の適性があるかということ。
上で既に書いているのですが、ゲートや追走力に課題があり、後方からの競馬で馬場が速くなればその分不利を受けてしまうタイプの馬は確かに高速馬場の適性ないんじゃないのってのは理解できます。
ただビクターザウィナーのようなゴリゴリの逃げ馬に対して高速馬場の適性ないんじゃないのってのはイマイチ根拠に欠けるなと。
どういう理屈で高速馬場の適性がないといっているのか。
自分はココに関しては何の理屈もない憶測でしかないと思っているので、これで嫌われているなら美味しいです。
待ちタイムのことを言っているのでしょうけど、馬場が速くなったらその分タイム縮めてくるだけの話でしょとしか思いません。
むしろ高速で前有利になるんだからプラスでしょという考えです。
以上のことから能力面、展開面、期待値面。
全てにおいて納得できる馬ですので、今回はビクターザウィナーを本命にします。
15番 ヴェントヴォーチェ
1年半ぶりの休み明けで流石に強くは推せません。
隣がビクターザウィナーというのは並び的には良いかもしれないですが、それにしても大外枠で厳しい競馬を強いられると思いますし、何より根拠を持って買える要素が少ないです。
消します。
16番 ウイングレイテスト
能力はここでも通用すると思いますが、あまりにも大外枠が厳しい。
消します。
まとめ
◎ビクターザウィナー
▲ママコチャ
▲トウシンマカオ
▲or△サトノレーヴ
△ウインマーベル
△ナムラクレア
△モズメイメイ
△ピューロマジック
最後まで読んでいただきありがとうございました。
外枠の馬の評価はもう途中からめんどくさくなってしまい、めちゃくちゃ雑に書きました。
当てましょう。