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ラジオにおける下ネタを考える

結果から言えばラジオにおける下ネタはありです。
会話において下ネタは、ある程度の潤滑油。
老若男女、誰でも共感してしまうような『あるあるネタ』なんだと思います。


では、なぜ下ネタは嫌われるのでしょうか。
そこには個々の下ネタで共感できるストライクゾーンの大きさにちがいがあるからだと思います。
Aさんが言った下ネタにBさんが拒否反応を示してしまう事があれば、逆にBさんの下ネタにAさんが物足りなく感じることがあるからです。
下ネタはあるあるネタですが、攻めすぎた下ネタは嫌われる可能性が高いような気がします。


ではどんな下ネタは好まれ、どんな下ネタは嫌われるのでしょうか。
一般的にポップで明るく軽い、一般的に言えば擦られ過ぎた下ネタは嫌われにくいと考えます。
逆に、生々しくドストレートで重々しい下ネタは、嫌われると思われます。
後者のような下ネタを言う人は、自分だけが楽しければ良い、いわば下ネタオナニーの人なのかと思ってしまいます。
同じ内容の下ネタでも、明るく表現する工夫をするだけで、嫌われない下ネタに変わるかもしれません。
ここまでくると、センスの問題なのかもしれませんね。


さて、ラジオと下ネタの親和性ですが、 先に話したように下ネタはあるあるネタです。
あるあるネタは共感を得やすいので、ラジオ向きだと思います。


では、どんなラジオ番組に下ネタは向いてるのでしょうか。
それは、番組の規模にもよりますが、少人数で制作されてる地方局の場合を考えてみましょう。
地方の生放送では、パーソナリティー・ミキサー件ディレクターの2~3名で制作してる局が多いと思います。
そうなるも、メッセージの内容をチェックするのを、放送中にパーソナリティーさんがしなくてはなりません。
そんな中に下ネタが紛れて読んでしまったら大変です。
なので地方局なら、収録放送が私は向いてると思います。
収録放送なら、事前にメッセージの内容を確認し不適切な下ネタを省くことが可能ですし、仮に読んでしまっても編集でなんとかなるからです。


リスナーの下ネタメッセージが過ぎるラジオの進む先を考えてみましょう。
ラジオ番組で大切なのはスポンサーさんです。
CMを放送し、収入を得ることで番組は成り立っていきます。
ではスポンサーさんが番組を降りる要因はなんでしょうか。
その番組で利益を得られない、もしくは聞くに耐えられない番組というのもあるかもしれません。
アニメや音楽、どんなジャンルでもコアな話をしていても、聞くに耐えられないと言うことはないのですが、下ネタだけは別です。
何度も言いますが、下ネタはあるあるネタなので安易に想像をしやすいですし、その言葉がストレートにイメージされます。
コアな下ネタをして不特定多数のリスナーを離してしまえば、まず戻りません。
ヘビーリスナー視点で嫌いなら聞かなきゃいいと思うでしょうが、それではラジオ局としてどうなのでしょうか。
一定のコアなリスナーからのリアクションしか得られない番組は編成で切られる可能性があると思います。
そのためにも、過度な下ネタは番組存続のためには避けるべきではないかと考えます。
パーソナリティーが率先して下ネタを言う、でもそこには一定のルールがあるのかもしれませんが、リスナーがメッセージで送る下ネタにはそのルールはありません。
下ネタは簡単に共感を得られる劇薬。
でも、そんな劇薬にたよらなくても楽しめるメッセージの方が私は素晴らしいような気がします。(番組によっては募集してますが。)



まとめ。
・ラジオの生放送での下ネタはNG。
・でも収録放送ならいいんじゃね?
・あとは、そのラジオ番組のスタッフさんに丸投げするしかないけど、下ネタはセンスが必要。

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