【初めての献血ボランティア】献血行ったら色々もらった 決行編
2024年の年末。
長い休みの間に献血初挑戦だと、専用アプリから予約を行った。
初めて予約する場合は、プレ登録をするらしい。
生年月日などの基本情報を登録する。
ここで入力をしておけば献血の際に時間を短縮できるとのことだ。
どうせ実際に献血する際には答えるのだから、任意の項目も入力したほうが後々答えるより楽なので、記入をしていく。
①予約
予約日を決めて、時間と献血に行く場所を選択する。
人が多いと嫌になる気質なので朝一なら人も多くないと思い、10時の予約を選択。
前日でも時間帯を気にせず、予約は簡単に取れた。
初回は全血採血400mlのみだったので、400mlを選択して予約完了だ。
②事前問診
予約日の当日には、アプリから事前問診が可能だ。
事前に回答しておくことで、行ってからの問診の時間を短縮できる。
事前問診をした後、献血ルームまで散歩がてら歩いていくと、オープン前の献血ルームに待っている人が二人ほどいた。
年配の男性と、若い男性だった。
年配の男性は常連のようで、10時に献血ルームから出てきたスタッフの方に名前を呼ばれていた。
献血ルームでも、常連とかあるんだなぁ。
献血ルームが開くと、まず最初に500mlのスポーツドリンクを手渡された。
③受付
受付をすると、初めての人だとスタッフがわかりやすいよう赤いストラップを渡されたので、それを首にかける。
受付の横には体重計があり、指示に従って荷物を置いて靴のまま体重計に乗る。
…年末の休みはあまり動かず、よく食べていたため、あっという間に体重が増えていた。
いかん。気を緩めすぎた体重だ。うん。休み明けにまた頑張ろう。
登録内容と体重の確認をし、本人確認のために指紋の登録を行う。
額で体温を測ってもらうため、邪魔になる前髪を横に流す。
最後に番号を書かれた紙を手首に巻かれる。
手首の番号がこれから呼ばれる時の番号になるらしい。
④血圧測定・問診
呼ばれるまで席で待っているよう言われたが最初の方に入ったため、スポーツドリンクを飲んでいたらすぐに血圧測定の順番が来てしまった。
上着も荷物もそのままに、血圧計の前に座る。
緊張していたのか1時間ほど歩いてきたからか、いつもより血圧が高くて献血ができるかドキッとしてしまったが、一度測りなおしてなんとか大丈夫だった。
ここまで来てできないはツラい。
血圧を測り終わると、問診の部屋へと案内される。
事前問診をしていたためか回答に変更がないかを確認され、小さな個室で軽く質問に答えたらすぐに終わった。
⑤血液検査
案内に従い、今度は血液検査の場所へ向かう。
母が若い頃は耳から血をとると聞いていたが、今は薬指の先からとるようだ。
針が出る道具で指先に傷をつけるのだが、これが痛い。
神経が集中している部分だ。
痛いだろうとは思ったが、やはり痛い。
じんじん、熱くなってとても痛い。
血を出すためにギュッと押されるのだが、これもまた痛い。
実際の採血より、指先から血液をとる方が痛かった。
目の前で検査液に血を混ぜていくのだが、ストローのような道具で血を吸っていく。
道具の先の片方は、かき氷の時についてくるスプーンのようなストローになっていた。
スプーンのような部分で最後に出てきた血を拭うようにとっていくのだが、これが驚くほど綺麗に残りの血をとっていく。
まるで血が勢いよく吸い付いてくるようで一瞬、痛みも忘れて楽しんでしまった。
⑥採血
血液検査も問題なかったため、いよいよ採血本番。
歯医者で座るような椅子に座ると前にはモニターがあり、年末特番がやっていた。
背もたれに頭までつけると、なんと耳元にスピーカーがついていて、飛行機の席のようで驚いた。
番組の音はよく聞こえるが、採血を担当するスタッフの人の声が聞き取りずらいので、話しかけられる度に背を浮かせていた。
なんだか一人で忙しなく動いてしまった。
採血の針は、血液検査の後だったからか痛みを殆ど感じなかった。
健康診断の採血の針より痛くなかったのは確かだ。
採血の間は血の巡りが良くなるようにだと思うが、採血している方の手に温かい液体カイロを持たせてくれる。
これが丁度良い温かさで、とても気持ちよかった。
採血中は足のストレッチを推奨している案内の紙があったので、つま先を伸ばしてやっていると10分はあっという間に過ぎた。
これが成分採血になると45分~1時間となるらしいので、もう少しゆっくりできるようになるのだろう。
⑦休憩
終わった後は20分の休憩だ。
やっとゆっくり周りを見られるようになったので、飲み物とお菓子の場所を探してみる。
高速道路のサービスエリアなどにある紙コップに飲み物を注ぐタイプの自販機で、飲み物が飲み放題。
お菓子も種類は多くないが、好きに食べられる。
飲み物をもらおうかと考えていたら、手首の番号を呼ばた。
出来上がったばかりの献血カードをもらう。
案内に従ってアプリと献血カードのIDを連携したことを受付で告げると、輸血パックのキーホルダーをもらえた。
小さな輸血パックは好きな血液型を選べる。
こだわりはないので、自分の血液型を選ぶ。
献血カードと一緒に年末年始のキャンペーンでお菓子の詰め合わせも選べた。
しかも、予約した日が平日だったのでロングスマホストラップがもらえた。
赤・黄色・深緑の三色から好きな色を選べたので、深緑を選ぶ。
採血後に渡された紙に何時まで休憩するか書いてあったので、もらったお土産をしまいながらゆっくりしていると、入口の方にロッカーを見つけた。
そういえば、ロッカーがあるとホームページに書いてあった。
上着などはここにしまっておけば良かったと今更ながら思う。
まあ、献血ルームが開いてすぐに入ったので、荷物をしまう間もなくスムーズに案内されたからわかっていてもしまえなかったかもしれないが。
休憩時間の終り頃にメールで献血ありがとうございました。のメールが届いた。
よし、帰るか。
上着を着て、ゆっくり立ち上がる。
ふらついたり、気分が悪くなっていないか確認し、最初にもらったスポーツドリンクを飲み干し、容器を捨てる。
もちろん、ラベルと容器とふたは分別する。
忘れ物がないか確認すると、赤いストラップがまだ首にかかっていた。
危ない。すっかり忘れていた。
受付にストラップを返し、戦利品片手に献血ルームを出た。
時間を確認すると、献血ルームに入って約1時間後となっていた。
⑧帰宅後
帰宅後、スマホストラップを早速使ってみる。
ちょっと欲しいなとは思っていたが、自分では買うまでいかなかったのでこれは嬉しい。
想像よりしっかりしていて使いやすい。
スマホカバーに引っかけるタイプだったので、奇しくも年末にスマホカバーの掃除もできた。
振り返ると年末年始の休みの時期だからか、人は多く感じた。
献血に来ていた人は年齢が結構バラバラだったので驚いた。
もっと、若い人と年配の方が多いのかと思っていた。
献血は16歳~69歳までできる。
献血ルームのチラシには全血採血の合間に成分採血を推奨していた。
全血採血は、採血の16週間後から再度受けられる。
成分採血は、採血の1~2週間後から再度受けられる。
成分採血は血小板などを採取して、血液は戻すらしい。
どこら採血して戻すのか、調べたがよくわからなかった。
やり方がわかっていると不安もないのだが、これも経験か。
⑨翌日以降
翌日、アプリに献血のポイントが入っていた。
献血に対して以外にも、予約をしているだけでポイントが加算される。
20点で景品と交換なので、また挑戦して何か交換してみようと思う。
2日後、血液検査の結果がアプリに反映されていた。
結果にはRhも表示されていた。
これでD抗体があるかどうかがわかるらしい。
自分の血液型は知っていても、Rhがプラスかマイナスかは知らない人の方が多いかと思う。
マイナスは全体の0.5%、200人に1人しかしない。
いつか読んだ漫画ではAB型のRhマイナスがとても珍しいと言っていた。
日本のAB型の割合は10%弱。
つまり、2000人に1人だ。
日本で一番多い血液型であるA型のRh-は500人に1人なのを考えると、確かに少ない。
その他、血液中のヘモグロビン量だけではなく、コレステロールなども平均値とあわせてアプリに表示されていた。
年一回の健康診断以外で、体の状態を無料で確認できるのは嬉しい。
これからも続けていくためにも、早々に次の予約をしておこう。
意外とすぐに献血に挑戦できた年末だった。