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花の精油あれこれ。どんなときに手に取りますか。(その3)

こんにちは、さざなみきょうこです。休業中もお読みくださいまして、ありがとうございます。

「花の精油あれこれ。」その2とその1-2を書いてから時間が空いてしまいましたが、今日はその3を掲載します。

花の精油あれこれ。どんなときに手に取りますか。(その2)

花の精油あれこれ。どんなときに手に取りますか。(その1-2)

念のため、私の考え方を再度掲載します。

A)「かいで『良い、ほしい』と思った香りが、今の自分に必要な精油」
B)「アロマテラピーで全てが解決するわけではない。必要な医療はちゃんと受ける」

特にB)についてはTwitterやnoteの記事でも何度か書いておりますが、病気や怪我をアロマテラピー、およびヒーリングや占いだけで解決しようとすることはなさらないよう、お願いいたします。もちろんそれらは、気分を落ち着かせてくれたり、心が安らぐ働きをしてくれたりする等々、医療で足りないところを補ってくれることがあります。使い分けをしましょう。

さて本題です。今回は、3) ローズ・オットー精油、ジャスミン・アブソリュート精油、イランイラン精油 について書きます。題名の画像はイランイランの花です。

3)「心穏やかになってきたら、ローズ・オットー精油、ジャスミン・アブソリュート精油、イランイラン精油で気分を高める」
3)の精油は、かぐと緊張もほぐれて気持ちを高める香りです。ただし◎全て通経作用(生理が来る作用)があります。妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は使わないでくださいね。

・ローズ・オットー精油
バラ科の花から採取されます。学名はローズ・アブソリュート精油とは異なり、これら2種類の精油の香りも異なります。ローズ・オットー精油の抽出法は水蒸気蒸留法です。

ローズ・オットー精油の香りは、個人的には「ローズ・アブソリュート精油と比べると」華やかに感じます。ローズ・アブソリュート精油が繊細で優しいお姫様なら、ローズ・オットー精油は華やかで鮮やかな女王様のイメージです。ダマスコンやシトロネロール、ゲラニオール等の成分が含まれます。

もし手に入れる機会があれば、ぜひ香水(オードパルファンでもオードトワレでも)を作ってみてください。ローズ・オットー精油だけでも構いません。もしローズ・オットー精油(ミドルノート)のほかに入れるなら、例えばトップノートにベルガモット(ベルガプテンフリー)、ベースノートにパチュリはいかがでしょうか。

・ジャスミン・アブソリュート精油
モクセイ科の花から採取されます。甘く少し重い香りです。有機溶剤抽出法で採取されますので、精油の色は茶色や、オレンジがかった茶色です。

ジャスミン・アブソリュート精油は、華やかというよりは、うっとりするような香りで気持ちを高めます。最初に書いたネロリ精油等が優しく隣にいてくれる香りなら、ジャスミン・アブソリュート精油はそっと高いところから、でも決して上からではない、導いてくれる香りに感じます。

以前はゴールデンウィーク頃に満開の白い花が見られましたが、今年は4月半ば頃に満開になっていました。

イランイラン精油
バンレイシ科の花から採取されます。精油の抽出法は水蒸気蒸留法です。珍しい花の形をしています。多くの市販(ブランドものの)香水にも使われています。

イランイラン精油は、私の少な~い語彙で表現すると「南国の香り」です。甘くエキゾチック、強い香りです。ほかの精油とブレンドしても、ほぼイランイラン精油の香りが勝ちます。ブレンドの際はお気をつけくださいね。そしてジャスミンが「うっとり」なら、イランイランは「魅惑的」というイメージです。

ここまで、花の精油の使い分けの提案をしてまいりました。もちろん使い分けても、自分がそのときにぴんときた香りでも構いません。安全に使いましょう。

最後に※精油を使うときに注意していただきたいこと

精油を直接肌につけたり、飲んだりしないでください。あの1滴1滴にたくさんの化学成分が凝縮されていますので、あなたの肌や内臓を痛めてしまうことがあります。

もし肌についてしまったら、すぐに水道の水をたくさん出して、精油を洗い流しましょう。そして万が一、かぶれたり赤くなってしまったりしたら、皮膚科を受診してください。その際は、精油を持って行ってくださいね。よろしくお願いいたします。

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。

<参考文献>

・公益社団法人日本アロマ環境協会 アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキスト Vol.12、公益社団法人日本アロマ環境協会(当時は社団法人)、2005年
・「香りを知る・楽しむ・活用する アロマセラピーパーフェクトBOOK」、アネルズあづさ著、ナツメ社、2016年

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