写真から感じるもの
音楽関連のTシャツを着ていくと記念品が貰えるとのことで
ライブTシャツを着て突入しました
正直、わたしはそんなに詳しく平間至さんの作品を詳しくは存じ上げていませんでした
しかし
写真展を進んでいくと、自身の記憶から甦るものがいくつもありました
まだ実家にいた私は、兄が実家に残していったコンポで録音される「風とロック」
のMDを定期的に交換していました
また、都内ではすぐ無くなってしまうようで、地元のタワーレコードでフリーペーパーの「月刊 風とロック」を取りに行ったこと
その際にNO MUSIC NO LIFE ?のポスターを見たことを覚えています
東日本大震災の起こった年に、福島県内で「風とロック」のライブが行われていたことも覚えています。もちろん兄は参加していました。
しかし、コレだけ情報が流れてきていても、積極的に触れ合うことをなぜかしていなかったのです 勿体無い
また、中学生〜高校生の頃は色々なバンドを聴きあさっており、
毎号ではないですがロッキングオンジャパンを購読していました
写真展を進んでいくと、何枚かは見覚えのある写真でした...
(特にBUMP OF CHICKENは絶対に雑誌で見た...)
様々なアーティストの写真を見ていくと、好きな楽曲が脳内に浮かんでくるだけでなく
写真当時の曲まで流れ始めてきていました
自身が今まで平間至さんの写真であると認識していなかっただけで、こんなにも多くの媒体で目にしていたのだと、愕然としました
写真展の中盤あたりにある、日本刀を構えた目つきの鋭い男性の写真
わたしには他の写真から一際目立って、異彩を放って見えました
1998年に公開された、中野裕之監督作「サムライ・フィクション」での
布袋寅泰さんです
日本刀を逆手に持ち、暗闇に浮かび上がる布袋さんの姿は
今まさに死闘を繰り広げようとする侍そのものを写しているのだと感じました
その迫力に暫く釘付けになってしまいました
ギターを携えた布袋さんの姿には何度も痺れさせられてきましたが
この写真には本当にその日本刀で一閃に切り捨てられたような鋭さを感じました
他にも素晴らしい写真を見たはずですが、この写真に全てのインパクトを持って行かれてしまいました
平間至さんの言葉で
とありましたが
「サムライ・フィクション」の布袋寅泰さんの写真はまさに
日本刀を携え、一閃を浴びせんとする侍の鋭さ
それに対峙するということ
それらが伝わってくる一枚であったと感じました
自分が写真を撮るときにも是非肝に銘じ、撮影に臨みたいと思います。