【山門文治式】ホントに捗るライティング術・後半
副業に興味があって、ライターとして月に10万円でも稼ぐことができれば、もっと生活が安定するだろうなぁ。
でも、ライターになるためには特別な技術を学ぶ必要があるから、それを学ぶのが面倒くさくて結局後回しにしてしまっている。
そんなライター志望さんが読んだら、役立つ内容を書く。
そのため、かなりの初学者に向けた内容になるため、中級者や上級者には、少々退屈な内容になってしまうかもしれない。
だが、基礎固めこそ上達の最短ルートだと思うので、ぜひ読んで「復習」のために活用してほしい。
いずれにせよ、最後までじっくりと目を通してくれれば、なにかしら得られるものがあるようにこだわって書いているので、あじわって読んでいただきたい。
前半部では、文章を書く環境つくりに紙幅を割いた。後半部では、いよいよ第5節ライティング術について紹介する。
ここでは、具体的な文章術を紹介するので、紹介された手順通りに記事を書けば、あなたもライティングが今日からできてしまう記事を書いてほしいと頼まれたので、そんな記事をがんばって書こうと思う。
この記事に書かれた内容を十分に理解できれば、すらすら言葉を操り、家賃を稼げるライターになるだろう。
1.誰が読むのかこだわる
誰が読むのか。
おそらく「書く」という行為でもっとも重要なのは、この問題だろう。
読み手に合わせた語彙のレベルで、読み手に合わせた文章配置。
先日、司会業の人と話したのだが、会場に集まる客層の顔を見て話し方を変えているのだという。
会場に若者が多く集めれば、若干早口で進行してしまったほうがよく、高齢者が多く集まれば、ゆっくりで丁寧なことば遣いが好まれる。
聞き手が一番ここちよくキャッチできる言葉遣いと抑揚とトーンを選択しているのだ。
こういう選択が、文章を書く人にも必要である。
読み手にあわせて、話題、言葉遣い、文章構成、文章の難易度を変えるのだ。どんな人かわからなくても、どんな言葉遣いを好み、どんなワードチョイスを好む人たちなのか、ふわっとでもいいのでイメージを持つことが必要だ。
ここで考えたいのが、あなたの記事の読者はどんな人かということである。
あなたの記事の読者の顔を思い浮かべる。これを専門的な用語で、ペルソナという。
ペルソナという言葉には、さまざまな意味があるが、ここではマーケティングにおけるペルソナに限定して説明したい。
ペルソナは、読者グループの中の特定の一人というイメージのことだ。
ペルソナがはっきりとしていればいるほど、「悩み」「理想」などが明確になるため、「これは私のために書いてくれた記事だ!」という思いにつながる。
つまり、いい記事とは、書き手は具体的な読み手一人に、話しかけるような言葉で書かれた内容である。
ペルソナの設定方法
ペルソナの設定方法を説明する。
ペルソナを設定するうえで、いちばん簡単な方法は、過去の自分をペルソナにする方法だ。
たとえば、過去のぼくは、「自分からフォローをせずに、1日に何人も向こうからフォロワーが集まってくれる方法はないかなぁ」と思ってnoteを観察した。
すると、アッと驚く法則を見つかった。その法則を利用してある方法を試したらフォロワーが毎日30〜50人は、増え続けるようになった。
その方法は、こちらにまとめてあるので、興味がある人はぜひチェックしていただきたい。
このように、過去の自分に語りかけるような記事を書く。
この時、過去の自分の状態をできるかぎりくわしく言語化することが重要だ。
どんな分野であれ、初心者のころの自分が喉から手が出るほど欲しかった情報がまとめているnoterさんがいたら、思わず読みたくなるだろうし、フォローしたくなるはずだろう。
しかし、いつでも過去の自分がペルソナになるとは限らない。
そこで、過去の自分をペルソナにできない時には、じぶんが実際に知っている人の中でターゲットにぴったりな人をペルソナに設定するという方法がある。
その人が読むとしたら、どんな言葉遣いをすると読みやすくなるか、読みたくなるのかなどを考えるのだ。
ここで設定したペルソナのために、その場にいるような、親しげな言葉選びで書くことが重要だ。しかし、「親しげ」と身内ノリは明確に区別をしなければいけない。
あまりにも個人的な話が書かれていると読者は離れてしまうので、あたりまえのように使っている固有名詞や略語など、読み手は理解できるのかを常にチェックしながら書こう。
2.文章構成にこだわる
文章構成にこだわると、文章は読みやすくなる。
ここでは、文章が伝わりやすくなる文章術をふたつ紹介しよう。
(1)PREP法
PREP法は、ぼくが大学生のころに、新聞社のインターンに行ったときに習った文章術である。
新聞記事は、読み手に対し、できるだけ速く正確に読めることを目的としている。そのため、もっとも伝わりやすくストレスを与えないライティング術としてよく紹介されるものだ。
この書き方の型を理解することで、とりあえず減点されない、わかりやすい文章を書くことができる。そのため、この文章術をもっとも教えている相手が、大学入試の小論文を控えている受験生である。
このように、物事をわかりやすく説明するのに適している。
ポイント以外にも例を入れることで、理解が深まりやすく、教本やセミナーといった教育での表現に有効だ。
(2)SDS法
SDS法は、ぼくが大学生時代、Webマーケティング会社のインターンで習った文章術である。
PREP法とは違って、事実を端的に伝えるのに適した文章術だ。
(3)両者の使い分け
PREP法とSDS法を紹介したが、両者はどのように使い分ければよいのか。
PREP法では、根拠と具体例の要素が必要になるため、研究成果や客観的な事実に説得力を持たせたい時に有効な方法だ。
それに対して、SDS法は、PREP法にくらべて構成要素が少ないので、扱いやすい。
両者は、つたえたいことの長さやボリュームなど適材適所に使い分けを行うことを勧めたい。
3.言葉選びにこだわる
さて、いよいよ佳境。
言葉選びにこだわる。
言葉選びにこだわるのが、ライティングをするうえでもっとも大切で、もっとも楽しい。
この言葉は、あの人に伝わるだろうか。この表現は読みやすいだろうか。
こういうことにいちいち配慮したり、慮ったりするのが、言葉選びである。その際に役立つツールが、3つある。
(1)字数チェッカー
文章を書く時、かならずと言ってもいいほど活用するのが、この字数チェッカーである。
今、自分が何字書いているのかを知ること、あるいは、ある説明をするのに何字費やしたのかを知るのに役立つ。
書ける字数は、持久走に喩えられる。人間は、全速力ではせいぜい50メートルも走れない。何キロも走る場合には、ペース配分を考えたり、自分がどれくらいがんばると疲れるのかを知っておくと便利だ。
自分が思いつくままにバーと書いた文章は何文字くらいになるのかということを知っておく。だんだん慣れてくると、これを説明するのに、だいたい何文字くらいかかるという目算ができるようになってくる。
(2)小学校で習う漢字
出版業では、読みやすい文章の比率は、ひらがなと漢字で7:3であると言われている。
しかし、かなり意識的にひらがなをつかわないとついつい漢字の比率が高くなる。
そこで、小学校での習う漢字を調べられれるツールを紹介する。
(3)誤字脱字は、Googleドキュメントで
Googleドキュメントにここで書いた文章をコピペで貼り付けましょう。
すると、GoogleドキュメントのAIが誤字脱字を青字で教えてくれます。
まとめ
以上が捗るライティング術の前後半わけの紹介だ。
前半と後半のライティング術を盗んで、どんどんいい作品をnoteにつくりだしてほしい。
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