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音階とリズムの迷路


リズムについて
ジャズはリズムが4/4拍子で1-2-3-4 の偶数拍が強勢になる。
クラッシク音楽と他の音楽の最大の違いは、クラッシクはモノリズム。
その他の音楽はポリリズム(複合リズム)となっている。
そのうえで、ジャズのリズムの特徴を知りたいと思っていたので、いくつかの曲を思い浮かべて、聞いてみて納得した。
例えばワルツで3/4拍子の「マイ・フェバリット・シングス」をジョン・コルトレーンで聞くと、二拍目が強勢で、ワルツは4拍目がないので、三拍目を二重(休止符を含む)にして仮の4拍にしている。

文化人類学で言われているのは、典型的なポリリズムで構成されている音楽としてアフリカ・ピグミー族の音楽と、インドネシアのケチャがある。
ケチャは舞踏劇「ラーナヤーナ」の中で猿の群が歌う様子を表現したもの。ピグミー族の音楽

ケチャ

音階について
日本の伝統的音階はファとシが無い四七抜き音階と琉球音階がある。
これはインドネシアも同じで、たぶんこの二つの音階が同時にあるのは日本とインドネシアだけだろうと思う。
ジャズのブルーノート音階は、これもアフリカの地域起原の音階だろう。
ちなみに、四七抜き音階は案外多く、知っているところでは、アイルランド、アラブなどもそうだ。
インドネシア・スンダの、琉球音階の唄。  

エジプトとスーダン国境、ヌンビア地域の音楽は河内音頭とそっくり。

アイルランドの唄。庭の千草 The Last Rose Of Summer


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