魂の叫び、スパルタクス

どーも、せーゆです。

今回ご説明するのが、ロシアバレエの傑作、スパルタクス｛ユーリー・グリゴローヴィッチ版｝。男性の男性が力強く、エネルギッシュに踊るこの作品。それもそのはず、舞台は第三次奴隷戦争。ローマに対して反乱を起こしたスパルタクスの偉業をもとに作られました。

しかし、実は登場する人物の心情、葛藤、性格までもが事細かく踊りに表現されています。まさにロシア魂の踊り！

今回はその心情などにも注目しつつ、登場人物から、実際にバレエ「スパルタクス」を見るうえでの見どころまでキッチリおさえていきます！

読み終えるころには絶対見たくなってる！

まずはこちらを！スパルタクスの予告編！カッコイイです。

注意スパルタクスはとても長いです、２時間以上あるので最初から２回に分けてみようと思ってみたほうが良いかもしれません。劇場で見たら3時間コースの超大作‼‼‼

登場人物

まず初めに紹介するのは

クラッスス

『スパルタクスなんだから、スパルタクスから説明してほしい』と思うかもしれませんが、この作品において彼を語らずにはいられません。

実際に実在した人物『マルクス・リキニウス・クラッスス』がモデル。ローマ軍の将軍。騎士階級であった。作品では描かれていないものの、政治家としても有名であった。バレエスパルタクスでは彼の溢れる人間味が描かれており、とても興味深い。

剣闘士スパルタクス

トラキア、現在のバルカン半島南東部トルコ、ギリシャ、ブルガリアの遊牧民族だとされ、剣闘士養成所を抜け出し、反乱軍の首領となった。

フリーギア

スパルタクスの愛する人。

エギナ

クラッススの｛クルチザンヌ｝フランス語で高級娼婦を意味する表現。当時このクルチザンヌは平民や兵士よりも身分が高いものとして扱われた。

あらすじ

あらすじはざっくりまとめると

クラッスス率いるローマ軍が、スパルタクス率いる反乱軍を捕虜として捕まえ、スパルタクス達は奴隷として扱われる。反乱軍はそこから抜け出すことに成功し、場面を変えて再び反旗をひるがえし、クラッススを追い詰めるものの、殺さない。そして生き残ったクラッススとエギナの復讐により反乱軍は全滅、スパルタクスは死ぬ。

ここからはぜひ実際にスパルタクスを見る際読みながら鑑賞してください！