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【怪談実話】あの世からの声

これは私が以前働いていた会社の同僚だった女性から聞いた話です。
仮に彼女をJ子さんと呼ぶことにします。

J子さんは眠りが深い方で、いつもは朝まで目覚めません。
ところがその夜に限って真夜中に尿意を覚えて目が覚めてしまいました。

家中が寝静まった深夜、一人で暗い階段を降りて階下のトイレに入りました。
その時、個室の中でいつもは考えないようなことをうっかり考えてしまいました。

「死後の世界ってあるのかなあ?」

すると天井の方から押し殺したような声がしました。

「……あ〜る〜」

J子さんは死ぬほど怖くて朝まで眠れなかったそうです。

深夜にトイレでうっかり怖いことを考えると、予期せぬところから予期せぬ答えが返ってくるかもしれません。

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