転校する決断と迷い
今小学6年生の娘は、小学3年生の夏休み明けから不登校。
その年は、仕事復帰した年でもあり、復帰後配属されたところは人が少なく、私しか担当がいない、そして前任者の方は辞められていて、そのまた前の前任者の方は育児休暇中。
本当に何もわからずいっぱいいっぱいで、学校へ付き添うために休む、という選択ができなかった。
今思えば、学校が近いからと、給食を食べるためにひとりで学校へ行かせたり、本当に心細い思いをさせたし、娘、よく頑張ったな、って思う。
本当にすごい!
校外学習なんかのイベント事には参加できていた。
小学4年生になってからは、配属先も慣れたところに変わり、お昼休みに帰って学校へ送って行ける余裕ができた。(前の年は、お昼休みも作業していた。)
同じく不登校になった弟と、給食だけ食べに行ったりぽつりぽつり。
校外学習とかも行かなかった。
小学5年生になって、頑張って初日から行き、ぽつりぽつり行ったものの、またぱったり。
もう給食だけ食べに行く事も無くなった。
公立中学校ではなく、私立に行きたい!推薦で入るために学校に行く!
その思いだったんだと思う。
でもダメだった。
それでも、推薦の為に放課後行って、テストを受けたり頑張った。
誰もいない放課後でも嫌がっていた。
学校に放課後遊びに来ている子がいたりすると、隠れるようにしていた。
それでも頑張った、100点もとった!
でも、学校に行っていないので「良い」はつかなかった。
学校には行きたい、でも今の学校ではみんなの目が気になる、行けない、行きたくないで苦しんでいる娘を、どうにか解放してあげたかった。
そこで、不登校などの理由があれば、学区外の小学校に通える事を知り、早速問い合わせた。
娘の状況から、可能だろうから、また相談に来てくださいとの事。
決断するのに時間がかかり、年度末になって再び相談。
4月からなら急がないとですね、となり、小学校に電話したり希望が見えた気がした。
ところが、やはり無理ですと言われ、絶望した。
私はめっちゃ泣いた。
こんなに泣いたのはいつぶりだろう。
そして今年から、今の小学校が教室に入り辛い子たちの居場所作りに特化したモデル校に選ばれ、別室が広い部屋になって、誰にも会わずに入れる場所に移動になった。
支援の方も毎日誰か来てくださり、勉強もみてもらえるとの事。
娘も、誰にも会わずに行けるなら行けるかも、と言っていた。
頑張って行ってみた。
感想は、違う学校がいい。
もう転校しかない。
弟は今の学校に通うので、市外は無理。
市内で、同じ保育園の子もいなくて、公立中学へ行ったとしても、今の小学校の子がいないところ。
学校は、2つに絞れた。
条件に合うところで、借りられる物件は、それぞれ一つしかなかった。
それぞれ物件を見に行き、学校までのルートも歩いてみた。
娘は小さい学校がいいとの感想。
わかる、でも大きい学校の方が、親としては、送り迎えしやすかったり、周りの環境がいいし安全な感じがする。
大きい学校の方が、転校しても紛れられる気もする。
どこかのマンションに引っ越して来たのかなあで済む気もする。
小さいところは、マンションなんてないから、どこ?あの家?ってなる。
転校すると決断はした。
学校にも伝える。
さ、どっちにするか。
娘はどっちに決めるのか。
空想タイプでも2択ならできるはず。
小さい方がいいとわかっているのに、
決められないのは私かも。
学校へ行くなら、みんなと同じように行きたい。
特別扱いはしてほしくない。
途中からとか、途中から帰るとかは嫌。
目立ちたくない。
そんな娘の望みが叶うのは、どちらなのか。