みんなに報告したいことがあってね。
おはよう、さゆりです。
今回は一つ、こういう私の地味なアウトプットまで見てくれてるみんなだけに先に報告したいことがあってね。
なんと私、6月に博多ですっごく大きなことをします。
2年前に夢でしか描いてなかったことが、なんとリアルな空間で、
しかもたくさんの人に見てもらえる機会で実現できることが決まりました。
もう少し具体的なことをいうと、博多駅すぐの大きな百貨店”阪急博多”の1階メディアホールという一番目立つところにある催事スペースでのPOPUPが1週間開催できることになりました。
そして一番大きなことは、空間装飾を阪急さまサポートありの環境でやらせていただけること。
POPUP自体は実際すこし頑張ればできることなんだけど
空間を私のパワーだけではできない範囲で制作に取り掛かれるということが一番大きいく、貴重な機会をいただきました。
今回はそれにちなんで私が考えてたことの話。
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仕事を探す時に死ぬほど考えた”わたしにできることはなんだろう”という問い。
なんとなく自分の感覚では空間とか場を作ることが自分のやりたいことだし、人よりできることだとおもっていた。小さい頃、どんな職業があるのかもたいして知らない時に、お父さんに「私、イベント屋さんになりたい」と言って、お父さんにそれはイベント企画会社のことだね〜と言われたのだけを記憶していて、大学生になってからイベント企画会社の仕事を調べてみたらびっくり、すごくつまらなそうだなとおもってしまった。というより、私の仕事じゃないな〜といった感覚の方が近かった。
大学では一応建築や都市のことを専攻していて、ハード面的な空間づくりの勉強をしたんだけど、これもなんとまあ面白くなかった。というかハードを考えること自体は面白いんだけど、これを仕事にするっていうことが全然面白くなさそうだった。法律やその土地が持っている特徴、課題のテーマに合わせた建築物を考えることは、問題集を解いているような気分がした。
アルバイトでイベントの手伝いをしたり、コミュニケーターのようなことをしたり、自分の店のような感覚でバリスタやらせてもらったりしたけど、楽しいけどまだ物足りない。何かが違う。そんな感覚が拭えずにいた。
大学を卒業して、私は結局自分が一番大好きだったアパレルを扱う自分のブランドをつくるという道を選んだ。なんでアパレル?なんで古着?みたいなところはいろんなところで喋っているから今回は省略するけど、今の仕事って大きく分けると3つのことをやっていて、一つは経営、二つ目は服を人より上手に扱うこと、そして3つ目が空間をつくっていくこと。
この3つ目がすごく大切で、昔私がもやもやしていたところを晴らしてくれている要因になっていると思うんだ。今回のテーマはこれ。
今まで3年半ブランドを続けてきて、50近くの会場を作ってきた。
その時のアイテム達や私の装い、どんな人が集まるのか、どんなものを感じて欲しいのか。いろんな要素を摘んで一つの箱の中に収める作業は、とってもクリエイティブになれる最高の瞬間である。ある程度事前に図面確認はしておくが、あとは実際に現場の空気感を見て決めている。大体1時間〜2時間くらい集中して描き終わり、全て設営を終えるのがいつもの話。
もちろん設営だけでなく、お店が始まってからもお客さんの動線を作ったり、声かけで雰囲気つくったりも含めての会場作り。
とあるオーナーがいつも私がそうやって集中して空間を作っている光景を気に入ってくれてよく手伝ってくれた。一緒に汗だくになって終わると、”ショートムービーの中にいるようだったと”言って、帰りに日高屋を奢ってくれるルーティンは楽しかった思い出。
言葉や図面で説明するのはすごく難しいんだけど、私は守りたい空気感があって、それをその場で作ることが楽しいし、得意だと思う。もちろん誰もがみていいなと思うものじゃないかもしれないし、空間設計的な評価はそこまで高いものではないのはわかっているが、それでも私がつくった空間に行くことを楽しみにしてくれているお客さんがいるのを知っているし、その積み重ねもあってか、今回このような大きなオファーがいただけたんじゃないかなって感じてます。
自分のブランドで自分の世界観でいれて、何を作っても誰にも文句言われない空間作り。それが楽しくてやめられない。そして、その世界観を信じて大きな場所を任せてもらえたこの機会、絶対にものにしてみせる。少し緊張してるけど、サポートしてくれる人たちがいるおかげで、おもってるよりのびのびと発揮できそうでわくわくしています。
普段は東京、たまに関西って感じの人生だったので博多の近くにはあまり知り合いがいなく未知の世界だけど、頑張ってくるね。
とその前に、今週は渋谷PARCO、来月は毎週POPUPというハードスケジュールがある、、
五月病なんてかかってられないね、みんなもがんばろうね
おやすみ
sayuri