美しき名将
中田久美 バレーボール女子日本代表監督
環境を美しく保つ感性がなければ勝てない
息子がバレーボールに夢中なので、一緒にテレビで観た女子バレーボール世界選手権のアジア大会。
すらりとしたプロポーションに清潔感溢れる美女揃いの日本代表チームの選手たちの中、ひときわ強いオーラを放っていたのが中田久美監督。思慮深く、知性に溢れている。すらりとした現役選手にまじっているので目立たないが、中田久美監督も高身長ですらりとしたプロポーション。バランスよく見えるショートボブもさり気なく決まっているし、ユニフォームでなくとも普段のセンスの良さは感じ取れる。
小さなことを見逃さない。
選手をよく観察する。
身の回りを美しく保てない選手に微妙なテクニックや戦術の違いかわ分かるはずもない。愚痴も禁止、選手の成長を阻む大敵だから。身も心も部屋も美しく整えなければ、勝てるはずがないと言う。
なるほど、だからあの凛とした佇まいなのだ。
だからあの美しさなのだ。テレビで見ても圧倒される。
若い頃から可愛らしい天才少女と言われ、美人選手名鑑に載ったりもしたが、成熟した今がいちばん美しいと思う。
身の回りを快適に美しく保つという感性。言い換えるとセンス。スポーツを極めると、美しさも自然と極まっていく。息子は中田監督になら付いて行きたいとまで言っている。14歳の少年にもその美しさはは分かるのだ。