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もしもどんな自分にもなれるとしたら?
大袈裟ではなく「眉毛」の描き方ひとつで人生が変わるかもしれない。そのくらい、「自分」というものを作り上げることができるパーツだと思うんです。
どのくらい重要なのか漫画で例えてみると、
眉毛をしっかり濃く太く描けば、熱い思いを持った信頼される「主人公顔」になります。
同じお顔でも、眉毛を極端に薄く描くと、ミステリアスで性格が掴めないタイプのキャラになることが想像できるかと思います。
眉尻を長めに描くとセクシーお姉さん、妹キャラは短めに描くと童顔に…同じお顔でも眉毛ひとつで大きく印象が異なります。
肌は清潔感、口元は表情の強さ、目はメイクのテイストを決めますが、眉毛はその人の「キャラクター」を決めるものすごく重要な部分。
「キャラクター」とは、人格や性格です。
そこまで決めてしまう眉毛ってすごく面白いですよね。
また、怒っている、悲しんでいる、困っている...などの表情を判断するのも「眉毛」。他のパーツももちろん感情と連動していますが、やはり眉が一番分かりやすい。
そんな、″感情″と″人格″密接に紐づいている眉毛は、まさに心を写経しているパーツ。
少し方向を変えて考えてみると、なりたい自分を眉毛で描くことができれば、そんな自分の姿を鏡で見て「なりたい自分に近づける」とも言えます。
とあるスーパーモデルさんが、「”ふり”は強い信念を持っていれば、”ふり”ではなく必ず”本当”になる。」と言っていた言葉がとても印象的で、まさに、”本当になる為のふり”を作れるのが眉毛なんじゃないかな。
私も自分のメイクをする時、眉毛を描くと気持ちがシャキッとしたり、やる気が漲ってきます。
そんなポジティブなパワーを持った、なりたい自分になれる「眉毛」。
だからこそ、毛を描き足したり色付けたりするだけではなく、ちょっとキラキラとラメを乗せてみたり、そこから弾けるように色を散らしてみたりしても面白いかもしれない。
もう少しアートな表現に寄せるなら、お花などをつかって生命力のある仕上がりにしても素敵だと思う。
メイクってもっと自由で大胆でエネルギッシュでも良いよな、と、思う今日この頃です。