母のエピソード④〜近所のおばちゃんからビンタされる母〜

こんにちは！

精神病(統合失調症)の母を持つ、さゆきと申します。

母のエピソードなどを残しておきたいと思い、不定期ですが記録しています。家族目線での記録になります。

だいぶ放置してしまっていましたが、書きたい時が来たので書く！！

それでは本編です。

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当時小学生だった私の家、近所には同じく小学生の子を持つ家庭が2軒、その他に恐らくDINKSであろう世帯が1軒、ご年配世帯が数軒ありました。

近所の小学生の子らとはよく遊んでおり、家の周辺でやれ鬼ごっこだ！やれままごとだ！と日中はもちろん、早朝や夜も関係なく、街灯下を囲んで遊ぶなど、近所の方々には怒られることなく、温かい目で見ていただいていたと思います。

そんな中、休日の真昼間、外でいつも通り遊んでいると、母がいつの間にか外に出てきており、ご年配世帯のGさんと何やら口論に。

(ちなみにGさんのプロフィールは50〜60代、子供が巣立って孫もいるが、同居はしていないという世帯。母は当時30代。)

子供ながらにマズそうな雰囲気を感じ、遊ぶ傍ら横目で母を見ていると、なんとびっくり。

Gさんと激しい口論の末、母が盛大なバチン！という音と共にビンタされる。笑

当時、怒鳴っているGさんを見るのはその時が初めてであり、衝撃。

また、母も半べそで(？)怒鳴っており、父とはしょっちゅう口論はしていたものの、母が他人(家族以外)と揉めているのを見たのはその時が初めてでした。

なぜ、そんなことが起きたのか、当時のことは詳しくは聞けていないけども容易に想像がつきます。

恐らく母の病気(妄想)で、Gさんが何か文句を言った(と思い込んだ)か、何か家のものを盗まれた(と思い込んだ)が大抵のパターン。

※このパターンについてはこの病気(統合失調症)全員に当てはまるというものではないと思っています。そもそもパターンがあるものなのか、母特有なのか、知りたいことの一つです。

母の病気が発症→Gさんに「モノが盗まれた！」と思い込む→怒鳴り込みに行く→Gさん何のことかわからず困惑、口論の末、恐らくいちゃもんをつけられて腹が立ってビンタ！！！

だと思います。

なぜ当時の状況が容易に想像がつくかというと、私が大人になるまでの間、幾度となくこのパターンがあったためです。

母は病気発症中のこともきちんと覚えているので、「当時なんであんなことになってたの？」と聞いたら詳細を話してくれると思います。

が、私もあんまりいい気持ちがしないので母のやらかし事件については20数年経っている今でも中々聞けずにいます。

そして、、、最近ですがGさんが亡くなったとのこと。

母から聞きました。

当時、ご迷惑おかけしたことを謝ってはいると思いますが、私の中では"揉め事があった人"、"なんとなく後ろめたい人"になってしまい、その事件以降、挨拶する時も目を見れなかったのを思い出します。

正直母のエピソードについては酒を飲んで泥酔してたとしても聞くのが怖い、、、。

いつも思うのは、近所の方々は母が病気(または只の変な人と思っている可能性もあり…)ということを察知、知っていて、警察に通報したりせず、飲み込んでくださっている(いた)こと、ある意味そういう人だと思って「無視」(という名の見守り)をしてくださっている(いた)ことをこの場ですが感謝したいです。

母のことで勝手に後ろめたくなり、私は近所の方から見たら素っ気ない子供であったと思います。

Gさんとは直接話したことはほとんどありませんでしが、ご冥福をお祈りするとともに、今まで我が家をそっとしておいてくださり、ありがとうございましたという感謝をここに記します。

(ご不快な内容でしたら申し訳ございません。)

以上、母のご近所物語でした！