POOLOってどんな味?
8か月間の思いが詰まったパフェ
2022年8月〜2023年3月まで、POOLOというコミュニティ活動に参加し、卒業をした。
POOLOの8ヶ月間の間、プライベートも仕事も色々と変化があった。そして、国内外色々なところへ足を運んだ。その思い出をスイーツで例えるならば、爽やかな柑橘と甘いベリーの入ったちょっぴりスパイスの効いた、ボリュームたっぷりのパフェ。なので、POOLOの8ヶ月をこのパフェに準えて振り返ってみたいと思う。
・8月~9月:オレンジジュレな佐渡
佐渡島でPOOLOの活動はスタート。
ワクワクとドキドキが入り混じる感じは、柑橘系の甘味と酸味を兼ね備えている感じによく似ている。緊張もあるから、POOLOの何かに参加する度に、自分の中でジュレみたいにぷるっと弾ける感覚をよく覚えている。ちなみに、このオレンジは味だけでなくて、佐渡で見た美しい夕焼けの色のイメージでもある。
・10月:カルダモンスパイスケーキなハワイ
POOLO活動に少し慣れたころ、ハワイに1週間滞在する機会があった。偶然にも、私の滞在期間とTABIPPOのハワイ企画の滞在期間が重なって、ハワイでPOOLO生と朝ご飯を食べながら、海を見ながら話しをし、夜には違う期の人ともPOOLO以外の人とも色々な人と交流できた。新しい世界が自分の中で広がる様子は、まるで、オーブンに入れたスポンジケーキがむくむくと膨らむようだった。
でも一方で、ハワイ滞在中にプライベートで心が折れかけた出来事があった。それはまるでスパイスのようにピリリと辛くて、私の心に傷がついた。それを支えてくれたのがPOOLO3期の2人だった。期は違うし、リアルで会ったのは数回。でも同じPOOLOという安心感があり、私はありのままの自分をさらけ出すことが出来た。そして2人からのやさしいメッセージが私の傷を軽くしていった。
ハワイでオンラインで会ったPOOLO生も、オフラインで支えてくれたPOOLO生も、みんなのおかげで、プライベートでの辛い出来事の芯は残っているものの、気持ちは軽くなった。だから、ハワイはまるでカルダモンのスパイスを利かせたスポンジケーキのようだった。
・11月:ココナッツホイップクリーム、クロッカン、ドライクランベリーなまるしかくさんかくを食べる会
POOLOでさよちゃんの命術、ゆうかちゃんのお料理、私のヴィーガン・グルテンフリースイーツ、そして来てくれたPOOLO生含むみんながいて実現したこのイベント。
本当にたのしかった!!!!!
それまで、約1年ヴィーガン・グルテンフリーのスイーツを出してきたけど、ほぼイベントを作る側は一人でしてきた。
人と協想(ちなみに私は共創ではなくて、協想という言葉がすきです。この話はまた別の機会で)するのがこんなにも楽しいとは・・・という気持ちになったのをよく覚えている。
そんなまるしかくさんかくをこのパフェでは、まるはドライクランベリー、しかくはクロッカン、さんかくはココナッツホイップクリームでイメージ。
・12月~1月:ゆずこしょうジェラートのバリ島・タイ
POOLO活動も中盤を迎えた冬。私は12月にバリ島、1月にタイに急遽行くことになった。事前に決まっていたのは、バリ島でヨガのインストラクターの資格を取ることだけ。ほぼノープランな旅はサプライズの連続だった。ヨガの授業では、辞書に載っていない英単語が出てきて意味が分からないし、旅の途中で予定していたボランティアは突然なくなるし、代わりに時間が出来たからダイビングライセンス取りに行ったら、直前の旅先に水着を忘れていたり、と兎に角、想像のつかない日々だった。ちなみに、偶然にもハワイに続き、バリ島でもタイでもPOOLOの人と海外で会うことができた。これは予想していなかった嬉しいサプライズ。
日本が極寒と言われてる中、バリ島もタイも暑くて、冷たいものが欠かせなかった。だから、この旅のイメージはジェラート。それも味の想像のつかない、甘い中にぴりっとするアクセントがある、ゆずこしょうのジェラート。
・2月:伊豆大島
POOLO活動も終盤になった頃、POOLOメンバーで伊豆大島を1泊2日で訪れた。三原山のトレッキングも、トレッキング後で最高に気持ちの良かった露天風呂も、ほぼ貸し切りの動物園も豊かな時間だった。でも、この旅での私にとっての一番のハイライトは自分の企画した「旅色ワークショップ」。黒色に合う曲は?この絵画はどんな味?視覚は味覚に影響を与えるのか?旅の道中で虹色を揃えよう!等、色にまつわるワークショップを実施した。みんなでするワークショップは、色に例えるなら虹色。一人ひとりの個性や感性が混ざり合うことで、このワークショップは形になった。まるしかくさんかくを食べる会に続き、この旅でもみんなで何かを作り出すのっていいなとしみじみと感じた。その時の思いを込めて、ピンクのルビーグレープフルーツムース、緑のピスタチオ、黄色のスフレ、水色のバタフライピーティージュレ、オレンジのみかん、赤のいちご、紫のブルーベリーの虹色の7色をパフェにも詰め込んだ。
・なりたかった私
POOLO活動の初めに私は、メレンゲのような軽やかさ、ブリュレのような温かさ、スフレのような柔らかさを自分の強みとして伸ばしていきたいと書いた。詳しくはこちらのnoteをみてね。
実際メレンゲ、ブリュレ、スフレのような存在になれたかは微妙である。でもPOOLOの集まりにフットワーク軽く参加したり、イベントを企画した時は場が温まるようなコンテンツを意識したり、自分の枠にとどまらず柔軟に行動するようにした。ちなみに柔らかさについては、自分の内側に加えて、バリ島でのヨガのを通じて、身体の外側も相当柔らかく解きほぐされた。
・今の私
今の私はやっぱりみかん。いちごじゃなくてみかん。ブルーベリーでもなくてみかん。以前は、みんなは私は持ち合わせていない素敵な面を持っていて、それがとてもうらやましかった。でもPOOLOを通じて、ありのままの私を受け入れてくれる仲間に出会えて、完璧でなくていい、みかんだし、ずっと未完のままでいいって思えるようになった。
・これからの私、ずっと先の未来の私
バニラアイスクリームのおすすめトッピングを検索すると、何十個も出てくるように、私も多種多様な人・場所と掛け合わせていくことで、自分の味をもっと豊かなものにしていきたい。
そして薄い層が積み重なることでできるバウムクーヘンのように、私も私らしい日々を積み重ねていきたい。
最初にボリュームたっぷりのパフェと書いたように、POOLOの8か月間を振り返るだけで、だいぶお腹いっぱいになってしまった。
今はもう何もお腹に入らなさそうなので、自分の豊かにしたい世界については、また別のnoteにします。今度はどんな味が待っているのだろうか・・・!