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白蛇縁起と生ぬるい都会の風とポカリ #白蛇縁起

語呂が最悪です。(救いようのない書き出し)
もはや取り留めのないただのクソデカ感情日記である。

いつものことですが長いです。(それは本当にいつも)
※ライビュのお話他CM公開分程度+若干のネタバレ(概念的な話)を書いているのでオチを絶対に、雰囲気たりとも知りたくない方はご自衛ください、と思ったけど誰も5000字のクソデカ感情は読まん。



プラカードを作っている場合ではなかった。

※参照

プラカードを作っている場合では、なかったのだ。

もっとできることがあるはずだった。例えば猛暑の中走り込みをして無限体力オバケになるとか、例えば豪雨の中滝行をして強靭な精神を手に入れるとか、もっとなにか、自らを鍛錬するため、何かできることがあったはずなのだ。そして思いつく度に思う、なぜしなかったのだと。

そう思わずにはいられない2時間だった。

(は?)



ライビュ、午前の部を見ましたが杉田智和さんが最後に力強く「彼は気を遣うゲスト声優ではなく共演者です、これだけははっきりと言えます」とおっしゃっていた。何度でも言います、だったかもしれん。
杉田さん、YouTube配信でもたしか同じようなコメントをされていて、何度も繰り返し言葉にしてくれる杉田さん見てただでさえ本編で涙腺弱り切っていたところにトドメを刺された。声優さんにメチャクチャハマっていた時期がありラジオや各種媒体のフリートークなんかもよく聞いていた中で、杉田さんはいい意味で忖度しない人だという印象があったので、そんな杉田さんがああして「最後に一言ずつお願いします」という一番大事なところで、あの杉田さんがおふざけなしで「彼は共演者です」と言い切ってくれた力強い声が本当に心の臓に刻みつけられました。

心なしかその言葉を聞いた佐久間大介さんの目が赤くなっているような気もして、まあそれはオタクの幻覚かもしれないんですが、というかおそらく幻覚ではあるのですが、そんな幻覚を見ただけでもオタクの胸は凄まじい圧で押し潰されてしまった。

佐久間大介さん、1観客として述べさせてもらいたいのですが、本当に、立派に主演声優だったよ。

作品については推しの信条に則り書きませんが、

※参照

これだけは言える。

全員見てください。(偏差値2)

本当にこれは映画館で見るべき作品。もちろん円盤出たら迷わず買うけれども、やはり映画館の大きなスクリーン、特別な音響設備のなかで見てこそ、この映画の迫力や美しさを余すところなく感じられると思う。映像の迫力も物語の重みも容赦ないので全身で受け止めようとするとものすごく体力を使う作品ではあるのだが、それが映画館で映画を見ることの醍醐味ってやつでしょうよ、である(である)。久々に、映画館で観てよかった…と思った。というか家のテレビで再生したらたぶん液晶が割れます。



1回目、朝一の回はただひたすら映画のストーリーと佐久間大介さんが声優しとる…という事実を噛み締めながら見た。ただ「佐久間大介さんが声優をしている」感は途中からもはや消えた。なぜなら佐久間大介ではなく宣だったからだ。佐久間大介さんの声、ではなく宣の声だった。佐久間大介さんオタクのドドドドド贔屓目を加味したとしても、それでもやっぱりはちゃめちゃに溶け込んでいた。念のための確認なんですけど、、、(ゲストとしては出てたけど)がっつり声のお芝居やるの、、、はじめて、、、なんですよねこれ、、、?????の気持ち。養成所の特待生、、、、、でもないの、、、?????

佐久間大介さんがメチャクチャ感じていたであろう緊張や不安、そしてそれを払拭するためにどれだけの努力をしたのか、オタクには計り知れない。あのバチボコお忙しい中そんな雰囲気あった?だって。1ミリたりともなかったのだ。だから多くのオタクが情報解禁時に「えっ?!?!?!?!」となったんじゃろがい!!!!!!!(ゾンビランドサガを見たせいで語尾がすぐに巽幸太郎になってしまうオタク)
オタクは昨年10月ごろから佐久間大介さんについて論文を書き続けるくらいには佐久間大介さんのこと見まくっていたのに、全然気づかなかった。

ただ先ほど1ミリたりとも、と言いましたが1μだけ雰囲気があったな、と思うことがあった。昨年末のアイドル誌の連載である。オタクはそれを読んだ当時から佐久間大介さんが声のお仕事に対する考えを語っていた言葉がやけに印象に残っていて、もしかするとあのインタビューを受けたあたりの時期、ものすごくいろいろな葛藤を抱えていたのではなかろうか、などと邪推してしまった。(何度も言いますがオタクのいう邪推は本来の邪推ではなく邪な推察行為のことを指します。)本当に邪推すぎる、土に還ります。言葉を土にかえすのではなく発言者が土に還るべきなんだよな。あらゆる失言については。すみません。

ナタ転生を見ていたおかげで映像の迫力の凄まじさとかどれくらい体力持っていかれるかとかなんとなく想定できる範囲があったオタクですらフィジカルメンタル共にボロボロになって映画館を出たわけですが、これナタ転生も見てない人(だいたいそう)衝撃に備えるのかなり無理では…?それくらい物語がおもおもだった。重すぎたので渡辺翔太さんに倣ってかわいくしてみましたがそのような手を使ったところで全然重さは変わりませんでした。打ちひしがれてしまったので、ライビュが映画の後の回を見て本当によかった。メンタルが回復しないまま午後の労働に行かなければならないところだった。ライビュを見てメンタルが回復したのかと言われればそれについてはお答えできかねます。

ライビュとはいえ、佐久間大介さんのオタクはじめて半年強、初の現場だった。(いま文字にして改めて思ったけどまだ佐久間大介さんのオタクはじめてまだ半年強なのウケちゃう、いい加減にしたほうがいい)
ライビュだしまあ生配信を見ているくらいの気持ちで…と思ったけど思った以上に現場だった。心がボコボコしました。(?)
開口一番「ライブビューイングもあるんですよね?」と気を遣ってくれる佐久間大介さんが本当にだいすけ。そしてライビュ用のカメラを見つけて全力で手を振ってくれる佐久間大介さんが本当にだいすけ。朝早くからありがとうございます、と言ってくれる佐久間大介さんが本当にだいすけ。司会の方からの質問に対して誰が答えるんだ…?となった瞬間に「これは…クロストーク的な感じですか?」と司会者さんに聞き返して「ああクロストークなんですね〜」ニコニコしていた佐久間大介さんが本当にだいすけ。もうこれ以降の文後半全部「佐久間大介さんが本当にだいすけ」になるから以下同文構文を使ったほうがいいくらいである。

いつも見ている生配信とか生放送とかはSnow Manさんのメンバーが近くにいるからオタクはなんとなくそのことにホッと気を緩めてしまっているのだが、今回は佐久間大介さんが佐久間大介さんとしてひとりで立っているわけで、アイドルというよりも一演者として、なんなら座長として舞台に立っている状況にソワソワしてしまった。
舞台挨拶というものがはじめてだったのであの独特な間とかも初めてなわけだったのだけれども、普段モデ💮プレスさんとかが書いてらっしゃるレポから情報を得ることしかできなかったタイプのオタク的には推しの生の声が聞けるライビュまじで健康によすぎ、心臓には悪すぎ…となった。
メディアでプロがきれいに文字にまとめてくれたものはとても読みやすくてその場の雰囲気とかも伝わってきてはいたのだけれども、本人が実際に作品のこと、共演者さんのことを話したり、相槌を打ったり、そういう無加工の天然素材をそのまま見て改めて実感したことがある。

それは、オタクは佐久間大介さんがだいすけだなということです。(大バカオタク)

進行をさりげなくサポートする立ち回りだったり、ちょっとした間をつなぐ笑顔だったり一言だったり、共演者さんからベタ褒めをいただいてメチャクチャ恐縮する表情だったり、言葉を慎重に選んで言い直したりする姿だったり、本当にさまざまな人が見ていることを考慮したプロ意識の高さが随所に滲み出ていた。この場合なんのプロ意識なんだ?と思うけれどももはや声優という括りでもアイドルという括りでもない、佐久間大介(さん)という存在のプロ意識である。何を言っているのかわからないかと思いますがわたしも勿論わかりません。

佐久間大介さんは各レポートにもある通り「好きなものを好きと言える人が好き」と舞台挨拶で述べているわけで佐久間大介さん自身そうありたいと日頃からおっしゃっているわけですが、レポートにはなかったかもしれないけれどこのとき佐倉さんが「やることやってるから説得力がありますよね」と頷いていた。佐倉さんがどういう意味を込めて言ったのかはもちろん佐倉さんにしかわからないのだが佐倉さんの言葉を受けたオタクは「それ!!!!」と心の中で完全にアルティメット赤べこになっていた。

世の中、悲しい哉自分の気持ちを暴れ馬の如く乱暴に押し付けるだけの人というのは残念ながら少なからず存在する。
ただ佐久間大介さんはそうではなくてみんなの「好き」と言う感情を大切にして振る舞うことができる人、周りを大切にできる人だからこそ、佐久間大介さんの発する「好き」も周りが愛を持って受け止めているんだよきっと、と思った。佐久間大介さんはそれを無意識下でやっているんだろうな。まさに人柄そのものである。佐久間大介さんの人柄があるからみんな佐久間大介さんの「好き」が好きなのである。

やばいやばいやばい、概念のお話になってきてしまった。いつものことですが………。


先ほど本編については触れませんとか書いておきながら早々に手のひら返しをしてネタバレをしない程度に少し触れるのですが(クソオタク)、
二回目を見て確信に至った個人的に好きなシーンは宣が青につりさげられたときに白の方を振り返って一瞬ニコッと微笑むところです。あそこまじで好き。あそこは先日長ったらしくnoteを書いたムゲン様がシャオヘイの襟元をシュッと伸ばす仕草が好きなのと同じくらい好き。話の本筋には大きく影響ないけれど白と宣の関係性というか宣の人柄をさりげなく補強してくれているように思った。

初日は朝晩二回見たのに、二回とも見終わったあと、嵐が過ぎ去ったような感覚に襲われた。ものすごく強い雨風に打たれていたはずなのに、目の前に広がっている景色はとても綺麗で、できることならもう少し二人が生きる世界を見ていたかった。だから見終わったあと、幸せなのに少し寂しい気持ちになった。劇場を出て静かなエレベーターに乗っている間もずっと目が潤んでしまった。来年から、たんぽぽの綿毛を見るたびにきゅっと胸が締め付けられるような、そんな気がする。

ぐすぐすと鼻を鳴らしながら劇場の外に出ると、なんだか生ぬるい風が吹いていて、金曜の夜だからかビール缶片手に階段やベンチに腰掛けている人がたくさんいた。東京の夜に戻ってきてしまったなあ。宣と白が生きる世界にはこういう生ぬるい風は吹いていて欲しくないなあ、などと思った。

そんなことあるわけない、こんな人いるわけない、というのは映画の常だけれども、それと同時に、こんなことあったら素敵だなと、こんな人がもしかしたらいるかもしれない、という希望を抱かせてくれるのが映画の素敵なところだと思う。1000年を超える恋、というキャッチコピーだけれども、1000年と言わずいまもどこかで宣と白が幸せに生きていてくれていたらいいなとオタクは本気で思った。あたたかい希望を抱かせてくれる優しい映画だった。


日頃ただのクソ長文note芸限界オタクがポエマ ーになってしまうくらいには素敵な映画だったので、もし今日1日で映画安いし何か見ようかな、見るもの決まってないけど〜という人が「白蛇:縁起」に巡り会えたらいいなと思う。うまぴょいでちょっと佐久間大介さんのことが気になっているよ〜と言う方も多いと思うから、ぜひ見てほしいなと心の底から思う。自信を持っておすすめできる。
生ぬるい風が吹いて彩度が低下した毎日の中で、色鮮やかで希望のある世界を見ることができる100分間だった。100分なのが惜しい。だから私はまた見に行く。今日も見たけど。もう今日までで三回見たけれど、白の強さや凛々しい美しさと宣の優しい声や表情には何度でも会いたくなる魅力がある。こんな時代、世を憂いでしまうような今だからこそ、劇中の宣の歌や「素敵なことだけ覚えておけばいい」という言葉が胸に沁みて仕方がない。


駅に着いたあたりで、泣きすぎてふらふらになっていることに気づいてポカリを買った。なんだよ帰り道でポカリ買っちゃうって。高校生か。(は?)
一気に半分くらい飲んでしまった。ぼーっとしていた頭が少しはっきりして、自分が東京の地下で電車を待っているという現実がずんと押し寄せてきたことが少しだけ苦しかった。白や宣のようにまっすぐ生きるのはなかなか至難の技だなあなどと、あれは映画の中の話であってとすぐ言い訳をしてしまう自分が本当に嫌いだ。でも初めて主演声優としてここまでの結果を叩き出した、宣の声をあてた推しの生き方は、宣の賢くて優しくてまっすぐで誠実な姿と重なる部分が多い。あれは映画の中の話であって、ではないのだ。こんな人が存在したらいいな、というこんな人は実際に存在する。映画はただの夢物語ではないのだと思う。良くも悪くも私たちの身近にいる人(佐久間大介さんはドドドドスーパーアイドルなので“身近“という表現は不適切だろうが)だったり、すぐそばで起こっていることなのかもしれない。

生ぬるい風に苦い顔ばかりしていても何も始まらないのだと思う。ポカリを飲んでよかった。ポカリを飲んですっきりした頭で、そう思わせてくれる映画に出会えてよかったです。

佐久間大介さんありがとう。(結局そこ)



おしまい

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