オリーブの島、小豆島!おすすめ秋冬オリーブレシピ
私の住む小豆島は、別名「オリーブの島」と呼ばれている。
小豆島では街路樹としてもオリーブの木が使われているし、オリーブの収穫時期を迎える秋に近づくと「そろそろオリーブの季節だね〜」なんて会話も聞こえてくる。
オリーブの島、小豆島
オリーブの島、小豆島。
その所以は、明治時代に日本で唯一根付けに成功したオリーブ栽培発祥の地であることからだという。
小豆島のみならず、お隣の豊島を含め、島内のあちこちでオリーブ畑を見かけるし、オリーブ農家さんもとても多い。食用からスキンケア商品まで、お土産屋さんにはオリーブ関連商品がズラリ。さらに、小豆島のあちこちに出没している愛されゆるキャラは、その名も「オリーブしまちゃん」。
このように、小豆島や豊島に住む私たちにとってオリーブは、とっても身近な存在なのだ。
季節限定!新漬けオリーブ
「オリーブ」といえば、広く知られるのはオリーブオイルや瓶詰めされている種なしのオリーブ。しかしこの島には、他ではほとんど知られていないオリーブ産地ならではの季節モノの特産品がある。
苛性ソーダで渋抜きしたオリーブの実を塩水などで味付けした「新漬けオリーブ(”オリーブの新漬け”とも呼ばれる)」。毎年、オリーブシーズンの始まりに島内で一斉に販売される季節限定商品だ。
オリーブが手に入るご家庭では自宅で新漬けを作ることもある。ちなみに下記は、この秋に大家さんからおすそわけいただいた、大家さんが漬けてくださった新漬けオリーブ。
というわけで今回は、ちょっと珍しい新漬けオリーブからおなじみオリーブオイルまで、地元在住の私たちがおすすめしたいオリーブの産地ならではのアレンジレシピをご紹介!
メインおかずとして、また、晩酌のおつまみにも最高なレシピたち。ぜひトライしてみてほしい。
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新漬けオリーブのアレンジレシピ
種が入ったまま漬けられていることもあり、普段はお酒のおつまみとしてそのまま食べることが多い新漬けオリーブだが、アレンジでも楽しむことができる。今回は、オリーブの旬である今時期しか味わえないおすすめアレンジから!
※新漬けオリーブの種抜き方法については、記事の最後に解説!
新漬けオリーブの天ぷら
島内のごはん屋さんでたまに出会える「新漬けオリーブの天ぷら」。オリーブのシャキシャキ食感と天ぷら衣のサクサク感がたまらない一品。塩水に漬けられていたオリーブなので、そのまま食べてもおいしいけれど、天日塩などのちょっといい塩をちょこっとつけていただくのが個人的にはおすすめ。ゆず、かぼす、レモンなどの柑橘を絞ってもさっぱりといただけるので、サブおかず、おつまみ、お茶うけにもピッタリ。
■レシピ 新漬けオリーブの天ぷら
【材料(1人分)】
新漬けオリーブ 5粒
天ぷら粉 適量
水 適量
揚げ油 適量
【作り方】
① 新漬けオリーブを水で軽く洗い、水気をしっかりと取る。塩分が気になる方は5分ほど水につけ塩抜きする。
② 衣に新漬けオリーブをくぐらせ180℃の油で2~3分揚げる。
新漬けオリーブと島鱧のトマトソースパスタ
小豆島産の新漬けオリーブと共にパスタのメイン食材にしたのは、小豆島沖で獲れた地魚ブランド「小豆島島鱧(以下:島鱧)」。
ハモ自体、関西圏以外では家庭の食卓に並ぶ習慣がないためピンと来ないかもしれないが、ハモはパスタのメイン食材としても大活躍!この高級食材として知られるハモ、実は小豆島では新鮮なうちに骨切りされた切り身が手に入るので、簡単に調理できるのだ。
フワッとした島鱧の食感は、新漬けオリーブのシャキシャキ感やアンチョビ、ケッパーなどの旨味を凝縮させたトマトベースのソースと超絶相性がいい。この絶品パスタのレシピの再現にご協力いただいたのが、地元土庄町で人気のカフェ&ダイニング×宿「OASIS」さん。
とある週末にこちらのお店でいただいた「新漬けオリーブのトマトソースパスタ」がおいしすぎたので、今回の企画でぜひ再現したい!というラブコールに快く応じてくださり、特別にレシピを教えていただくことができた。
以下、山本シェフ直伝のレシピ、ご覧あれ!
■レシピ 新漬けオリーブと島鱧のトマトソースパスタ
【材料(2人分)】
パスタ 200g
島鱧切り身 1/2パック
新漬けオリーブ 1袋
玉ねぎ 1/2個
アンチョビフィレ 1缶
にんにく 1片
ケッパー 10g
カットトマト缶 1/2缶
オリーブオイル 大さじ2
オレガノ 適量
【作り方】
① 島鱧を一口大に切り表面を炙る。
② 新漬けオリーブ半量、にんにく、アンチョビをみじん切りに、ケッパーは粗めに刻む。
③ オリーブオイルで、にんにく、アンチョビ、ケッパー、オレガノを炒め、香りが出たら玉ねぎを入れる。火が通ったら、カットトマト、島鱧を入れ煮込む。
④ 鍋に湯を沸かしパスタを表示時間の通り茹で、水気を切る。
⑤ 先ほど作ったソースに、新漬けオリーブ、茹で上がったパスタを加え混ぜ合わせる。
⑥ 仕上げに粉チーズ、イタリアンパセリをかけて出来上がり。
新漬けオリーブのスコッチエッグ風
ナイフを入れると、肉汁ととろけたチーズが溢れ出すスコッチエッグ・・・改め、中のエッグを新漬けオリーブに変えた「新漬けオリーブのスコッチエッグ風」。
カットした断面を見ると、オリーブとチーズが!
おしゃれに盛り付ければ、ゲストへのおもてなしメインおかずとしても成立!冷めてもおいしくいただけるので、お弁当にもおすすめ。
■レシピ 新漬けオリーブと島鱧のトマトソースパスタ
【材料(4人分)】
新漬けオリーブ 8粒
合い挽きミンチ 200g
玉ねぎ 1/2個
スライスチーズ 4枚
卵 1個
パン粉 適量
塩 適量
こしょう 適量
揚げ油 適量
衣用
小麦粉 適量
卵 適量
パン粉 適量
ソース
カットトマト缶 1/3缶
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1片
【作り方】
① 新漬けオリーブを水で軽く洗い、水気をしっかりと取る。塩分が気になる方は5分ほど水につけ塩抜きする。
② ボウルにひき肉、パン粉、卵を入れよく混ぜる。粘りが出てきたらみじん切りにした玉ねぎ、塩、こしょうを加え混ぜる。
③ 種を抜いた新漬けオリーブをスライスチーズで包む。8等分したタネを平たく伸ばしたら、真ん中に新漬けオリーブを置き包み込む。小麦粉、卵、パン粉の順につけ170℃の油できつね色になるまで揚げる。
④ フライパンにオリーブオイル、にんにくを炒め、香りが出たらトマト缶を入れ5分ほど煮込む。
⑤ 器に盛り、ソースを添えて出来上がり。
エキストラバージンオリーブオイルのアレンジレシピ
最後のひとかけでオリーブオイルの豊かな風味が楽しめる!
エキストラバージンオリーブオイルのフレッシュな香り、スパイシーな辛さ、フルーティーな風味を活かしたおすすめアレンジレシピ。
鮮魚のカルパッチョ
淡白な鯛とエキストラバージンオリーブオイルのピリッとした辛さが相まって絶品。シンプルだからこそ感じられるエキストラバージンオリーブオイルの風味。今回使用したのは、小豆島の漁師さんによる獲れたてのタイ。マグロやタコでも代用できるが、タイ、ヒラメ、スズキなどの白身魚は、淡白でありながらも身がキュッと引き締まっており、オリーブオイルの風味がより活きてくるので特におすすめしたい。
■レシピ 鮮魚のカルパッチョ
【材料(2人分)】
鯛(刺身) 100g
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1
レモン汁 小さじ1
塩 適量
粗挽き胡椒 適量
【作り方】
① お皿に刺身を盛り、塩、こしょう、レモン汁、エキストラバージンオリーブオイルをかけて出来上がり。
具だくさん秋の味覚たっぷり味噌汁
エキストラバージンオリーブオイルのピリッとした辛みと味噌のマイルドな甘味。オリーブオイルは発酵食品との相性がいいのだとか。
きのこやさつまいもなど、秋の味覚をゴロゴロと入れた具だくさん味噌汁。
町内でもおいしいさつまいもの産地として有名な伊喜末地区のさつまいもを分けていただき、そこへ3種のきのことごぼうを入れ、鍋でコトコト。食べる直前にオリーブオイルをひとかけすると、コクとまろやかさがUPする。
■レシピ 具だくさん秋の味覚たっぷり味噌汁
【材料(4人分)】
しめじ 1袋
えのき 1袋
舞茸 1袋
さつまいも(紅あずま) 1本
ごぼう 1/2本
水 900ml
顆粒和風だし 大さじ1
合わせみそ 70g
エキストラバージンオリーブオイル 適量
【作り方】
① まいたけは小分けに、しめじは石づきをカット、えのきは石づきをカットしてさらに半分にカットしてほぐしておく。
② さつまいも、ごぼうを一口大に切る。
③ 鍋に水を入れ強火にかけ、ふつふつとしてきたら中火にしてさつまいも、ごぼうを入れ和風だしを加える。さつまいもとごぼうに火が通ったら、しめじ、えのき、舞茸を入れ、煮立ったら味噌を加えて出来上がり。食べる直前にエキストラバージンオリーブオイルをひとかけする。
バニラアイスのオリーブオイルがけ
コンビニアイスをちょっとおしゃれな大人のデザートへ。
エキストラバージンオリーブオイルの香りをダイレクトに感じられるのが、この楽しみ方。
天日塩や岩塩などのちょっといいお塩をかけたり、写真のようにチーズシュレッダーでグリーンレモンの皮を少しだけ擦りおろしてかけると、バニラの甘さがさらに引き立つだけでなく、見た目も素敵な仕上がりに。
■レシピ バニラアイスのオリーブオイルがけ
【材料(1人分)】
バニラアイスクリーム 1カップ
エキストラバージンオリーブオイル 適量
塩、柑橘の皮 お好みで
【作り方】
① バニラアイスを器に盛り、エキストラバージンオリーブオイルをかけて出来上がり。
新漬けオリーブは種付き!?
新漬けオリーブは種が入ったまま漬けられているので、種を抜いてから調理すると食べやすいのでおすすめ。ちなみに新漬けオリーブの天ぷらは、小豆島の居酒屋さんや旅館などでも見かけるラインナップだが、大抵は種のまま揚げられている。
実はオリーブやチェリーの種を抜く専用のツールもある。
今回のレシピ撮影では、土庄町地域おこし協力隊の愛称「さとちゃん」で親しまれている佐藤珠江さんが種抜きを担当してくれた。
その様子も下記のメイキング映像の中でシェアしているのでどうぞ!
オリーブの種抜きも見られる!レシピ撮影メイキング映像
土庄町の旬の食材をたのしむレシピシリーズ
旬の食材をたのしむレシピシリーズ。
ふるさと納税ブログと島鱧レシピも要チェック!
返礼品の魅力を紹介!土庄町ふるさと納税ブログ
地元漁師の母ちゃん直伝、ご当地はも料理レシピ
レシピでご紹介した食材たち
■ 土庄町ふるさと納税
👇今回のレシピで提供いただいた返礼品はこちら!
●新漬けオリーブ
●オリーブオイル
●小豆島島鱧
■ 土庄町 ふるさと納税ブログ
小豆島で生まれ育ったふるさと納税担当のお姉さんがおすすめする、土庄町の特産品紹介ブログで返礼品をチェック!
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・YouTubeではお話できなかったことや、企画、撮影の裏側
・これまで住んでいた台湾、オーストラリア、トルコなど海外で気づいたこと
・東京出身の私が移住した小豆島のこと
・個人の活動と並行して携わらせていただいている地域おこし協力隊のこと
・30代の私が直面している親の老後や介護のこと
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