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漁業を知るマガジン

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漁業とは無縁の人生を送ってきた筆者が地方移住を機に瀬戸内エリアで頑張る漁師や漁業関係者の仕事、地域での活動を取材。漁師の仕事に興味がある人、地域ブランドづくりや地域活性を考える人…
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#魚

地元漁師の母ちゃん直伝、ご当地はも料理作ってみた【小豆島島鱧レシピ】

京料理の定番であり、関西ではおなじみの「鱧」。鱧は、江戸時代から続く京都の納涼床や懐石料理には外せない高級魚として知られるが、東京で生まれ育った私にはこれまで馴染みのない魚。生まれて初めて鱧を食べたのは、小豆島へ移住した昨年のこと。 実は、小豆島は、兵庫県や徳島県と並ぶ鱧の産地で、しかも、近年、全国のグルメファンの注目を集めているブランド鱧がある。 そのブランド鱧が、「小豆島 島鱧」だ。 西日本以外で鱧になじみのない理由少し話は逸れるが、水揚げ量が西日本に集中しているから

「食育」とは?大人と子どもに知ってほしい食卓の向こう側のストーリー

「東京の魚は、やっぱり魚臭いなぁって思うねん。やっぱり一度お湯くぐさないと気になってしまってね。地元の魚はこんなに臭わんのよ。」 その昔、和歌山の海沿いの町で育った大学時代の親友がキッチンに立ってスーパーで買ってきた魚を片手にそう言った。”生粋の江戸っ子”である私は、一体この人は何を言っているんだろう?と首を傾げた。 「魚なんだから、魚臭いのは当然でしょうよ?(笑)」 小豆島へ移住して3ヶ月。 こちらで魚を食べて、「ああ、なるほどな。」と、あれから十数年が経った今、その