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漁業を知るマガジン

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漁業とは無縁の人生を送ってきた筆者が地方移住を機に瀬戸内エリアで頑張る漁師や漁業関係者の仕事、地域での活動を取材。漁師の仕事に興味がある人、地域ブランドづくりや地域活性を考える人…
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#子ども

都市部と地方を繋いだオンライン食育イベントで試した7つの試み

今回は、この夏に瀬戸内海で淡路島の次に大きな離島、小豆島にある小さな町土庄町へ東京から移住してきた私が、地域おこし協力隊としての最初の仕事として企画提案から携わらせていただいた漁業振興のための親子向けオンライン食育イベントの仕掛けと、その裏話について、イベントのご報告も兼ねて綴っていく。 この記事でシェアすることは、地方自治体だけでなく様々な分野で応用できるアイデアも含まれていると私は思っている。この時期、イベント企画や施策立案に携わられている方の苦労は計り知れない。そんな

「食育」とは?大人と子どもに知ってほしい食卓の向こう側のストーリー

「東京の魚は、やっぱり魚臭いなぁって思うねん。やっぱり一度お湯くぐさないと気になってしまってね。地元の魚はこんなに臭わんのよ。」 その昔、和歌山の海沿いの町で育った大学時代の親友がキッチンに立ってスーパーで買ってきた魚を片手にそう言った。”生粋の江戸っ子”である私は、一体この人は何を言っているんだろう?と首を傾げた。 「魚なんだから、魚臭いのは当然でしょうよ?(笑)」 小豆島へ移住して3ヶ月。 こちらで魚を食べて、「ああ、なるほどな。」と、あれから十数年が経った今、その