マガジンのカバー画像

やりたいことの見つけ方

11
「やりたいことの見つけ方がわからない」そんなあなたにぜひ出会ってほしいインタビューを集めたマガジン。どんな軌跡を経てやりたいことに出会えたのか、やりたいことを始めてみてぶつかった…
運営しているクリエイター

#地域

故郷の畜産業を守りたい!小豆島へUターンした30代農家の挑戦

地方移住のきっかけとして、昨今、急速に認知拡大している「地域おこし協力隊」。この制度は、都会から地方へ移住を考える人が協力隊になって移住するイメージが一般的に広がりつつあるのも、前述のケース(私も東京から香川へ移住)が圧倒的に多いからかもしれないが、中には故郷へ戻って地域で何かしたいと協力隊になり、故郷で活躍しているUターン組の隊員もいる。 香川県土庄町地域おこし協力隊の畜産振興担当、児戸源太さんは、同僚の現役隊員*の中で唯一のUターン組(*2022年12月現在)。 「地

埼玉から瀬戸内へ・豊島でみつけた理想の仕事と暮らし

コロナ禍以降、地方移住に注目が集まる中、移住の手掛かりのひとつとして認知度が拡大した総務省の施策、「地域おこし協力隊」。地方移住を考える方は、一度はこの制度を耳にしたり検討したことがあるかもしれない。 この記事を書いている私自身も、1年半ほど前に地域おこし協力隊として香川県土庄町へ移住。町の漁業を知っていただくための情報発信を中心に活動をしている。 土庄町がこの制度を導入して最初の隊員である稲子恵さん。彼女も協力隊への応募をきっかけに、瀬戸内海の離島の中でも島移住希望者に

移住で出会った島風景 小豆島の夜を彩る電照菊ハウス

小豆島へ移住して初めての冬。 温暖な瀬戸内気候であるこの島も、今冬の夜の冷え込みは一段と厳しかったという。 そんな冬の夜に車を走らせると、暗闇にぼんやりと光るビニールハウスを時折見かけることがあった。 光りの正体は、「電照菊」のハウス。 電照菊の産地としてよく知られるのは、愛知県の渥美半島。 私が昨夏に移住したここ、小豆島は、いまでこそ「オリーブの島」として認知されるシーンが増えたが、かつて小豆島は日本有数の電照菊の産地として知られていたそうだ。 小豆島の島内あちこち

金融コンサルからいちご農家へキャリアチェンジ!40代からの島移住

大阪で10年間、金融コンサルとしてバリバリ働くサラリーマン生活を送っている中、40歳のある日、瀬戸内海の小さな離島「豊島」へ移住。 島暮らしの生業として選んだのは、農業だった。 それが、今回の記事の主役であり、私にとって香川県土庄町地域おこし協力隊の大先輩でもある新屋貴之さん。 前回は アウトドアを仕事に!自然に魅せられた彼女の島移住ストーリー【やりたいことの見つけ方】 地域おこし協力隊のカタチ と題して、3年間の任期を満了されたばかりの元・土庄町地域おこし協力隊の立屋

アウトドアを仕事に!自然に魅せられた彼女の島移住ストーリー

好きなことで、生きていく。 2014年のYouTubeCMでヘビロテされていたこのフレーズに憧れ、感化された人は少なくないはず。 冒頭で早速厳しいことを言うようだが、ほとんどのケースにおいて、好きなことを仕事にするのは容易ではない。好きなことが嫌いになり得る可能性もある。好きなことでごはんを食べていくことは決して簡単なことではないからだ。 好きなことで、生きていける?「好きなことで生きていく、ってどうなの?」っていう、そもそも根本的なところについて、まずは自身の経験も交え