17歳の私へ、41歳の私より。#手紙部
To. 17歳のさゆり様
こんにちは。元気にしてる?
・・・っていうか、元気にしてるよね!?(笑)
あなたは皆勤賞取れるくらい元気で、毎日楽しくて楽しくて仕方がない高校生活を送ってるよね?
・・・なんで知ってるかって?
なぜなら、私は未来のあなただから。
急ですが、41歳のさゆりが手紙を書くよ!!(笑)
まぁいわば、タイムカプセルの逆バージョンみたいなものです。
未来の自分から手紙なんて、いきなり驚くよね?
今回、どうしても伝えたいことがあったので、21世紀のドラえもん的技術(!?)を使ってあなたに手紙を書きます。
なぜ私が24年前の自分に手紙を書くかというと・・・
「どうしても、17歳のあなたにやり直してほしいことがある」から。
17歳の自分へのお願い
それは、「上京するのをビビってないで、東京の大学に推薦入学で行っとけ!!」ということです。
あなたの少し先の未来を教えてあげると、大阪の共学は全部落ちて、神戸の女子大しか受からず、仕方なくそこに自宅通学するハメになります。(※親は通学2時間以内の所は、一人暮らしなんてさせてくれません)
今のキラキラした高校生活とは違って、大学生活は本っ当につまんないから!!
神戸の男子大学生相手に合コンに行っても、終電早すぎて出会いなんてないし、大阪の人なんて「遠い」って言って、初めから相手にしてくれないからね。(っていうか、こっちだって行くのしんどいわ)
今は結構よりどりみどりだけど、神戸の女子大に行ったら彼氏作るの苦労するから、そのつもりで・・・。
あと、実家にいるのも今以上に本当に本当にストレスだからね。
「なんで大学進学で上京して、実家から出なかったんだろう!?」って毎日毎日ず~っと後悔することになります。
東京
20代前半の未来を教えてあげると、「イベントコンパニオン」という職業に出合い、結局東京を目指すことになります。
26歳のあなたは結婚を機に上京して、その後モーターショーやゲームショーという華やかなイベントにも出て、仕事の夢を叶えるんだよ。
それでね・・・26歳からず~っと東京に住んでるの!!
東京に住んで大変なことは、関西弁の矯正と満員電車に慣れることぐらい。
それさえクリアすれば、こんなに楽しくて、あなたに合う街はないよ!!
「なんで18歳から東京に住まなかったんだろ?そしたらもっと遊びまくってたのに。」と何度思ったことか・・・。
結婚・離婚・再婚
さらに驚きの人生を教えてあげると、あなたは一度離婚して、再婚します!!
二人目の夫はいい人だから、多分そこは大丈夫。
しかも彼は婿養子だから、あなたの名字は今と同じだよ。凄くない!?
・・・あ、でも、今回私の忠告を聞いて18歳から上京したら、結婚相手変わっちゃうか。
そういう意味ではどっちが幸せなのか、こればっかりは未来の私にもわからないけれど。(笑)
海外旅行と彼氏
あ、そうだ。
大学時代実家にいて最悪だったけど、色々考えてマシだったことも二つあったから、教えてあげるね。
一つは、お金に余裕があったから、たくさん海外旅行に行けたこと。
ハワイしか行ったことない親を説得させるのは大変だったけど、1回目はグアムで安心させて、徐々にアメリカ・・・と少しづつあの人たちの感覚を慣らしていったよ。(笑)
親に正直に言って堂々と行けたのが、タイやバリ、トルコ、イタリア。
絶対反対されると思って嘘ついて行って、後でバレて怒られたのが、カンボジアとペルー。
まぁ、「怒られても、行ったもん勝ち」と思ってあまり気にしなかったけど。(笑)
一人暮らししてればこの煩わしさはなかったけど、そもそも海外に行くお金はなかったと思う。
もう一つの良かった点は、「しょうもない男にひっかからなかった」ってことかな。
ほら、女子が一人暮らししてると、ヒモ男が入り浸ったり、別れた後元カレにストーカーされたり、不審者に遭遇して怖い目に遭うとかあるじゃない?
そういうのと無縁だったのは、本当に良かったと思う。
ただ、一人暮らしだからこそできる「彼氏と合鍵交換して半同棲」とか「朝までクラブで踊りまくる」とか「男の子と飲みに行って終電ギリギリになって、いい雰囲気でこの後どうしようか迷う」とか、そういうのはやってみたかったな~って羨ましく思うけど。(笑)
大学時代付き合った彼氏は、ちょっと情緒不安定で大変だったけど、ちゃんと私を愛してくれたし、幸せな気持ちはいっぱいもらったよ。
でも、若い時にもっと色んな人と付き合ってみたかったな~とか、そういう欲は尽きない・・・。
好奇心の強いあなたなら、わかるよね!?(笑)
2回ある幸せな時期
大人になって幸せな時期は2回あるよ。
第一期は、28歳で離婚して初めて東京で一人暮らしを始めて、ワーキングホリデーでフランスに住んだ時期。
そうそう、30歳を目前にフランスに住むんだよ?
高校生のあなたが思うと、夢みたいじゃない!?
実家にいたら、親は絶対海外留学なんか行かせてくれないもんね。
でも、大丈夫。
アラサー(当時はこんな言葉ないけど、今はAround thirtyを”アラサー”って呼ぶようになるんだよ)のあなたはちゃんと自分のやりたいことやれてるから、安心して。
親の保護下にいる間は、我慢しなくちゃいけないことがたくさんあるのはしょうがない。
でも実家さえ出れば、自由に生きられるから。
だから怖がらずに、早くあのうちを出なさい!!
第二期は、33歳で2人目の夫となる人と出会った日から~今日までの毎日だよ。
再婚願望ほぼゼロだった私を変えたくらいだから、かなり相性はいいみたい。
彼は優しくて面白くて、毎日楽しく幸せに暮らしてるよ。
だから、安心してね。
18歳で東京に出たら、結婚相手変わっちゃうけど。
あれれ・・・。
支離滅裂になってきた。(笑)
芸は身を助く
そうそう、子どもの頃からずっと国語が得意だったよね?
国語だけは大して勉強しなくてもいい点数取れてたし、大学の学部は国文学科希望でしょ?
それから、友達から「文章書くの上手い」って褒められてなかった?
実は今、その特技を活かして小説を書いてるよ。
最近書き上げた『フランス恋物語』という恋愛小説がヒットして、たくさんの人に読まれてるみたい。
私にあるらしい文才と恋愛体質が、こんなところで役立っているとは!!(笑)
やっぱり、得意なことや好きなことって、大人になっても変わらないものだね・・・。
とにかく言いたいこと
今の私が言えることは、あなたは40歳過ぎても健康で、みんなから愛されて、東京で(←ココは譲れない)幸せに暮らしているということです。
大人になったあなたは、少々のことではへこたれないくらい、もっともっと強くなってます。(笑)
だから、将来を悲観しないでね。(全然してないと思うけど)
じゃ、そういうことで、是非悔いのない人生選択を!!
私は高校時代の自分が愛おしくてたまりません。
バイバイ。
From. 24年後のさゆりより
P.S.
クラスメイトのA子とB子も東京に住んでて、今でも年に2回くらい集まって関西弁でバカ話してるよ。
そして、カラオケでは相変わらず小室ファミリーの曲を歌いまくってます♪(笑)
#手紙部企画
ゆるふわ帝国@手紙部 さんのTwitter企画「手紙部」に参加させていただきました。
アラフォーの現在、noteでの執筆を通し自分の人生を振り返っているところなので、手紙の宛先は高校時代の自分を選びました。
ゆるふわ帝国@手紙部 さん、この度は素敵な企画にお誘いいただき、ありがとうございました。