仕事をする上で私が決してやってはいけないこと。それは、「気合を入れて頑張ること」
こんばんは、岩戸さゆです。
今日は仕事が忙しかったです。
一つの仕事に取り組んでいたらその最中に何重にも割り込みタスクがやってきました。一時的ではありましたが、外出中のチーフに電話したときのチーフの呑気な声にちょっとイラッとしてしまったくらい、ゆとりを無くしていました。まだまだ修行が足りませんね。
なんとか先送りなしで仕事を終わらせ、退勤しましたよ。
子供を産んでから短時間勤務をしており、毎日決まった時間に退勤しなければならなくなりました。そのおかげか、タスク管理…いや、仕事中の自分の行動管理かな?…についてはかなり熟練してきた手応えを感じます。
以前(出産する前)だったら定時を超えて残業をしても特に問題ありませんでした。そうなると「仕事できる時間が無限にある」と錯覚しがちなんですよね。
そう錯覚し出すと急に自分の行動管理に対する甘えが出てきて、大してやることの整理もせずに、とりあえず思いついたことから手をつけてダラダラとしてしまったことが幾度もありました。
現在ではそのような事はほとんどなくなりました。
そのようにして有難いことに仕事の生産性が上がったわけですけれど、だからと言って安心はできません。
最も気をつけなければいけないと感じるのは
「ダラダラ仕事をしない」ことよりも、
「やる気を出しすぎないこと」なのです。
たくさん仕事を処理していくと、消えていくタスクリストを見てなんだかやる気がみなぎってしまって、脳がハイになってくることがありませんか?
私超有能!今ならなんでもできる!と無敵感に溢れ始めます。
この状態になると…その時はすごく気持ちが良いんですけど、帰宅してからはもう目に見えてわかるように疲れてしまいます。
具体的には、ぼーっとする時間が長くなるってことですね。注意散漫にもなります。ひどい時には暴飲暴食してしまいます。
無理をすると必ず反動がくるのです。
そうすると、夕方の家事と育児が簡単に破綻してしまいます。
※ここで言う破綻っていうのは、私が思い描いている理想通りにはならないという意味です。子供たちはその破綻した中で意外と楽しんでいるかもしれません。
そうなってしまうと生活が崩れていきます。反動がひどい時には「リベンジ夜更かし」もしがちです。
こうなると翌日のパフォーマンスは駄々下がり。
仕事で集中してハイになったせいでプライベートも、その翌日の仕事もグダグダになっちゃうのです。
こうなると辛いのは他でもない、自分なのです。
最悪なのが、コンディションが悪いととにかく「忍耐」が長く続きません。子育てにおいて何より重要なのが「忍耐」です。これを削るのは得策ではありません。
このように考えると、本当に「自分」という人間は連続した存在なんだなぁと実感します。
つまり、仕事をして帰ってくれば、家事育児があって、眠って、そしてまた目が覚めたら仕事に向かう。全部繋がっているのです。
独身時代で時間がいくらでもあった時は…
仕事でどんなに頑張って根詰めて精神エネルギーを使い果たしたとしても、土日に1日中半身浴しながら動画見たり、平日でもジムに寄って帰ったり、映画見て帰ったり、買い物して帰ったりと…いくらでもチャージする「ゆとり」があったんですよね。
だから自分の連続性のようなものは自覚することもなくて、まぁ寝て起きたらいつでも新しい自分であるような感じがしていました。
だから火事場の馬鹿力を出すような仕事の仕方をしても大して影響はなく感じていました。無理しても全く問題ないのです。
このために、締め切り直前に焦って仕事を仕上げるってことも平気でやってきました。
でも今はそれができません。
正確には「やろうと思えばできる」けれども、必ず反動があって、そのために何かが犠牲になるということがわかっているので、やりたくないのです。
仕事で無理をすると気持ちよくなりがちなんですけれども、「無理をすること」のデメリットを常に意識し、なるべく火事場の馬鹿力を出さないように心がけています。
これって私の今の年齢のせいもあるかもしれないですけれども、やはり子育てをしなかったら気づけなかったんじゃないかなと思うことでもあります。
そして恐ろしいことに、ここまで理解しているにも関わらず、仕事で無理をするとによる一瞬の快楽はとても甘美で、いつでも手招きして私を誘惑してきます。
今日はまさにその気持ち良さに片足ツッコミそうになったんですけど、おっといけない!と踏みとどまることができました。チーフに電話してイラッとした自分から気付く事ができましたよ。
そして経験上わかってきたことですが、気合を入れたりとか焦ってやるかどうかって、生産性にはさして影響は及ぼしません。
じゃあ生産性を上げるために心がけていることと言ったら何か?
何よりもいつでもフラットな気持ちでいること、割り込みタスクが入ってきたらまずそれに取り組んでしまうこと、先送りをしないこと、そして割り込みタスクに手をつけ終わったら、元々自分が取り組んでいたことにスッと戻れる仕組みを自分なりに作っておくことです。