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HOOKY!(ほーきー!)/企画書

キャッチコピー

それぞれが、唯一無二のアイドル


あらすじ

アイドルは人々に熱狂を与え続けている存在であった。
主人公のさやかは、幼馴染で親友のあかねの背中をいつも追いかけている。
なんでもそつなくこなすあかねに比べ、さやかは努力をしてもなかなか追いつけなかった。
そんな中、アイドルになる!と宣言をしたあかねのデビューライブを観に行ったさやかは「自分もこんなアイドルになりたい」と強く思う。
努力の甲斐あり同じグループのアイドルになるも、デビュー後まもなく解散を余儀なくされる。
アイドルになる夢を諦められない2人は、国内最大級のアイドル教育学校、通称「アイ教」へ通うことに。
そこで出会う、ふみこ、みか、こまちと共に、それぞれの目指す「アイドル」に近づいていく。


第1話のストーリー

SNSが普及し人々は多くのものに興味を持ち、何にでも触れる機会が多くなったが、その分流行り廃りも早くみんなが熱しやすく冷めやすい時代になっていた。
そんな中でも、人々に熱狂を与え続け、憧れ注目されていた存在「アイドル」
トップアイドルは僅かだが、誰でも「アイドル」になれる時代になり、その分競争も激しい。

主人公の小野寺さやかは、幼馴染で親友の濱野あかねの背中をいつも追いかけていた。
スポーツや勉強、芸術など、何でもそつなくこなすあかねに対し、さやかは努力をしてもあかねに追いつけない事ばかりだった。
ある日、あかねが「あたし、アイドルになってみたい!」と宣言をする。彼女らしく、あっという間に無名の地下アイドルグループに加入し、ステージデビューを果たすことになる。
何に対しても興味津々だが、飽き性な部分があるあかねは、いつも新しく触れたものをさやかに共有する。「初めてのライブを見にきて欲しい!」とあかねに声をかけられたさやかは、デビューライブを観に行くことに。

観客は自分含めて数人。そんな中でもステージの上で楽しそうにキラキラ輝き、観客を魅了するあかねの姿を見たさやかは、「あたしも、あんな風にステージで楽しそうにキラキラ輝くアイドルになりたい。アイドルになる。」と強く心を動かされる。
努力することに関して誰にも負けないさやかは、「自分もあんな“アイドル”になりたい」という強い思いだけで、ただひたすらにレッスンに打ち込み、あかねと同じグループでステージデビューを果たす。

ステージに立ったさやかは、初めて自分自身が”なりたい“と感じたものを見つけ、あかねは、大好きなさやかと肩を並べてステージに立っていたい。とそれぞれがなりたい“アイドル”を強く思い描くようになった。

そんな2人とは対照的に、他のメンバーは周りと比べて売れない悔しさや、努力をしてもなかなか報われないアイドル活動に限界を感じ始め、気持ちは徐々に薄れていく。
夢を見つけ、歩みだそうとした2人だったが、活動に限界を感じたプロデューサーから「このグループは解散する」と宣言される。


第2話以降のストーリー

アイドルとして活動することを諦められないさやかとあかねは、これまで多くのトップアイドルを育成し、人々に熱狂を与え続けた伝説のプロデューサー【滝剛(たきつよし)】が設立した国内最大級の「アイドル教育学校(通称:アイ教)」に通うことに。
アイ教では、「トップアイドルになりたい」という夢を抱くたくさんの生徒たちが切磋琢磨していた。
アイ教は、主に3つの学科が用意されている。【アイドル学科】【プロデューサー学科】【マネージャー学科】だ。
さやかとあかねが選択したのはもちろんアイドル学科。ここでは、アイドルになるための基本的な知識はもちろん、食生活や、ダンス、歌唱、ボイストレーニング、団体行動や、芸能界で役立つトークやバラエティ力など、すべての学びを受けることができる。アイ教生徒の9割は、このアイドル学科の生徒である。
プロデューサー学科では、アイドルプロデューサーを志望する生徒が所属し、グループによって異なるアイドルの方向性やコンセプト、衣装や楽曲の選定、売り出しまでアイドルの魅力をより引き出すことができる人材を育成している。
マネージャー学科では、主にアイドルのスケジュールやメンタル管理、テレビ番組やメディアへの出演に関わる情報収集方法などを学ぶ。プロデューサーのサポートを行なったりもするので、プロデューサー学科の生徒と共同の授業を受ける事も多い。
また、アイ教内で教師を務めるのは、元トップアイドルや名プロデューサー、歌やダンスなどの業界で活躍する講師が中心になっており、まさに「トップアイドルを育てるため」の教育学校なのである。

アイ教から「トップアイドル」として活躍できるのはほんの一握りではあるが、デビュー方法は様々である。
国内最大級という事もあり、常に注目されている学校の為、抜き打ちでアイドル事務所による視察やスカウトが行われ、活動成績優秀生は学校側からアイドル事務所に推薦される事もある。もちろん、アイ教で学んだことを活かし、ファンを獲得して個人デビューを果たす強者も。
特に注目を集めるのが、毎年年末に開催され、アイドル学科生が5人1組のチームを組んで競い合う行事「チーム対抗アイドルフェスティバル」である。ここで成績を残すと、一気に認知度が上がり多方面から注目される。ここからトップアイドルになるグループがほとんどだが、個人として評価されるアイドルもいる。
また、アイドルだけではなく、プロデューサーとマネージャーの評価もされるので、どの学科の生徒にとっても大きなチャンスになる行事だ。
この行事は、業界関係者だけでなく、一般人からもデビュー前のアイドルを一目見ようと注目されているが、アイ教は3年制。1年も無駄にはできないため、入学したてのさやかとあかねも参加する事を決意した。
5人1組での出演が必須な為、参加希望者は学科内の特別授業を受け、相性の良いメンバーを探すことになる。
自分にはアイドルしかないという、ただそれだけでトップアイドルを目指し、一際オーラを放つ吉岡みか。どこか他のアイ教生とは違い、クールな雰囲気漂う各務(かかみ)ふみこ。大人の魅力と、持ち前の優しさでみんなを包み込む大町こまち。
さやかとあかねは、そこで出会った3人と、それぞれ苗字の頭文字を取って「HOOKY!(ほーきー)」というグループを結成。
そして、プロデューサー学科生であるさゆPと共にアイドルフェスティバルに出場し、トップアイドルになる為HOOKY!としての活動が始まる。

迎えた最初のアイドルフェスティバル、結果は散々。
同じ「トップアイドルになる」という目標を掲げて挑んでいたのに、この結果だった事に対し、5人は納得できなかった。
アイドルフェスティバルのあと、反省会の中で「今はまだグループのまま。チームにならないとトップアイドルにはなれない」というさゆPの一言でそれぞれがどこか自分中心の考えだったことに気づき、改めてチーム「HOOKY!」としてお互いを知ろうとする。
来年のアイドルフェスティバルでは、絶対に良い結果を残そうと強く誓った彼女たちは、さゆPの提案によりアイ教主催のアイドル合宿に参加することになる。
この合宿はアイドルとして多岐に渡り活動する上で必要なバラエティ/番組司会/モデル/歌/ダンス、それぞれの課題をチームで力を合わせて乗り越えるものとなっている。
しかも合宿の様子はライブ配信されるため、一般視聴者が新たなファンになる事も多く、ほぼ無名のHOOKY!にとっては重要な合宿だ。
お互いの長所を生かし、短所を認め合いながらなんとか合宿を乗り切ったHOOKY!のメンバー。認知度と、チームとしてさらにレベルアップし、爪痕を残すことができたのだ。

そして、2年目のアイドルフェスティバル。
結果は目指していたところではなかったものの、合宿や日頃の活動もあり、1年目よりも大きく成長した5人。
「このままいけば、3年目はもっといい結果が出せる!」と確信をした矢先、さゆPの元へ1本の電話が入る。「吉岡みかを、スカウトしたい」
ただひたすらにアイドルしか自分には無いと思っていたみかは、やっとHOOKY!としてトップアイドルへの光が見えたタイミングに後ろめたさを感じつつも、事務所に所属することを決意し、メンバーのもとを去る。
また、心がバラバラになり始める5人。彼女たちはトップアイドルになれるのか。

アイドル教育学校という、慣れない環境で同じアイドルを目指すたくさんのライバルたちに囲まれ、多くの壁にぶつかりながらも、出会いと経験がさやかたちをそれぞれが思い描く“アイドル”に成長させていく。


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