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【表層的】鈴木エイト氏「”あの”ストローマン論法」持論の間違いを認める【思う壺論】

鈴木エイト氏、名誉毀損裁判「敗訴」に続いてまた「負け」を認めたようです。エイト氏の持論だった「”あの”ストローマン論法」またの名をエイト氏命名の「思う壺論」、エイト氏は自身の主張が間違っていたことにようやく気付いたようです。


この事件(*和歌山で起こった岸田前総理を狙ったテロ事件)自体は至近距離まで不審者を近づけたという完全な警備上の問題であり、そのように片づけて然るべき事案だったはずだが、なぜか山上徹也の事件と関連付けられてしまう。安倍晋三元首相襲撃事件の報道自体が、和歌山の爆破物事件を招いたという議論が出てきたのだ。(中略)
犯罪やテロ行為の背景を分析し報じることは再発防止や原因探求にとって重要なプロセスである。その報道に対して「模倣犯を生む」などと筋違いの情報統制を唱える人たちにはまったく社会全体の構造が見えていないのだろう。(中略)
「テロによって社会が動くという悪しき前例を作った」などの、“思う壺”論は「藁人形論法(ストローマン論法、かかし論法)であり、問題や論点のすり替えに過ぎない」

出典:鈴木エイト「『山上徹也』とは何者だったのか」


和歌山で岸田前総理を狙ったテロ事件が起こった時から主張していた「ストローマン論法」「思う壺論」。2023年10月15日放送の読売テレビ『そこまで言って委員会NP』でも竹田恒泰氏とかなり白熱したバトルになったアノ議論です。


先週、再々登場した『そこまで言って委員会NP』でもまた竹田氏と同内容でバトルになりました。その際、「ストローマン論法」「思う壺論」を「表層的」と言い換え、反論しようとしたエイト氏でしたが、「それは表層的な見方ですね」と発言したエイト氏に対し、エイト氏の知人である永井陽右氏が思わず笑いながら「(笑笑)表層的って!(笑)」とツッコミを入れられてしまう始末。永井氏も全面的に竹田氏の主張に賛成でしたね。

その結果、エイト氏が出した答えが
鈴木エイト「永井陽右さんの適確な指摘に首肯」


2023年10月15日のバトルから一貫して竹田氏の主張は同じなのですけどね(笑)。
「何か竹田に言われたらムカつくから間違いを認めたくないけど、永井さんならいいか」でしかないのですよね(笑)。エイト氏の主張なんてこの程度の軽い薄っぺらいものなんですよ。

とはいえ、和歌山のテロ事件から約2年弱かかったとはいえ持論の間違いを認め是正出来るということは人間として少しは成長出来た証なので私はエイト氏を褒めて遣わすぞ、です(笑)


ただ、上記に引用しているエイト氏の著書の部分。よく分からない論理展開をしていますよね。
安倍元総理を狙ったテロも岸田前総理を狙ったテロも第三者には事件の本質は警備の不備なのですが、なぜか鈴木エイト氏には両テロ事件が全くの別物に見えるようです。岸田前総理を狙ったテロは第三者視点で見えるのに、安倍元総理を狙ったテロには途端にジャーナリスト()としての客観性を失い、まるで当事者かのような感情で「テロリストの動機が大切だー」とかって言っちゃうんですよ。不思議ですよね?


裁判でテロリストは安倍元総理のテロ事件に感化されたかどうかは供述していませんが、実際に和歌山で現役総理を狙ったテロ事件が起こりました。千葉では安倍元総理のテロ事件に感化された人物が逮捕されました。確実に模倣犯は生まれています。
テロリストの動機や事件の背景にある社会問題は専門家が行うべきであり、情報番組という名のワイドショーが面白ろおかしくテロリストの動機やテロリストの生い立ちを同情めかしく報道する必要はありません。ニュージーランドのアーダーン首相は「(テロリストの)男に何も与えない。名前もだ」と演説しました。
日本の報道機関にも早く改善して貰いたいところです。

千葉市の自宅で銃を密造したとして、千葉県警が4月、武器等製造法違反(無許可製造)と銃刀法違反(所持)の疑いで逮捕した男が「安倍晋三元首相の銃撃事件に触発された」という趣旨の供述をしていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
田代容疑者は逮捕後、「間違いありません」と容疑を認め、「日本の政治と世の中に失望していた。未来を良くするという自分なりの正義のために作って持っていた」と説明したという。

出典:朝日新聞デジタル/「安倍元首相銃撃事件に触発された」銃密造容疑の男「正義のため」/2024.6.22


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