統一教会報道「空白の30年」の嘘
この約1年、統一教会報道でよく聞いたフレーズ
「メディアが報道しなかった空白の30年」
さて、本当にメディアは報道してこなかったのか?
ということで安倍元総理暗殺事件までの過去直近11年間(2012〜2022年)、地上波が統一教会を取り扱けた番組を調べてみました(*2023/8/23現時点での判明分のみ)
■ TBS『報道特集』(2012年4月21日放送)
「”持続的改善″を続ける統一教会の現在」
■ ANN『ビートたけしのTVタックル』(2015年9月21日放送)
■ FNN『みんなのニュース』(2016年5月31日放送)
「あなたの知らない日本″統一教会”とは何か?」
■ FNN『重大ニュース 大追跡×総決算SP』(2017年12月17日放送)
安倍元総理暗殺事件までの直近約11年間で地上波での報道が4件
これを少ないとみるか、政治家が圧力をかけたからメディアは報道しなかったとみるか、単に世間が興味を持っていなかったとみるか、はたまたメディア側の視聴率の問題か…見方は人それぞれです。
ただ暗殺事件後「メディアが報じなかった空白の30年」としきりに言い、積極的に報道していた『報道特集』と宮根誠司さんが報道していた、というのが皮肉なところですね(笑)
『報道特集』の「”持続的改善″を続ける統一教会の現在」というのも興味深いです(笑)
統一教会を擁護するつもりはありませんが単に2012年の『報道特集』がいうように統一教会が「持続的改善」を行っていたからではないでしょうか。その証拠に被害相談件数が2009年の統一教会のコンプライアンス宣言後、特に2018年、安倍政権下が行なわれた「霊感商法」とハッキリ明記した消費者契約法改正(*2019年施行)で減少しているのが以下のグラフから分かります。
鈴木エイト氏が言うようにメディアが統一教会を報道しなかったのは「メディアが自主規制をしていた」「メディアに政治家からの圧力があった」からなのか、皆さんは如何思われますか?