Get Wild復活と世界タッグ戦のプレビュー〜W-1の亡霊目線〜
どうも!難波主催今年の年賀状に使いたい写真第一位獲得のヨシスワです。
いきなりですが、本題です。
全日本プロレスの現世界タッグ王者は「芦野祥太郎&本田竜輝」です。
彼らは新ユニット「GUNGNIR OF ANARCHY(グンニグルオブアナーキー)」を結成しリング上でも、SNS上でも全日本プロレスを盛り上げています。ユニット名発表の際に本田竜輝が「(ユニット名)はてめーらで調べろ」と芦野さんがEnfants Terriblesがユニット名を発表の際に言ったセリフをオマージュとして用いたのは最高でした。
しかし、先日開催された「王道トーナメント」では本田竜輝は一回戦で大森隆男に、芦野祥太郎は二回戦で永田裕志に敗れました。
この結果を受けて、大森さんは8月20日、世界タッグへ挑戦表明。
「パートナーは相応しい人物を連れてくる」と宣言。
この時点で多くの方が「征矢学」を予想していました。僕もその一人です。
しかし、不安でもありました。芦野さんが永田に王道Tで敗れているため、「X=永田裕志」も浮上していたからです。他にも野村直矢や河野真幸などの声もありました。
8月29日の正午過ぎ、全日本プロレス公式があっさりと発表。
パートナーは征矢学!!!!!!
ある意味、ファンの予想通りだったわけですが、これほど予想通りで嬉しく、またざわついた例はないでしょう。
発表直後には「#ゼンニチ武道館」という日本武道館大会の公式ハッシュタグが(ハッシュタグのセンスは置いておいて)トレンド入りするなどの賑わいを見せました。
僕も嬉しく、ついつい過激なツイートをしてしまいました。(間違ったことは言っていないと思っています)
これに対し、「どの点から”扱いが悪い”と思うのか?」という指摘を頂きました。ですので、征矢がNOAHに金剛として参戦した2020年4月19日から2022年9月3日までのシングルマッチ、タッグマッチ、タイトルマッチ全てを調べました。タッグマッチにおける「直接負ける」「直接勝つ」の割合を出しています。
まずはシングルマッチのデータから。
試合時間とは「持ち時間」のようなもの。それが着実に短くなっており、勝利数も減少しています。というかそもそもシングルマッチの数が激減しています。
そしてタッグマッチ。
タダスケの加入等で直接の敗北は減少傾向にありますが、直接の勝利が右肩下がりとなっています。
またN1VICTORYには、2度出場。
タイトルマッチは4回組まれ4回敗れています。
シングルマッチorタイトルマッチでのメインイベント出場回数は(無観客大会を除き)たったの2回。
とまあ、散々な扱いなわけです。
「征矢のデータだけ見せられても・・・」
と思う方もいると思いますので
比較対象として、ファイトスタイルが似ているマサ北宮選手も調べて見ました。
まずはシングルマッチの方から。
N1VICTORYに出た影響もあり、数が多いです。
そして着実に伸びている試合時間。これは「持ち時間」をより多く(長く)与えられているということでしょう。
続いてタッグマッチ。
負けは多いですがその数は本隊に加入してから増えているため、若手選手と組まれるようになったことが背景にあるでしょう。
直接の勝利が右肩上がりとなっている反面、直接の敗北も増えています。
しかし、この敗北は北宮選手の持つベルトへ挑戦するきっかけとなるものがほとんどで、「意味がある」ものなのです。
通算で直接敗北する可能性が2%という数字は驚異的と言えるでしょう。
またN1VICTORYには3年連続出場。
タイトルマッチは8回組まれ4勝4敗。
シングルマッチorタイトルマッチでのメインイベント出場回数は6回となっています。
このような感じになりました。これはどう見ても「扱いが雑」と言えるでしょう。試合は素晴らしいのにこんな扱いを受けていたからこそ、征矢の全日本プロレス参戦(復帰)に多くのファンが喜んだのだと思います。
さ、ここからが本編です。(遅い)
征矢さんの面から見る世界タッグ戦
僕が初めてGet Wildを知ったのは2012年頃のアメトーークの「プロレス大好き芸人」。
まだプロレスのことを全く知らないのに、親と一緒に見て(見させられて)、「面白い人がいるなあ・・・」と思ったのが僕とGet Wildの出逢いです。
そこから時が経ち、2018年4月18日。僕は「後楽園ホールでプロレスが見たい!」との思いから一度もWRESTLE-1に行ったことがないのに、WRESTLE-1の後楽園ホール大会へ。
メインイベントは「WRESTLE-1タッグ選手権」王者組の土肥熊に対するは、征矢学&AKIRA。
征矢さんしか知らない状態で見た試合は大熱戦となり、見事挑戦者組が勝利!!!
後から知ったのですが、この日に至るまで征矢は迷走の一途を辿っており、「勝利よりもお客さんを重視する」スタイルとなり負けてもヘラヘラする日々を送っていました。タナカ岩石(現・太貴文)が改心を呼びかけるも、通じない。そんな中、征矢が作ったユニット「n.W.o」(New Wild Order)のAKIRAがWRESTLE-1に帰還。二人はWRESTLE-1王座を奪取した過去があったのです。
AKIRAの魂の説得により伸びていた金髪を剃り、坊主となり覚醒。貪欲に「結果」を求めるようになり、試合中のニヤつきもなくなりました。
そして、W-1シングル王座を奪還。あの中嶋勝彦が踏んづけた、あのベルトです。
タッグ王座も奪還したというワケです。
ここから征矢は真面目路線に走っていきますが、9月の横浜文体で芦野祥太郎に敗れシングル王座から陥落すると、真面目路線から少しズレていきます。
2019年4月3日。黒潮イケメン二郎がWRESTLE-1を退団。
イケメンの分も盛り上げようと思ったのか、お笑い路線にシフト。
近藤修司との国際武道大学先輩後輩コンビ「パワハラタッグ」を始動させたり、YouTubeチャンネル「SOYA Tube」で動画投稿したりと盛り上げていました。そして、試合の質も安定して高かったため、「面白いし試合も凄い」
状態が続いていました。
しかし、2020年4月1日。WRESTLE-1が無期限の活動休止に。
征矢はNOAHの金剛の新メンバーとして2020年4月19日から参戦し始めます。
金剛というユニットの性質上征矢は寡黙なキャラとなってしまい、また金剛に中嶋勝彦、船木誠勝らが加入したことにより「負け要員」のポジションに落ち着いてしまいます。
また中嶋勝彦とこんなことがありました。
キレてますね(僕が)
僕はまだ、許してないです。
こんな征矢は見たくない。そんな思いでした。
そんな中発表されたGet Wildの復活。
初めて征矢さんを見た時、横にn.W.oのAKIRAさんがいました。
今度は横に大森さんがいる。
僕はGet Wildを生で見たことがありません。2018年にはもう解散していたから。2018年、全日本プロレスで復活しますがその当時は難波さんの物販はおろか、全日本プロレスに行く勇気さえありませんでした。
ですから、教科書に載ってる偉人を生で見るようなものなんです。
一言で表せないぐらい、嬉しかったし興奮しました。
ここのところ、毎日歩きながらGet Wildを聞き「この曲で入場してくるのか・・・」とワクワクし、鳥肌が止まりません。
先日のGet Wild復活の動画、見てて思わず泣いてしまいました。
夢にまで見た征矢さんの帰還。嬉しすぎました。
WRESTLE-1目線で見ると・・・
このタイトルマッチをW-1視点から見てみましょう。
そう。WRESTLE-1が3人もいるんです!75%がWRESTLE-1!!!
芦野祥太郎と征矢学はWRESTLE-1王座を懸けて何度も戦った仲。
迷走から抜け出した征矢さんと、絶対王者となっていた芦野祥太郎のタイトルマッチは、W-1ファンが選ぶベストバウト3位に輝いています。
また、年間最大のビッグマッチである、2018年9月2日の横浜文化体育館大会のメインイベントも「征矢学vs芦野祥太郎」でした。
つまり、芦野さんと征矢さんの絡みにハズレなしなんです!
翌年3月の大田区のメインはT-Hawkと黒潮イケメン二郎、9月の横浜文体大会のメインはT-Hawkと稲葉大樹、2020年の大田区は中嶋勝彦vsカズ・ハヤシだったため純粋なW-1所属同士のビッグマッチのメインは最後です。
この日デビューした一人の男がいます。
本田竜輝です。
この日の第1試合で一(はじめ)をパートナーに土方隆司&三富政行とデビュー戦を行っているんです。
2018年9月2日。メインイベントを戦った芦野祥太郎と征矢学。
そして、第1試合を戦った本田竜輝。
この3人が日本武道館のセミファイナルで戦う。これだけでアツすぎるんです。
【追記】(2022/9/15)
完全に忘れてましたが、本田竜輝が全日本プロレスに参戦するきっかけとなった、「トライアウト」を受けさせてくれたのが、大森さんでした。
大森さんから勝つことが、"恩返し"になると考えます。
肝心の試合結果予想
両者とも勝ってほしいので、セミファイナルですが60分時間切れ引き分けを期待します。
次期挑戦者チームも考えてみました。
一番テンションが上がるのは、「土肥羆」です。
なぜなら、過去に羆嵐は、征矢のユニット「n.W.o(New wild order)」に所属していたからです!!!
他にも、「KONO」が来て欲しいとか、n.W.o(New Wild Order)の同門である葛西純&AKIRAが来て、ワイルド対決をやって欲しいとかもう、考えだしたらキリがありません。
まとめ
僕は「金剛」の征矢学も好きですが、WRESTLE-1時代の、そしてGet Wildの征矢さんが好きなのです。
また、一番輝けるのはGet Wildだと思っています。
今の金剛のポジションは納得できるものではありません。
僕は、中嶋勝彦へ「よくもW-1のベルトを踏んづけたな」とキレて、ワイルドボンバーを放つのを信じています。金剛脱退して欲しい。
昨年、金剛の征矢さんに「またYouTubeやって欲しいです!」とお願いしました。またやってくれるのを信じています。
とにかく・・・・・
9月18日はGet Wildを見るために日本武道館へ!!!