拝啓 プロレスリング・ノア様、N1に関して提案がございます。
先日行われたプロレスリングノア日本武道館大会。
今年の5月に行われた才木玲佳さん引退試合後から、「WRESTLE-1の選手と東京女子プロレスの試合しかワクワク出来ない」モードに陥っていた自分も楽しめた、最高の大会でした。
そして迎えた7月17日17時から行われた一夜明け会見。
ここではプロレスリング・ノアが毎年開催している(名称変わってからは4回目)「N1 VICTORY」の出場選手の発表が行われるとアナウンスされていました。
僕もドキドキ・ワクワクして会見をYou Tubeで見ていました。
そして、遂に発表の瞬間が!
ノア公式「N1出場選手発表!Aブロック!拳王!藤田和之!潮崎豪!望月成晃!鈴木秀樹!アンソニー・グリーン!イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr!」
ここまで来て、僕は確信しました。
「遂に中嶋勝彦と稲葉大樹が同じブロックで激突するんだ!どこでやるのかな?行かなきゃ!!!」
と。
そしてBブロックの出場選手が発表されます。
ノア公式「Bブロック!船木誠勝!清宮海斗!中嶋勝彦!杉浦貴!マサ北宮!小島聡!ティモシーサッチャー!ジャック・モリス!」
残酷にも、稲葉さんの名前はありませんでした。
僕は2018年からWRESTLE-1に深い愛着があり、稲葉さんが中嶋勝彦選手に敗れ、W-1王座が流失し中嶋選手がW-1のベルトを踏みつけ、「ぬるいね。このリング」とバカにした際には、リングへ向かおうとする自分の足を抑えつけるのが必死だったぐらいW-1が好きでした。
また、好きすぎて団体活動休止後、各地に散らばったW-1戦士と「W-1ポーズ」で写真を撮る。という活動をしているぐらい好きです。
だからこそ稲葉さん。そして征矢さんの落選が悲しいのです。
よく、SNS上では「〇〇出すなら〇〇出せよ!」という意見を見かけます。
こういった意見は選ばれた選手にも、その選手のファンにも大変失礼です。
なので、僕は「〇〇出すなら稲葉や征矢さん出してよ!」とは言いません。
そして、こういう時に推してこそ、ファンだと思うのです。
なので、今回は改めて二人の魅力をご紹介し、プロレスリング・ノア様やファンの皆様に
「あれ?稲葉と征矢出したほうが良くない?」
と思わせたいと考えています。
(なお、文字数等の関係から敬称略で表記させていただく場合がございます。ご理解の程、よろしくお願い致します。)
①征矢学
(ⅰ)プロフィール
身長180cm体重112kgの大型選手
得意技は弾道(ラリアット)、デスバレーボム
タイトル歴はWRESTLE-1シングル王座、BJW世界ストロングヘビー、WRESTLE-1タッグ、世界タッグなど数えきれない。
NOAHに参戦するまではWRESTLE-1に所属。当時は「SOYA Tube」という名前でYouTubeでも活動(色々あってリンダマンに乗っ取られてます)
連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演するなど、俳優面でも活躍。
(ⅱ)個人的に感じる魅力
征矢さんの魅力はなんと言ってもその
圧倒的なパワー
でしょう。先日の日本武道館大会でも藤田和之を軽々持ち上げていました。
リーグ戦に、
"パワーファイター"
がいるといないとでは、リーグ戦の分厚さに支障が出ます。
そして、2個目として、
「名勝負製造器」
の点が挙げられます。
今年の3月13日の横浜武道館で、唐突に組まれた潮崎豪とのシングル。
終盤のラリアットの打ち合いは、
「征矢学ここにあり!」を見せつける素晴らしいシーンでした。
リーグ戦はほとんどが「唐突」に組まれるもので、流れなど存在しないのです。
となると、こういう時には征矢さんに任せておけば、名勝負製造器となるでしょう。N1に厚みが出ます。
そして3つ目に、
征矢さんの身体が丈夫
というのが挙げられます。
NOAHの選手の打撃技は他団体に比べ、圧倒的に"重くて"、"キツい"ものだと思っています。
拳王、船木、中嶋、望月らの重すぎる蹴り、藤田、杉浦、田中の人殺しレベルのエルボー、胸が張り裂ける音がする潮崎のチョップ、これらを全て受けれるのが、征矢学なのです。きっと、張り手も大丈夫でしょう。
今年の1.5後楽園ホール大会で組まれた、
中嶋、仁王(当時の名)、亜烈破vs征矢、覇王、タダスケ戦。いつもより、キツく中嶋選手の蹴りが征矢さんの胸を撃ち抜いていたように感じました。これは、「征矢さんを信用してるから」なのだと思います。
リーグ戦は、途中で負傷者が出てしまいがちですが、征矢さんは怪我をしないと思うので、リーグ戦には持ってこいなワケです。
4つ目に
征矢さんの輝かしい実績
が挙げられます。
過去、WRESTLE-1シングル王座やBJW世界ストロングヘビー級など様々な勲章を手に入れている征矢さん。リーグ戦に実績がある選手がエントリーすることで、リーグ戦の価値が上がると考えます。征矢さんが出ることである意味本当の「チャンピオンカーニバ…」となるわけです。
5つ目に
征矢さんの知名度の高さ
が挙げられます。
征矢さんはレスラーでありながら「ちむどんどん」に出演したり、YouTubeでは様々なYouTuberの動画に出演したり、全日本プロレス時代の大森さんとの「GET WILD」時代のバクステでの問答がアメトークで放送されたりと、様々な場所で活躍しています。
そのため比較的知名度は高いと考えます。
「あの征矢さんが出てるなら行ってみようかな」
と思うお客さんがいるかもしれません。プロレスにハマるきっかけは何でも良いわけですから、征矢さんが N1に出ることでプロレスファンを増やすことに貢献する可能性があります。
そろそろ厳しく見えてきたでしょうから次が最後です。
最後に、
征矢さんに適した場所で活躍してほしい
という僕の、そして多くの方が思っているであろう願いがあります。
ここまで述べてきたように、征矢さんには体格、経歴、試合内容、全てが揃っています。しかし、金剛では、中々上へ上がれません。
こういった選手が活躍し、上のステージへ上がっていくことが、
リーグ戦の醍醐味
なのではないでしょうか。
(僕は征矢さんにN1で活躍し、W-1時代の敵である中嶋に"ワイルドボンバー"を放って、金剛脱退を待ってます)
②稲葉大樹
(ⅰ)プロフィール
172cm82kg ヘビー級では比較的軽い。
得意技 極反り卍固め、タイガースープレックス、タイガースープレックス178(オリジナル技)、DDD、ダイビングヘッドバッドetc…
タイトル歴 WRESTLE-1シングル王座、タッグ王座、UWA世界6人タッグ王座
食レポが上手い(過去のW-1公式YouTubeチャンネルにて発覚)
絶対性格が良い
笑顔が素敵
(ⅱ)個人的に感じる魅力
稲葉さんの最大の魅力は、
「いつまで経っても忘れないガムシャラさ」
だと思います。
年齢を重ねても忘れないガムシャラさが、ファイトスタイルにも出ています。
このタイプのレスラーはリーグ戦を彩ることでしょう。
また、このタイプの選手はファンが感情移入しやすいです。分かりやすい例が丸藤選手との抗争。
稲葉さんがノアに参戦し始めたのは、2020年7月。清宮海斗とシングルで激突し敗北。タッグを結成します。その後、清宮は谷口や稲村をタッグパートナーに活動していき、宙ぶらりんに。そんな中、狙いを定めたのは"方舟の象徴"丸藤正道でした。10人タッグなどで果敢にアタックするも、中々シングルに結び付かず、気が付くと丸藤選手はGHCヘビー級王座を戴冠し、稲葉さんは欠場していました。
そして月日は経ち、2022年2月。二人の因縁が再燃。(映像見つからなくてすみません)
3月13日、横浜武道館大会で「GHCタッグ王座決定トーナメント」の1回戦で、丸藤&望月vs稲葉&清宮というカードが組まれます。
もちろん、このカード一点買いで僕も横浜武道館へ。
劣性の中、稲葉さんが逆さ押さえ込みで丸藤から直接、勝利します。
この逆さ押さえ込みで勝った瞬間、僕は声を出すのを抑えるのに必死でした。
極限まで追い詰められて、"逆さ押さえ込み"で勝つ。のが稲葉さんらしくもあり、最高でした。僕はこの抗争にワクワクして生まれて応援ボードを作りました。
つまり、
この世で一番、逆さ押さえ込みが似合うレスラーでしょう。
この良い意味での泥臭さがリーグ戦を盛り上げるでしょう。
2個目に
技のバリエーションが豊富
というのがあります。得意技を述べていくと、
極反り卍固め、タイガースープレックス、タイガースープレックス178、DDD、ダイビングヘッドバッド、火の玉ボム、キャノンボール、#178、延髄蹴り、エルボー、逆さ押さえ込みなどなど多種多様。まさに、
技の伊勢丹(©️高橋ヒロム)
なんです。
多種多様な技の数々はファンを魅了し、大会を彩ります。
最後に
背負っている物語が重い
というのがあります。
2020年1月12日後楽園ホール。
当時WRESTLE-1シングル王座を持っていた稲葉さんが、中嶋勝彦選手に完敗。「ぬるい」呼ばわりもされ、W-1の至宝が流失します。
凄まじい試合だったため、「今後レスラーをやっていくべきなのか」と考えてしまったと過去に語っています。W-1王座はカズ・ハヤシ社長が中嶋に勝利し奪還こそしたものの、稲葉さんが取り返したわけではありません。
つまり、
リベンジをしなければならない
というわけです。
6月12日に行われたCyber Fight Festival2022。
中嶋選手の張り手が物議を醸しました。
この大会直後の地方大会。10人タッグマッチで中嶋勝彦と稲葉さんが激突します。
中嶋の張り手に倒れるも、すぐ起き上がる稲葉さん。そしてエルボーを放っていく。試合後にはこのツイート。痺れました。
W-1ファンはその姿をずっと持っています。稲葉さんが中嶋勝彦を超える姿を。
まとめ
このように稲葉さん、征矢さんともに出る資格は十分持っています。
だからこそ、僕は
二人が N1 VICTORYで輝くのが見たいのです。
Aブロックに征矢さん、Bブロックに稲葉さんをいれましょう!!!!
おまけ
この、国際武道大学先輩後輩コンビ復活は痺れました。
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