さあ、始めよう。俺たちのプロレスを。
「ダルいね、このリング」
皆さんは応援している団体を、全否定された経験がありますか?
僕はあります!!!
混沌を極めている全日本プロレス。
そんな中芦野さんが挑戦表明し、1月27日八王子大会での挑戦が正式決定。
僕としては激アツ案件で、正式決定したその日にチケットを取りました。おそらく、全日本プロレスファンの方もテンションが上がっていると思いますが、僕は少し違う視点で興奮をしています。
ということで、今回は、
「中嶋勝彦vs芦野祥太郎」を「WRESTLE-1目線」で見ていきたいと思います。(以下:WRESTLE−1はレスワンと表します)
※先に言っておきますが、これから書く内容は完全レスワン目線です。人によっては不快になる可能性がありますのでご注意ください。また、過去に「W-1を意識してるのはW-1にいなかった人間ばかり」と発言しているように、芦野さん自身が前に進もうとしているのは分かっています。
なので、こじらせレスワンオタクa.k.a.レスワンの亡霊
がなんか書いてる、と思ってご覧ください。
芦野祥太郎とWRESTLE−1
2013年9月8日。WRESTLE−1が東京ドームシティホールで産声を上げました。同日、稲葉大樹が日本デビュー戦を戦ったことは周知の事実ですよね。
団体として、目に見えて集客が落ちていく中、芦野さんは2015年にデビュー。みるみるうちにレスワンのエースへ。
色々あって2020年1月12日、後楽園ホール大会にて、当時 WRESTLE-1王者だった稲葉大樹に、中嶋勝彦が挑戦。
結果は、13分48秒という、タイトルマッチとは思えない短時間で中嶋勝彦が完勝。
「ここまで差があるのか」と茫然自失したことを覚えています。
そんな中、中嶋勝彦が衝撃の発言をします。
「ダルいね、このリング。こんなぬるま湯に浸かってたら、そりゃあんなんも出来るわw」
僕は怒りで身体が震え、リング上にいる中嶋勝彦に向かっていく自分の足を手で抑えるのに必死でした(マジ)
その中嶋勝彦に挑戦表明をしたのが、そう。芦野さんでした。
このコメントの切れ味が、芦野さんの真骨頂でした。
そして1ヶ月後の2月12日、後楽園ホール大会で両者は激突します。
稲葉大樹vs中嶋勝彦戦では、会場の雰囲気が最悪でした。
というのも、本来、至宝流失の危機なわけですから、会場は稲葉コールが溢れていないとダメでした。しかし、歓声は半々という現状。
当時の事はこちらに詳しく書いていますので、こちらも是非。
この雰囲気に違和感を覚えた中嶋勝彦に
「声援なのかブーイングなのか、どっちなんだよ。そこはブーイングだよ。」
とマジレスされてしまいました。
この反省を活かし、2月12日の後楽園ホール大会では、「芦野コール」に溢れ、
煽りVのラストで
「WRESTLE-1のプライドを取り返す。そのために、お前らの力が必要だ。声張り上げて、俺に力を貸してくれ。俺が必ず、ベルトを取り返す!」
と芦野さんが言い、鳴り響くFuel。
かっこよすぎて震えました。このくだり含め、ベスト煽りVだと思っています。
僕自身、5.6年プロレスを観ていますが、あそこまで会場が一体化していたのは経験したことがありません。
「芦野コール」に包まれた聖地後楽園。
試合は大熱戦となり、惜しくも芦野さんが敗れてしまいましたが、キャリア、実績を比べたら大健闘と言える試合でした。いつもは、上に高く上げるジャーマンを使用する中、頭ぶっ刺さり投げっぱなしジャーマン を解禁。
「リミッター解除キターー!!!!」と興奮しました。
そしてレスワンは無期限の活動休止(何がなんでも「潰れた」とは認めない)に。
芦野さんは全日本プロレスに参戦していきます。正直、「中嶋勝彦にリベンジするのが先なんじゃ・・・」と思ったりもしました。
参戦当初は一部の全日本プロレスファンから叩かれ、悔しいし悲しかったので必死に応援しました。諏訪魔さんとの三冠戦が評価され、だんだん支持を得ていったのも嬉しかったのです。
一方で、僕は「レスワンの亡霊」として、団体を問わず、レスワン戦士が出るリングを求めて、様々な団体に行くようになりました。
僕は、レスワンという団体も、所属選手も、神林レフェリーも、ソフト今井レフェリーも、とにかく大好きですし、「凄い団体だった」と本気で思っています。それは、レスワン戦士が全日本やNOAHで結果を残す事で証明出来ると思っていました。
2021年1月24日。有観客での諏訪魔さんVS芦野さんの三冠戦が実現します。もちろんW-1の亡霊として会場へ。
この試合の煽りVで、またまた痺れることを言います。
「W-1出身が凄かったっていうのを、本当にね、見せつけたい。いつまでもそれじゃいけないと思うけど、W-1の頃から応援してくれてたファンもいるし、今こうやって全日本に見に来てくれるファンもいるし。そのファンをガッカリさせたくない。」
痺れました。僕の気持ちを代弁してくれるようでした。
このようにファン思いで、団体愛に溢れた人が芦野さんなのです。
その後のアンファン追放は悲しかったし、昨年の王道トーナメントの準決勝でジェイク・リー選手をラストライドでぶん投げたのが最高に嬉しかったし、世界タッグ奪取も自分のことのように嬉しかったです。サイン会で「VAMOSTAR上がってください!」と言ったら武藤に同じこと言っても無視されたのに、芦野さんは笑ってくれました。
そして昨年、チャンピオンカーニバルを初優勝。しかも、相手はレスワン時代にベルトを奪われたT-Hawkでした。
当時、僕は受験生でしたが、迷わず特別リングサイドで観戦。
そして、見事優勝!!!
かつてレスワンの至宝を奪われたT-Hawkに勝ったことも嬉しかったですし、会場を「芦野コール」が占めていたのも嬉しかったです。
そのまま永田裕志に挑戦するはずでしたが、怪我で欠場。。絶好の機会を逃しました。
レスワン亡霊として
少し、自分の気持ちも書かせてください。僕は自他共に認めるレスワンの亡霊です。レスワン戦士のサイン会に行き、横でレスワンポーズをする、という行為をするぐらい好きです。
また、先日全日本プロレス様の企画でリングサイドで写真を撮らせていただき密着もしていただいたのですが、その際、レスワンの煽りVで使われている「情熱、興奮、感動」を連呼し、スタッフさんを困惑させてしまうほどでした(スタッフさん、すみません)
また、カットされてますが、「レスワンTシャツ着てもいいですか?」と聞き却下されたり、「権利的にWRESTLE-1とは言わないでください」と注意を受けたりもしています。
こんだけ、好きなんです。
なので、未だに中嶋勝彦を許していません。レスワン戦士が中嶋勝彦を駆逐しなければ、レスワンの亡霊は成仏できないのです。
チャンピオンカーニバル決勝でT-Hawkにリベンジを果たしました。あとは中嶋勝彦。こいつだけなんです。
そして、レスワンがメジャー3団体グランドスラムに王手をかけているのはご存知でしょうか?
第7代IWGP世界ヘビー級王者に、元レスワン SANADA が、
第34代GHCヘビー級王者に、元レスワン(レスワンを潰した張本人)武藤敬司
がなっています。つまり、芦野さんが三冠ヘビー級王者となれば、レスワンがグランドスラムを達成するのです!見たすぎる!!
"全日本プロレスの"芦野祥太郎として
芦野さんへの歓声は参戦直後よりも多くなり、入団も果たしました。しかし、生え抜きではありません。
エース青柳優馬が奪われ、スーパースター・宮原健斗でも取り返せなかったベルトを、芦野さんが取り返す。そうすれば名実ともに「全日本プロレスの芦野祥太郎」になれると思っています。象徴・諏訪魔が取り返す方が綺麗かもしれません。でも、芦野さんが取れば時代が一つ動きます。良い方向に。
また、今全日本プロレスは揺れています。ここで芦野さんが取り返せば、ファンの溜飲を(少しばかり)下げることが出来ると思っています。
それが出来るのは、芦野さんしかいないんです。
だから、皆さん、八王子に行きましょう!!!
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