笑いでストレスを解消！社畜の「葬送のフリーレン考察」

はじめに：社畜の1000年後

終電間際のオフィスで、疲れた目をこすりながらふと考えた。もし、エルフのように1000年生きられたら...。

子供の頃は「不老不死になりたい！」とか「永遠の命が欲しい！」とか夢いっぱいだったのに、今考えると恐ろしい。1000年も働くなんて...。しかも定年がないなんて...。魔王より怖いのは無限労働制度かもしれない。

1. エルフ社員の日常編

永遠の新入社員期間

入社して50年経っても「まだまだ若手ですから」と言われる日々。エルフの平均寿命で考えれば確かにその通り。でも、人間の同期はとっくに部長に...。

「田中さん、まだ若いんだから頑張りましょう！」
「はい...（でも入社50年目です）」
「若手のうちは何でも経験ですよ！」
「はい...（人間の平均寿命の半分くらい働いてます）」

まるで、レベル上限が無限大のRPGで、周りのパーティメンバーだけどんどんレベルアップしていくような感じ。私はいつまで新人扱いなんだろう...。

スキル習得の無限ループ

「田中さん、この仕事は1000年の経験を活かして...」

エルフ社員の宿命その1。期待値が高すぎる。新入社員の頃に覚えたExcelのVLOOKUPが、いつの間にかPythonの機械学習に...。知識のアップデートに追われ続ける日々。

「では、古代魔法の応用で...」
「今はクラウドサービスがあるんですよ」
「クラウド？雨雲を操る魔法ですか？」
「違います。AWSとか...」
「AWS？Ancient Wizard Spellの略ですか？」

技術の進歩が早すぎて、まるでフリーレンが魔法を極めようとするような果てしない旅路。でも、フリーレンは魔法だけに集中できていいなぁ...。

2. 人間関係の難しさ編

上司との付き合い方

困るのは、上司が入れ替わり立ち代わること。

「田中さん、昔はどうやってた？」
「そうですね、50代目の社長の頃は...」
「えっ、50代目！？」
「ええ、初代社長がまだ魔王討伐前で...」
「話が長すぎます！要点だけで！」

人間の上司の寿命があまりに短い。まるで、クリア後に最初からやり直すゲームのように、同じシチュエーションが何度も繰り返される。でも、セーブデータは引き継がれない...。

部下との世代ギャップ

新入社員の教育係を任されるのも一苦労。

「このスキルを習得するのに50年くらいかけて...」
「あの、私、人間なんですけど」
「あ、そうでしたね。じゃあ、5年...でも短いですね」
「来週までに覚えなきゃいけないんです」
「え、そんな魔王討伐みたいなスケジュールで！？」

時間の感覚が完全にズレている。フェルンみたいな優秀な弟子に恵まれることもあれば、シュタルクみたいなマイペースな部下に振り回されることも。

3. 永遠の社畜生活編

キャリアプランの迷宮

人事部「田中さん、10年後のキャリアプランを...」
私「10年って、エルフ時間ですか？人間時間ですか？」
人事部「それはさておき、昇進について...」
私「あの、私の定年っていつですか？」
人事部「エルフに定年はありません！」

まるでフリーレンが魔法を極めるように、永遠に続く会社生活。でも、フリーレンには明確な目標があるのに、私には...。せめて、フェルンみたいな有能な後輩が欲しい。

社会保障制度との戦い

「田中さん、年金の受給開始年齢が2000歳に引き上げられました」
「はい...（まだ900歳なのに）」
「介護保険料も改定で...」
「私、まだ若いんです！」
「エルフ基準だと要介護予備軍です」

シュタルクの盾よりも硬い、官僚システムの壁。魔王より手強いのは社会保障制度かもしれない。

4. 趣味と副業編

アフター5の過ごし方

1000年も生きていると、趣味も変わる。

最初の100年：「魔法の研究でもするか」
200年目：「盆栽でも始めようかな」
300年目：「株の長期投資いいかも」
500年目：「YouTubeで1000年の経験を語るチャンネル作ろうかな」
800年目：「やっぱり魔法の研究に戻ろう」

フリーレンが魔法を研究するように、私は投資を研究。でも、100年定期預金の金利が低すぎる...。

副業のススメ

「田中さん、副業してるんですか？」
「ええ、錬金術士として」
「それって、インサイダー...」
「いえ、本当の錬金術です」
「そういう問題ではっ！」

フリーレンは魔法の探求、私は投資の探求。目指すは1000年後の経済的自立。でも、100年投資信託の手数料が馬鹿にならない...。

5. メリット・デメリット大解剖

メリット：

• 退職金の複利運用が凄いことに（1000年の複利計算とか電卓が爆発）

• 転職市場で「豊富な経験」が武器に（履歴書が本になる）

• 年金がめっちゃ貯まる（受給開始は2000歳から）

• 長期的なキャリアプランが立てられる（100年単位で昇進を狙える）

• 株の超長期投資が可能（ウォーレン・バフェットも真っ青）

デメリット：

• 人間の上司が入れ替わり立ち代わり（また新入社長が...）

• 技術の進歩についていくのが大変（魔法からIT化は急すぎる）

• 同期がみんな卒業していく（フェルンみたいな後輩も）

• 1000年分の研修を要求される（新人研修が100年とか）

• 永遠に続く社会保険料支払い（これマジで永遠）

おわりに：エルフ社員の覚悟

結局、フリーレンが魔法の探求に終わりがないように、社畜生活にも終わりはないのかもしれない。でも、それって案外悪くないかも？

1000年かけて仕事を極める。
1000年かけてスキルを磨く。
1000年かけて、最高の社畜になる。

...って、これ完全にフリーレンの生き方じゃないですか！？私も魔法を極めに行こうかな...。

あ、そうそう。
ちなみに、毎回言うが私の本名は「田中」ではない。エルフあるある話を「田中」という仮の名前で書いているだけだ。本当の名前は「フリーレン」...ではない。「フェルン」でもない。あ、もう終電の時間だ。この話はまた1000年後！

（完）