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笑いでストレスを解消!社畜の「ぼっち・ざ・ろっく」考察

はじめに:社畜にも、ロックな夢がある

デスマ真っ最中のオフィスで、疲れた目をこすりながらふと考えた。そういえば、あの後輩が勧めてくれた「ぼっち・ざ・ろっく」というアニメ、結構面白かったな...。

コミュ障で内向的な女子高生が、バンドを組んで成長していく物語。なんだか他人事とは思えない。だって、後藤ひとりと私って、妙に共通点が多すぎるんだもの。

例えば:

  • 人見知りが激しい(ひとりちゃんは教室に入れない、私は会議室に入れない)

  • 妄想が暴走する(ひとりちゃんは音楽の妄想、私は退職の妄想)

  • 緊張すると胃が痛くなる(共通)

  • 一人で練習(楽器 vs Excel関数)

  • 上手く話せない(ギター vs プレゼン)

ん?これって私、社会人になっても全然成長してないってこと?

1. 社畜バンド結成編

伝説の始まり

入社5年目、ある日突然、上司から告げられた。
「田中さん、新入社員の教育係、お願いね」

まさに、ひとりちゃんが虹夏に声をかけられた瞬間のような衝撃。でも、逃げ場はない。そう、ここは死ぬわけにはいかないんだった(※ひとりちゃん的思考)。

教育係という名の「社畜バンド」結成の時が来たのだ。

メンバー構成:

  • 私:ぼっち系先輩(Gt.)

  • 山田さん:元気すぎる新入社員(Vo.)

  • 鈴木さん:クールな経理部員(Ba.)

  • 佐藤さん:マイペースな営業(Dr.)

...って、バンドじゃないし!これ完全に新規プロジェクトのチーム編成だ。

練習というリハーサル

ひとりちゃんが押入れでギターを練習するように、私も終電後のオフィスでExcelを練習。

「VLOOKUP...(ギターカッティング)」
「INDEX MATCH...(タッピング)」
「Power Query...(ソロ)」

気づけば、モニターに映る関数の群れは、まるで楽譜のよう。いや、これはもはや社畜プログレか?

2. 初ライブ(プレゼン)編

緊張の朝

ついに来た、重役への企画プレゼン当日。

朝、鏡の前で練習。
「おはようございます!田中でございます!」
ガクブルガクブル:(;゙゚'ω゚'):
...喋れた!でも本番は無理かも!まるでひとりちゃんの文化祭前夜だ!

本番開始

プレゼン開始5分前、すでにお腹が痛い。これぞ「後藤ひとり症候群」...。

「では、始めさせていただきます」
(あっ、声が震えてる。まずい。ひとりちゃんの「ギターが震えちゃう問題」みたいに)

でも、チームメンバーが見守ってくれている。
山田さん:「先輩なら大丈夫っす!」
鈴木さん:「数字は完璧よ」
佐藤さん:「お客様の反応も良好です」

そうだ、私は一人じゃない。これは「社畜バンド」なんだ!

3. 伝説の日常編

社畜用語をバンド用語に変換してみた

  • 上司の説教 → アンコール(終わらない)

  • 緊急の案件 → 飛び入り演奏

  • 予算調整 → チューニング

  • 人事異動 → メンバーチェンジ

  • 残業代 → ライブギャラ

  • 月次締め → 地方ツアー(毎月やってくる)

  • 朝会 → リハーサル

  • 口座確認 → 売上チェック

  • 社内政治 → バンド内抗争

  • 定時退社 → 機材トラブル(ほぼ発生しない)

社内でよく聞くセリフをぼっち・ざ・ろっく風に翻訳

上司:「この案件、今日中に頼む」
(和訳:今日のセトリ、全部新曲でいくよ!)

客先:「仕様が変わりました」
(和訳:演奏の途中でキー変更するね!)

経理部:「予算がありません」
(和訳:機材買えないから、エアギターでいこう!)

人事部:「残業を削減してください」
(和訳:演奏時間が長すぎます。限られた時間で魅せてください)

社長:「君に期待している」
(和訳:次のライブでメインボーカル任せたよ!)...って、そんな急に無理!

4. 社畜あるある × ぼっち・ざ・ろっく名言編

心の叫び集

  • 「死ぬわけにはいかないんだった...」
    (本来:ライブ前の決意表明)
    (社畜ver:月曜の朝に叫ぶ)

  • 「ギターが震えちゃう問題」
    (本来:緊張で演奏できない)
    (社畜ver:プレゼンでマウスが震える)

  • 「六角形の穴に円柱型の棒を入れようとしている」
    (本来:バンドに馴染めない不安)
    (社畜ver:Excel関数を無理やり使おうとする私)

  • 「私、このバンドでベースになりたい!」
    (本来:喜多さんの決意表明)
    (社畜ver:「私、この部署の主任になりたい!」...って言えるわけない)

妄想力全開の日常

後藤ひとりの妄想力に触発された、新しい社畜妄想テクニック:

  • 通勤電車妄想
    「この満員電車は、実はライブハウスのモッシュピット。そう考えれば、この密着感も楽しい...!」
    (結果:駅員さんに心配される)

  • 残業時妄想
    「深夜のオフィスは、実はライブハウス。これはアンコールが続いているだけ...!」
    (結果:警備員さんに心配される)

  • 会議室妄想
    「このプレゼンは、実はライブ。PowerPointがギター。Excelがベース。上司の咳払いがドラム...!」
    (結果:産業医に心配される)

5. メリット・デメリット大解剖

ぼっち・ざ・ろっくから学ぶ社畜サバイバル術

メリット:

  • コミュ障でも生きていける(後藤ひとり理論)

  • 妄想力で現実を乗り切れる(ただし要注意)

  • 一人練習が得意(Excel技が冴える)

  • 緊張しすぎて逆に覚醒(締切間際の集中力)

  • 理解者が徐々に増える(山田さんポジション待ったなし)

デメリット:

  • 常に胃が痛い(後藤ひとり症候群末期)

  • 妄想と現実の区別が曖昧に(危険)

  • 一人称が安定しない(私?僕?俺?わし?)

  • SNSが苦手すぎる(社内チャットで既読スルー)

  • 変顔が会議中に漏れる(後藤ひとり顔は控えめに)

おわりに:それでも明日も出社するのは...

結局、後藤ひとりが「死ぬわけにはいかないんだった」と前を向くように、私たち社畜も明日を生きていくしかない。

だって、ローンが...(違う)
だって、家賃が...(違う)
だって、推しグッズが...(それだ)

ひとりちゃんが「結束バンド」としてステージに立ち続けるように、私は「社畜ざぶらく」(社畜+ブラック)な日々を生き抜いていく。

「後藤ひとりになれる!私にも、できる!」
...と、今日も終電車内で妄想は加速するのであった。

ちなみに、毎回言うが私の本名は「田中」ではない。ぼっちな社畜あるある話を「田中」という仮の名前で書いているだけだ。本当の名前は「後藤」...ではない。「結束」でもない。「山田」でもない。あ、もう研修会の時間だ。この話はまた今度!

(完)

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YuSa@社畜系お笑い作家
「普段は社畜あるある考察で皆様の心を癒やしているつもりですが...『これ面白いから投げ銭したい!』って思ったり、『こんなアホが世の中で働いてるんだから頑張ろう』って1μ(ミクロン)でも思ったら、『チップくれでもいいんだよ♡』って思う田中(仮)です」