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笑いでストレスを解消!社畜の「もしもボックス考察」

はじめに:社畜の願いは果てしなく

終電間際のオフィスで、疲れた目をこすりながらふと考えた。
もし、もしもボックスがあったら...。

子供の頃は「宇宙人と友達になりたい」とか「恐竜を飼いたい」とか
夢いっぱいだったのに、今や「定時で帰りたい」「上司の説教を聞かずに
済みたい」という切実な願いばかり。
ああ、なんて世知辛い大人になってしまったのだろう。

1. 社畜の切実な願い編

無限の有給休暇

「今日から、あなたには無限の有給休暇があります」
...なんて夢のような言葉が聞こえてきたら?

好きなだけ休める!ストレスフリーな生活!...と思いきや、三週間後には「私って何のために生きてるんだっけ?」という実存的危機に陥る。
まるで、レベル99になったRPGのキャラクターが、目的を失って街を
うろつくみたいな状態だ。

「田中さん、今日も有給ですか?」
「はい、無限有給なので」
「でも今日、大事なプレゼンが...」
「無限なので」
「昨日も無限でしたよね?」
「はい、∞なので」

スーパー社畜パワー

どんな仕事も一瞬で終わらせられる。Excel関数?朝飯前。PowerPoint作成?昼飯前。クライアントの無理難題?おやつ前(食べ過ぎか)。

でも待て。
それって結局、より多くの仕事を押し付けられる未来しか見えないぞ。

「田中くん、君なら余裕でしょ?」
「田中さん、これも頼めます?」
「TANAKAならできる!」

気づけば、部署の仕事を一人で抱え込む羽目に。
もはやブラック企業じゃない、ダークマター企業だ。

2. 社畜の理想追求編

完璧な部下ロボット

24時間365日働く完璧なロボットを手に入れたら...。
自分は家でゴロゴロ、仕事はロボットに任せきり。

ただし、ロボットが昇進して自分が干される可能性も。
「最近、田中さん機械的じゃない?」なんて疑われる日も近い。

上司消滅スイッチ

このボタンを押すと、上司が一時的に異次元に消える...。
オフィスは平和になるが、より厄介な上司が転勤でやってくる可能性も。
異次元から戻ってきた上司の逆襲とか、考えたくもない。

3. 社畜の夢実現編

天才的な事業アイデア

独立起業!自由な働き方!...でも、24時間365日が仕事になる可能性大。
確定申告の季節は地獄を見る。

転職の神様の祝福

「どこでも採用されます。年収も倍です」
待遇アップ!新環境!...けど、前職以上のブラック企業かもしれない。
「即戦力」の呪いが発動する。

4. 社畜の本音編

メリット・デメリット大解剖(もしもボックス総集編)

メリット:

  • どんな願いも叶う(願いすぎて願望が枯渇する)

  • 人生が劇的に変わる(変わりすぎて自分を見失う)

  • ストレスから解放される(代わりに新しいストレスが来る)

  • 理想の働き方が実現する(理想が高すぎて現実が辛い)

  • 上司の顔を見なくて済む(新しい上司が来る)

  • 給料が上がる(税金も上がる)

  • 自由な時間が増える(何をしていいか分からない)

  • 仕事が楽になる(楽すぎて虚しい)

デメリット:

  • 願いの副作用で人生が狂う(まるでモンキーパウの法則)

  • 現実逃避が加速する(いつか現実に戻らないといけない)

  • 周囲の期待が高まりすぎる(期待の重さで押しつぶされる)

  • 責任が重くなる(「できる」は「やる」の義務になる)

  • 人間関係が希薄になる(孤独のグルメならぬ、孤独の社畜)

  • 新しい悩みが発生する(ソリューションがプロブレムに)

  • 会社に居場所がなくなる(社会的信用も消滅)

  • 精神が崩壊する(笑いすぎて顔面筋痛に)

おわりに:本当の願いとは

結局、もしもボックスに願うなら、
「どんな状況でも笑顔でいられる心の余裕」が一番なのかもしれない。

上司の説教も、「この話、漫才みたいだな」と思えば笑える。
残業も、「今日は月に帰るシフトか」と思えば楽しい。
通勤電車も、「これはモンハンの密度だな」と思えば...
いや、これは笑えない。

せめて、終電までにこの仕事を終わらせられますように...。
ドラえもん、助けて!

ちなみに、毎回言うが私の本名は「田中」ではない。社畜あるある話を「田中」という仮の名前で書いているだけだ。本当の名前は「佐藤」...ではない。「鈴木」でもない。あ、もう終電の時間だ。この話はまた今度!

(完)

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YuSa@社畜系お笑い作家
「普段は社畜あるある考察で皆様の心を癒やしているつもりですが...『これ面白いから投げ銭したい!』って思ったり、『こんなアホが世の中で働いてるんだから頑張ろう』って1μ(ミクロン)でも思ったら、『チップくれでもいいんだよ♡』って思う田中(仮)です」